大人にも夏休みがあっていいと思う

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大人、つまり社会人にも
一カ月単位の夏休みがあっていいと思う。



夏休みじゃなくても、
冬休みでも春休みでも秋休みでもいい。




とにかく、1年に1回、1か月単位のお休みがあったっていいと思うんだ。


今の世の中、かなりホワイトな企業に勤めていて年間休日日数が130日超えているような方でやっとGW、お盆、正月、にそれぞれなんとか一週間の休みを取れる程度で。

業種別の休日数ランキング -全80業種-
引用:DODA


ほとんどの方は、これにすら到底当てはまらないと思うんですね。

特にサービス業界だと、これらの時期が(経営側にとっての)儲け時になるから長期休暇自体がないところがほとんどだろうし(時期をずらした代わりの長期休暇など存在するわけもなく)、また土日(もしくは土曜が隔週休)が休みになっている一般企業でも、これらの時(盆・正月・GW)にそれぞれ3日程度の連続した休日があるくらい、というのが日本の職場の現実ではないでしょうか。

ちなみに私は、これまで勤めてきた業種の関係もあるでしょうが、長期休暇にはとことん縁のない労働人生を送ってきました(今はめっちゃ長期休暇取ってるけど^-^;)。これまでに最も長期休暇があった職場で、GWに2日か3日、お盆に1日か2日、正月に2日程度だった記憶があります。
有休休暇に関しては、最後に勤めた職場のみ比較的取りやすかったのですが、それまでの職場では一度若いころ長期旅行した際に5日ほど取った一度きりの例外を除けば、一度も取得した記憶がありません
これまで勤めた職場の年間休日日数は80~90日くらいでした。なので年間休日日数100日超えていたら、ホワイト! ってイメージがあるんですよね私は^-^;(←ばか。)


ほんとはよく見る年間休日105日ですら、まだまだ少ないです。2017年の土日の総数が105日ですから、これだと祝祭日が全く休めていないことになり、逆に祝祭日を休むのであれば、月1回程度は土曜出勤が必要になるでしょう(2017年の祝祭日は土曜で被っているのを省けば12日です)。それを考えたら、年間休日100日超えたらホワイトっていう認識が染みついているあたりほんと社畜脳ですね。
でも中には年間休日数64日とか、そういうところもちょくちょく求人で見かけるんです。









なんなの64日って。死ぬの?







一般的に見ても有休休暇の場合は、とにかく仕事のスケジュール優先でバラバラに取るか、連続してとれても5、6日が限界。それだと旅行に行って1、2日休んだらまた仕事の日々です。
まず仕事ありきで、その仕事に支障がないように休みを取る、って感じなんですね。




えっ? それが当たり前、だって? ^-^;



そう。その意識がすぐさまご登場されちゃうくらいそれが当たり前になっています。















なので。








こういうのじゃなくて、
30日単位で仕事から完全に離れられる長期休暇を大人も取ったらいいんじゃないの? ってことなんですよ。






いや。






仕事一色の日々を送る大人だからこそ、こういう長期の休暇が欲しいんです。
















さて。





日本では多くの方が私のようにニートになどならず、20歳前後で働き始めてから、場合によっては何度かの転職は経験するとしても、基本的に定年までずっと働き続けます



ということは必然的に20歳前後で一旦会社に勤め始めたら最後、65~の定年まで長くても数日の連休を挟む以外はすべて仕事にかかりっきりなわけですよね。










延々と仕事に励む日々が、
45年、もしくはそれ以上に渡って続く…。











これ、考えた時、クラッときませんでしたか?











私はかつてこれをちらりと想像したとき、




あっ。

頭死なさなくちゃ。

って思いました。















まぁゆくゆくは死んだんですけどね、頭は。








あまりにも休日数が少ないとですね、たまにある休みが、ただもう仕事の疲れを癒すためだけの休みでしかなくなるんですよ。単なる息継ぎです。



そうなると、本来自分の時間であるはずの休み価値がなくなり、そしてその人生を投げうっていると言っても過言ではないその仕事自体に価値を見出せない場合は、そのまま人生に価値がなくなるわけです。








私の理想の休日(笑)


私の理想はですね、先ほど語ったように、みんなもっともっと働かなくていいんですよ。完全週休二日、GW、盆、正月のそれぞれ1週間休暇に加えて(今はシルバーウィークってやつもあるのかな)、年に一度、30日間のまとまった休暇があるくらいが理想なんです。












で。




これくらいの水準がスタンダードになれば、
そこまで労働アンチな人っていなくなるんじゃないかと思うんですよ。








働くためだけに生きている、とか。






会社に人生を捧げた、とか。






そういうこと、思わなくなると思うんです。




ぶっちゃけ言うと10年に一度は丸々1年休暇とかあってもいいと思うけど、そこまでは望まないから、せめて年に一度の30日休暇制度を提唱してみたい。



とはいえ会社の社員全員が夏休みで30日休んだら会社が立ち行かなるので、そこは少し工夫が必要ですよね。


例えば、春休み夏休み秋休み冬休み、と称して4つの30日休暇を設けるわけです。そして、出勤する社員の人数に偏りが出ないように個別に個別の~休みを取得する。400人の会社だったら、100人は春休み、100人は夏休み、100人は秋休み、100人は冬休みという感じで。



みんな今ある週休や有休とは別に、
1年のうちに1回、まとまった30日間を休む


もちろんその30日間の使い方は自由です。

海外を放浪することもできるし、ため込んでいた映画や小説をひたすら消化しまくってもいい。


















何より、あのウキウキ感があるんですよ?






子供のころを思い出してみて下さい。
夏休みっていつが一番楽しかったですか?



それは夏休みが始まる直前、
あの授業が半日になり始めたころとか、
始まって間もない毎日休みダーってなったてころじゃないですか?



あの楽しみを、あの最高感を、あの無敵感を、
社会人になってからも毎年一回味わえるんですよ!?













最高でしかない。










また仕事が嫌で嫌で仕方ない人(私みたいな人)も、1年に1回は仕事から完全に開放される30日間、という存在があるおかげで頑張れるってなる人、いると思うんですよ。そこを目指して、もうちょっとで一か月休暇が来るから、もうちょっとだけ頑張ろう、みたいなメンタルの持ちようで。



だってもう今のままじゃ、
いつまで頑張っても、終わりがない
じゃないですか。



終わるころには、自分が終わってますよ。









メンタル的に、もうずっと牢獄に囚われているような気がしませんか?





たかだか数日間の連続した休暇年に2、3度あるだけで、あとは息継ぎ程度の休暇しかない。






そんな状態が、
これからどれだけの期間続くんですか?

今から30日後? もちろん続いてます。
今から1年7か月後? もちろん続いてます。
今から3年3か月後? もちろん続いてます。
今から8年11か月後? もちろん続いてます。
今から18年4か月後? もちろん続いてます。
今から26年9か月後? もちろん続いてます。

















確実に。















それこそ、
一度辞職して私みたいにニートしなきゃ、
定年まで終わりがない
じゃないですか。




でもね。こういった1年に一か月は丸々休めたり、さっき私が願望だけ述べたような10年働いたら丸々1年は休めたりと、そういった『完全社畜じゃない人生』なら、仕事したくないとか考える人って、随分減ると思うんですよ。

1年に1度は、終わりというか、
区切りが来るわけですから。





うん、このスタンスなら、定年まで働いてもいいよ、って人も出てくるんじゃないかと。(注1)







えっ?






30日もまとまった休みを一人一人の社員が毎年とるようになったら、会社が立ち行かなくなるだろ、って?









立ち行かなくなっていいんですよ。











あまりにも無茶なことをしなければ維持し続けることができないもの、っていうのは




もう既に崩壊してるも同じなんです。




それくらいの心のゆとりを社員の方にもたらすことすらできない会社ならそして社会なら




ポシャっていいです。












(でもきっとそうではないと思う)










それにね、能率が落ちるばかりとは限らないですよ? 

30日間スッパリと仕事から解放されて、きっちりリフレッシュすることでそれ以外の11か月間に行う仕事の能率が上がるかもしれないじゃないですか。無理に働き過ぎて結局辞めたり鬱になって休職したり、何か大きなミスに繋がったりと、締め付けすぎることによってそういう弊害が出るなら、最初からその厳しさのネジを緩めておけばいいんです。









それにですね、
各季節ごとによって長期休みの楽しみ、っていうものが、色々あるんですよ^-^




夏休みを社会人が休めば、子供の夏休みと被りますよね? 無理やり有休やらなんやらを繋げて作った連休で泊りがけでテーマパークに行って疲れて帰ってきてまた明日から仕事、って感じじゃなくなる。丸々一か月、子供と一緒に夏休みを遊びつくせるんですよ。夫婦で示し合わせて夏休みを取れば、長期の海外家族旅行計画だって十分立てられます。なにせ、1か月あるんだから。



冬休み一か月取れば、正月を挟んだゆっくり帰省が可能になります。仕事終わったその日に新幹線飛び乗って帰省して慌ただしく正月を過ごして三が日済んだらすぐ仕事が始まるからとんぼ返り、こんなことしなくてよくなる。



春休み秋休みを取れば、ゆっくりと30日、自分の時間を持つことができます。正月やお盆みたいなイベントもないわけですから、本当に自分だけの時間に1か月丸々費やせるんです。私のように独り身なら、春、いえ秋に長期休暇が欲しいですね。











どうせやるなら
プレミアムフライデーよりこっちでしょ。











こんなすばらしい大人の夏休み計画を、なぜ日本はやらないんでしょう?(←皮肉ですよ)

もちろんこれは政府がやるんです。大人の長期休暇(30日間連続)を取らせない企業はペナルティを科すようにして。企業任せで実施にしたら、当然企業はそんなもの取らせたくないので、その休みを取得するために従業員が会社と闘わなくちゃいけなくなります。そうなると現状の有給休暇取得と変わらなくなるので。いくら法律上取得する権利があろうとも、問題は企業に従業員が逆らえるわけがないこの現実なんですから。


従業員に戦わせるようにしても意味がないんですよね。ほとんどの方は、クビを覚悟した上でしか会社とは争えないのですから。






さて、というわけで以上、
くろやぎの戯言を清聴して頂き有り難うございます。




















(注1)私はそれでも働くのが嫌です。


 








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