IPOは当たらない



1000万近くの投資資金で、IPO投資一年半以上取り組んできた私が、IPO投資は果たしてする価値があるのかどうかを本気で語りたいと思います。

スポンサーリンク
せみあど1

IPOは割に合わない投資



結論から言います。


IPO投資はする価値がないです。


なぜか? 割に合わないからです。


当選確率が非常に低く
手間を考えたらまず割に合いません


例えば、年間20万やるからその代わり毎朝意味も無く会社と自宅を3往復しなさい、といわれたらやりますか?

やりませんよね?(余程会社が近くない限り)


IPOもこれと同じです。


かけた手間と報酬が見合わないです。


IPOはとにかく手間がかかります。最初の口座開設にも手間がかかりますし、毎回の抽選応募&当選確認にも手間がかかりますし、証券会社への入金にも手間がかかりますし、資金移動にも手間がかかります(あと、場合によっては色々手数料もかかりますし、抽選期間中は口座に資金ががっつり拘束されます)。


それでいて、ほとんど当たらないです。もう絶望的なほどに当たらないです。これでもかっていうくらい当たらないです。



なので私はIPO投資を友人や知人には勧めませんし、ここを見て下さっている方にも、勧めません

IPOのメリット

 ・損する確率はほとんど0
 (公募割れしそうな銘柄はネットで調べて十分回避可能)
 ・当たれば数万~数十万儲かる


IPOのデメリット
 
 ・当たらない(宝くじよりはマシな程度)
 ・かなりの手間がかかる(最初だけじゃない)



結論だけ言えばこんな感じなんですけど、じゃあ具体的にIPOはどういうもので、どういう理由からする価値がないのか、を説明していきますね。



そもそもIPOとは?


簡単に、
そして解りやすくIPOについて説明します。

IPOっていうのは感覚的にはタダでできる宝くじみたいなものです。宝くじと同じように超低確率でしか当選せず、そして宝くじを買うよりも遙かに手間がかかります。

IPOは新規公開株といって、上場しようとしている株のことです。で、株って上場したらが付きますよね。マクドナルド1株2000円とかいう風に。
その値が付く前(上場の少し前)に、公募価格っていうのが設定されるんですけど、この公募価格っていうのが設定された段階で一般の投資家はそのIPO株を買えるわけですね。例えば公募価格が1000円だったら(大体応募は100株1口なので)10万払ってIPO株を買えるわけですよ。
で、上場日にIPO株の8割くらいは株価が上昇するんです。なので上場日に公募価格では1000円だったIPO株は1500円になった。じゃあ上場した瞬間に売れば15万-10万5万利益がでるわけです。



で、残りの2割くらいは公募割れといって、上場した時の株価(初値)が公募価格より下がる(つまり損をする)んですが、それはIPOサイト見てたら色んな人が予想立ててくれているので、その判断基準に合わせて買えば、公募割れの銘柄をつかむ確率はほぼ0%です。(IPOサイトでは、上場前の銘柄をS、A、B、C、D、みたいに上場前銘柄をランクわけしてくれているので、Bランク以上に絞って申し込めば、公募割れ銘柄に出くわすことはまずありません)。

よって公募割れは怖くないです。





肝心なのはここからなんです。


つまりIPOてのは
無料でできてほぼ確実に勝てる凄くウマイ投資なわけですよ。





するとどうなりますか?







当然みんなこの投資をやろう
ってなりますよね? 


みんなその公募価格が出た段階でIPO株を買って上場した瞬間に売って儲ける、みたいにみんな考えますよね? で、IPO株っていうのは無限にあるのではなく、発行される最大枚数がちゃんと決まっているんです。なのでその最大枚数より公募価格で買いたいという人の人数が多ければ当然抽選になります。
それでその抽選に当選した人だけが公募価格でIPO株を買えて、上場日に売って儲けられるわけなんですが、当然、みんな同じように考えているから、抽選で発行されるIPO株の最大枚数より抽選に参加する人の人数の方が遙かに多いんです。


だからまず抽選には当たらない

抽選に当たらなければ、手間だけかかって終わりです。1円の儲けにもなりません。



IPO投資の基本的な流れ

 1.証券会社のホームページで口座を開設する

 2.証券口座に入金する(証券会社によっては入金なしでIPO抽選に参加できる所もある)

 3.IPO銘柄の抽選期間(大体7日間くらい)に証券会社のホームページで抽選作業を行う(IPOサイトをチェックし、公募割れしそうな銘柄には申し込まない)

 4.抽選締め切りから大体5日後くらいに、抽選結果発表があるので、それをホームページでチェックする。当選していたら購入手続きをする

 5.その更に5日後くらいに上場日が来るので、上場した瞬間に株を売り、差額で儲ける(初値売りという)


一連の作業の中で、難しい作業は一つもありません。IPOサイトや証券会社のホームページに詳しく手順が解説してありますし、それでも解らなければ証券会社のユーザーサポートに電話して聞けば、誰でも出来ます。
ただし、くどいようですが、証券会社の口座開設は面倒くさいですし、それ以降も抽選の度に毎回毎回ちょっとした手間がかかります。見返りは当選しなければ当然0です。



そしてその当選が、
絶望的なまでに、しない
のです。

くろやぎのIPO実績




私がIPOを始めたのは、2015年8月日本郵政の上場にひかれての参入でした(日本郵政の上場日は2015.11/4)。

日本郵政が上場する! IPOで儲けるチャンス! という情報を鵜呑みにしてひっかかったんですね(笑)

で、頑張って口座を開設しまくりました。その数なんと10社!(抽選参加時に口座入金が必要なとこには★)

SBI証券
SMBC日興證券★
マネックス証券★
大和証券★
野村證券
むさし証券★
岡三オンライン証券
アイザワ証券
東海東京証券★
松井証券★


です(ネットでオススメされていた主要なところはほぼ抑えてます。カブコムとみずほ証券がないですが……それらを開設しようとした頃にはもう熱が冷めてたんで)。

IPOの必要資金としては、最低200万はあったほうがいいです。抽選時に資金拘束されるとこが多いので、A証券に30万、B証券に30万、C証券に30万みたいに分けて資金投入するわけですが、最低200万はないと一度にたくさんの会社が上場してきた時に応募しきれないです。



さて私は、2015年8月から2017年3月まで、これら10社から参加できるIPO(もちろん公募割れしそうにないやつ)をほぼ100%申し込んできました。SBIだけで140社くらい申し込んだから(SBIは抽選に外れたらポイントが1つ貯まる。それが140ポイントくらい貯まっている)全部で何社申し込んだんだってくらい申し込みました^^;




で、結果、当選したのはたったの2社




そう。
1年半IPOをやって、
当選したのはたったの2社
です。

日本郵政のゆうちょ銀行が、SBIとSMBC日興證券で1つずつ。それから、あんしん保障って会社が主幹事のSBIで1つ。
利益は、ゆうちょ銀行が3万ずつ計6万。あんしん保障が42万。併せて48万です。



これだけ聞くと
48万利益でてるならいいじゃん? と思うかもしれませんが……

IPOサイトでA、もしくはSランク指定されていたあんしん保障が当選したのは、
ほぼ奇跡レベル。私の運がすさまじく良かったわけです。



日本郵政とか、九州旅客鉄道とかLINEとか、そういう数年に一度くらいの頻度でくる超大型IPOは、比較的当たりやすいです。比較的当たりやすいと言っても、私の実績を見てもらったら解るように、九州旅客鉄道もLINEも当たってないです。

で。
それ以外のIPOは、まず当たらないレベルです。あんしん保障の奇跡的当選がなかったら多分やめてます、私。
ただ私はIPO投資の他にもインデックス投資米国株投資を行っているので、今も片手間でIPOを続けているんですね。



多分ね、大型IPOと主幹事IPO以外は、やってもやるだけ無駄です(私はもう惰性で申し込み続けてますが)。それくらい絶望的な当選確率だと思います。(IPO株には銘柄ごとに1つ主幹事の証券会社が決まり、主幹事になった証券会社から申し込むのとそれ以外の証券会社から申し込むのとでは当選確率が断然違う



じゃあ大型IPO主幹事IPOならやる価値あるのかというと、これだけのために証券口座開設してやり続けるのは、手間を考えたら1年半やってきた今の私なら、






しない。

なぜIPOを勧めてくるのか、を考えなかった


ここで前回の


この記事が重要になってくるんですが……


IPO投資をしようと考えた私は、ネットを使ってIPOの情報を集めたんですね。
そこには、IPO投資は儲かる! 郵政上場の今こそIPO参入のチャンス! みたいに書いてあるサイトやブログがたくさんあったんです。

しかし、結果は上記の通り。
奇跡的に当選したあんしん保障がなければ、順当に当たったのは郵政の6万だけ。いえ、私がIPOに費やした時間と労力を考えれば、全利益の48万ですらぎりぎり許容レベルです。






さて、当時の私のマインドは、
IPO投資っていう安全かつウマウマな投資を見つけたぜ! やっほー! 
みたいな感じでした^-^;

なぜそのIPO投資を勧めてくるサイトがなぜIPO投資を勧めてくるのか情報提供者がなぜその情報を提供しているのか)、をちっとも考えていなかったんです。



改めて考えてみたら、IPOって宝くじみたいなもんですよね。抽選に参加する人が多くなれば多くなるほど、自分自身が当選する確率は低くなっていくわけですよね?




じゃあなんで自分が不利になるのに他人に勧めるんだろう?




IPOがほんとに美味しいなら、誰にも言わず自分だけ抽選に参加し続ければいいじゃん?


って普通は思いますよね? 




しかし当時の私は、
うほ! お得な情報あり^-^b!!!!! 
くらいにしか考えていませんでした。











まさにバカ……!









徹頭徹尾のバカ……!







その結果私は、
夥しい労力と時間をIPOに費やしたのです。

IPOのサイトやブログはなぜIPOを勧めるのか?


これはですね、自分のサイトから証券会社のサイトに飛んでもらって、そこで口座開設をしてもらうため、です。
そうするとサイト運営者に、紹介料が入るのです。





はい。口座開設のアフィリエイトですね。



これが目的です。
情報提供者の目的は、これだったんです。


いえ、これが目的であることは別に構わないんですよ。金の経路があるから悪い、って言ってるんじゃないんです。情報を提供する側に目的や利益が存在しなければ、情報自体が存在しなくなりますからね。




問題なのは、
彼らが紹介している肝心のIPOが
ウマくない投資だった
、ということです。




情報提供者も情報を受け取る人もwinwinにならないといけないのに、これじゃ情報提供者だけがwinじゃんッッッ。



え? 

IPOを勧めている人たちはIPOでそれなりの利益を上げているじゃないか、って?

はい。

私もそれを見て、この人達の後に続け! 

1年半やってきたんですよ。
1000万近い資金で。
口座も10社開設して。
明らかに公募割れしそうな銘柄以外には
全部申し込んで





やってきたんですよ。














結果は?
















割に合わない。







運良く当たったあんしん保障の42万がなかったらもうふざけんなレベルです。




もう彼らはね。
IPOがそれほど美味しくない投資だってことに気付いてたんです。とっくの昔に。だからIPOだけやってても、満足のいく利益は到底上がらない。じゃあこの情弱が食いつきそうなネタにして、アフィリエイトをしたら儲かるんじゃないか? って考えたんです。ついでにIPO投資での利益も見込めますしね。

IPOも昔は割の良い投資だったのかもしれません。ですが多分、私のような情弱が一気に参入した日本郵政上場辺り(もしくはそれより前)で、もう参入者が増えすぎて当選確率が落ちまくり、まったくもってネットから普通に抽選に参加するだけでは美味しい投資ではなくなってしまったのです。

なぜIPOで利益を出している人がいるのか?


IPOのサイトブログ、そういった方々はかなりの割合でIPOを当選させてますよね。年間100~200万GETしてたり。普通に考えたらありえない当選率だと思います。

ネットから抽選するIPOというものは、申し込む口座数と、証券会社によっては証券会社に預けている資金によって当選確率が変わってきます(例えばSBI)。恐らく彼らは家族などを含めて可能な限りの人数で可能な限りの口座開設を行い、そして証券会社の口座にも多額の資金を投入しているのではないかと思われます(数百万、数千万証券口座に入れている人なんてごろごろいるので、多額というと数億かそれ以上といったレベルになると思います)。

でも一般的にはせいぜい個人で口座開設しまくっても10~15がいいところ。IPOに突っ込める資金も1000万ない方のほうが多いでしょう。この場合、当然のようにIPOサイトやブログでたくさん当選させて稼いでいる方と同じ結果にはならず、1年半で48万しか稼げていない私と同じような結果になるでしょう。



あとこれは飽くまで可能性でしかないんですけれども、IPO系のサイトに限らず、ネットにある「この方法でこれだけ稼げてます!」と表示されている金額。これをそのまま事実として信じること自体、しないほうがいいのかもしれません。

私もね、今回この記事を書くにあたって、当時(1年半前)私がIPOを始めた時に参考にしたサイトやブログの数々を読み直してみたんですよ。そしたらね、決して彼らは間違ったことは何も書いていないんです。ただメリットは激押しで、デメリットは控えめに書いてるんです。

てゆーかですね、IPOのデメリットは当たらないことなんですけど、そのデメリットすら活用してたくさん証券口座を開設してたくさん申し込めば当選確率は上がる、と上手く使っています(目的は証券口座を開設させることなので)。もちろんその通りなんです。たくさん証券口座を開設して申し込めば当選確率は上がるのはその通りなんですが、それをやっても相変わらず超低確率であることが問題なんです……。



いずれにせよ、IPO投資レッドオーシャンであることは確実ですよ。それでも私と一緒にレッドオーシャンに浸かりたいというなら、始めてみて下さい^-^b

IPOだけのために口座開設をする必要はない


ないと思います。
一生続ければ、いつかは高額当選するとは思いますが、それまでの手間を考えたら……^^;

人には勧めないなぁ。


日本郵政みたいな超大型IPOがない場合、1年間、10社口座開設して公募割れするところ以外全部申し込んでも、1つも当選しないのが普通です。
1つでも当選して数万利益がでたら、自分は運がいい方だと思って下さい。



ついでにやるならIPOはオススメ


このように非常に割に合わないIPO投資なんですが……別の投資のおまけとしてやる分には構わないと思います。
例えば、インデックス投資をしようとして、また米国株投資をしようとして、口座開設するじゃないですか。そしたら口座には大抵投信や株を買うための待期資金があるわけですよ。それを使って、メイン投資のついでに、IPOをする、というのならオススメします。その上で、主幹事IPO大型IPO(どちらも公募割れしそうにないやつ)に絞って応募すればIPOにかける手間を大きく省けるため能率的かと思います。

IPOは、当たらなくて当たり前、くらいの心構えでやって下さい。その上で、それにどれだけ手間をかけられるか、です。



スポンサーリンク
せみあど1

シェアする

スポンサーリンク
せみあど1