
しみったれストライカー
死ぬなら、ひとりで死ね。
逃げ出そう この労働地獄から
死ぬなら、ひとりで死ね。
嫌なことや辛いことからずっと逃げ続けてきた男が、人生の最後に見たものとは……。
「なにこの男! つまんない!」と思われるそこの貴女……。あなたのカレは正にこの話に出てくる、『7リットルの男』……なのかもしれません。
誰もが、自分の荷物がいちばん重いと思っている。
車とは、諸刃の剣である。
毒々しいほどの、毒であれ。
かつて、この話を殆ど社会人経験のない友人に見せたとき、その人はとても聡明な人であったにも関わらず、これを見て「新興宗教の問題点について問うた話ですね」と言った。……ああ、そう見えたのか。でも、違うんだ。これはこの国の、【株式会社の話】なんだ。
この世界はもう、終わっている。