色違い

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自分がで。
相手がだと。

気付いてしまった。


なにそれ。
好き嫌いの話?
そんな程度ものじゃなくて、
生き方と一切の感じ方の違いだね。

伴外にだって、あるだろ。
コイツの言動は自分には全く理解できない、って思う時。
まあね。


気付くしかなかった。
色が違うんだ、と。
そういう受け取り方をするしか、なかった。

でなければ、私は相手の存在を認めることができなかった。
感情的には、
それを排除したい。

だが、色分けという方法を取ることで、 おまえは自分の中で、その相手を処理したんだな。
お互い色が違う、と、
そう意識しあう以外に、色が違う相手と共生する術はない。

もしも、どちらか一方が自分の色が世界の色だと思っているのならば、
1つ以上色などそもそもこの世界に存在しないと思っているのならば、
どちらかが、塗り潰される結末しかやってこない。


相手の色を受け入れる方法は?
ないね。

それが可能である場合、
私はそれを互いの色が違っている、とは定義しない。

色が違う、とはつまり、
いかなる方法をもってしても、
互いの世界が交わらないということを指している。

そして、そういった色分けが、人間という生き物には存在する。
ある人にとっての宝が、ある人からすればゴミにしか見えないように、
それはそのように存在してしまっている。


思えば、人の歴史の半分以上は争いだな。
それって、互いの色が違うと思うが故に、起こるわけか。
厳密に言えば多くの場合、それが解らないからこそ争う。

自分と相手の色が違うから争う、というよりも、
相手の色をひとつの色として認めないからこそ争うのだ。

自分の色で相手の色を塗り潰したいが為に争うのではなく、
自分の色しか色は存在しないと思っているからこそ争うのだ。
だが人の意見は千差万別でも、 そこには浅いものと深いものがあるだろ。

熟慮されている意見は素晴らしいし、
そうでないものは見てて浅ましいよ。
良いことを言ってくれたね、差名山伴外。

嗚呼、馬鹿馬鹿しい。なんて愚かなんだ。生理的に受け付けない。

ほら、相手をひとつの色として認めていないだろ?

もう少し言えば、
オレには認める色と認めない色がある。

自分と意見は違うが理解できる人間。
意見も違えば理解もできない人間。

この2種類がいる。
前者は、おまえと同じ色をしているよ。

おまえは、おまえの色で、
その理解できる人間のことを、考えている。
おまえが理解できる人間は、
おまえと同じ色をした人間だよ。
ああ、そうだったな。

だけど、そういうことなら、
さっき言ってた、認める、共生する……これ、無理だろ。

おまえにしたって、そうだと思うよ。
だから色を分けるのさ。

人は色なしには生きられない。
そして、自分に色をつけるということは、
他の色を否定するということになる。

そういう風にしてしか、色というものはつけることができない。
その考え、
この世の真理か? 

それとも、
単なるおまえの色か?









もちろん、単なる私の色だ。









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