超入門資本論を読み解く

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前回の


に続いて


こちらのね。
小暮太一さんという方が書かれている
資本論入門も読んでみました。



その解説・感想記事を書いていきますね。
資本主義記事の第2弾になります。



単なる要約ではなく、
前回同様、
本書を読んで私が私なりに
解りやすくみなさんに解説していきます。
(例によって例の如く私見が混じってます^^;)





価値と使用価値


価値使用価値によって
商品が生まれ、
商品の値段は決まる。

価値=商品を作るための労力の大きさ
使用価値=それを使うメリット



え? ^-^;
使用価値(メリット)さえあれば商品になる(つまり売れるジャン?)って?
……私も最初はそう思いましたが、

例えば、空。海。山。大自然。
見ることで壮大な気持ちになれる、などメリットがありますよね?


空や海や山には使用価値がある。
でも商品じゃない。

なぜなら、誰でもすぐ労力なく
手に入れることができる
から。





……なるほど。




また、我々には
この商品は大体この値段だ、
という感覚
があります。

新車(軽自動車)=100~200万円

洗濯機=5~10万円

うまい棒=10円

ってな感覚があるでしょ?

この感覚は
その商品が出来上がるまでにかかった労力
それがすなわち価値なのです。


よって

値段の相場を作っているのは価値
相場より値段を上下させるのが使用価値



労働者はなぜしんどいのか?


労働者
資本家に買われた商品であるから。


そのため
労働による成果正当な給与として
資本家に要求する権限がない。
逆に言えばその権限は資本家にある。



そのため、資本家は
労働者には「再生産コスト」と呼ばれる
明日も働ける分の給与最低限出せば良いことになる。


これが【労働者】という商品の価格である。


(私たちは人間なんですが、資本家は私たちを労働者という商品として買っているわけです)

これには、家族があれば家族を扶養する手当てが含まれるし、その労働を行うまでの勉強に費やした学費や生活費も含まれる(医者や薬剤師の給料が高いのはこのため)。








資本家の利益
資本家を豊かにするために生み出されているが
労働者の給与
労働者を豊かにするためではなく、
明日も同様に働かせるためだけに
支払われている。


労働者が出した仕事の成果は、
労働者のものではなく
資本家のもの
である。



なぜならその成果(つまり等価交換以上の剰余価値)を求めて(その差益で儲けようとして)資本家は労働者という商品を購入したのだから……。

労働者に成果分を還元してしまったら
そもそも労働力という商品を買った意味がなくなる。






だから、労働者はカツカツな状態で
当たり前
なのだ。

 
この記事でワタクスが嘆いた
なぜフルタイムかそれ以上で働いている人がいるのに
ギリギリ生きていける程度の豊かさにしかなれないんだろう

っていう疑問は資本主義社会では至極当然のことだったんだ。



みなさんもね、商品を買う時に、その商品に対して余分な金って払わないでしょ?(当たり前だよね??)むしろ如何にその商品を安く買うか、を考えるよね? それと同じ。
資本家にとって、我々労働者は、商品、なんだ……。



人間なんだけどね……。
労働力という、商品、なんだ。











資本主義っていうのはそもそも
資本家が勝つゲーム
(資本家が金儲けて幸せになるためのゲームで)

ルール自体が、
ルールそのものが、
『資本家が勝つため』
に作られている。


3つの剰余価値




剰余価値っていうのは
労働者が労働によって
給料以上に生み出す価値のこと。




①絶対的剰余価値

 労働者をより長くより激しく働かせること
 によって生まれる価値

 しかし、人権を盾にした主張によって遮られる。
 (現代日本では非常に疎かにされている)


②相対的剰余価値

 労働者の再生産コストを下げることによって生まれる価値
 しかし、狙ってできるものではない(らしい)


③特別剰余価値

 技術革新など、生産性の向上によって産まれる価値
 一見望ましいが他企業もそれをパクるため、最終的にその価値は消えていく(この記事もそうか)


①②③によって商品の値段が下がり、労働者の給与は減る。つまり消費が減る。そのためデフレとなり、企業が利益を求めた結果、利益が出なくなるというジレンマに陥る。

資本家が利益を上げるためには労働者から搾取するしかない。
しかし搾取すればするほど
労働者の収入は減り、消費が減り、
結果的に企業の商品が売れなくなっていく。


ちょっと待って、私にはここまで読んだら資本主義の【解】、つまりどうやったらみんなが幸せになれるかが分かったんだけど?


まず、特別剰余価値を
他企業がパクるからダメ
なんだよね?



パクらないように規制すればいいじゃない。




また、商品が安く生産できるようになっても商品を安易に値下げしない。
適正な価格で販売し続けることを義務付ける。

そうして儲かった利益を、
労働者に適正に還元
する。

こうすると、労働者の消費力が高まり、商品が売れるようになりインフレになっていく。

インフレになっていけば適正価格での販売を維持(値上げ)することが可能。





これをちゃんと【国】がやれば


人が不幸にならず

文明や経済が発展する

資本主義が作れるんじゃないのかな?

(それが資本主義社会で生きる政治家の仕事ジャン? 今の行き過ぎた小さな政府、夜警国家……からもっと福祉国家寄りに戻そうぜ?)


飽くまでもビジネス書であり、著者の本音は要は「勝て。」


ですね。

本書はビジネス書なので、
資本論を如何にビジネスに活かすか
という視点から書かれた本であるべきです。

なので、
そのような内容になっています(特に最後の章はね)。


書いてあることは
実際その通りだとも思うし、
いわゆる正しいこと

書かれていると思う。


ただ、著者が述べる
他者を超越した
選ばれた勝ち組には、
文字通り、
選ばれた一握りの人たち
しかなれません。

つまり大多数の選ばれない人々(会社に依存するしかない人々)は
死ぬ、もしくは地獄を見る
前提。





それも
まさにリアルなんですけど。








私は、そういう考え方はしたくないな。

(この本も読みました)

優秀な人だけが救われる社会、って
いずれは衰退し、滅びてます。




何より国民の大多数を占める
庶民
資本競争に勝ちたいとか
ミリも思ってません。




今の平穏がこのまま続けば良いと思っている。




しかし「それ」すら
資本競争に勝たなければ
手に入れられないという社会
なら





そういう社会
変えていくべき社会

なのではないか……と。





変わるべきは、
社会の方
ではないか、……と。






私は思いますね。

資本論を知らない人がビジネス書として読むには、
まさに最適の本書!
本記事では本当に部分的にしか紹介していないので、興味を持たれた方は是非買って読んでみて下さい。


資本主義社会どう生き抜いて(勝ち抜いて)いくか、ということが書かれています。読む価値のある本だと思うよ。




↑コレも読んでね!





・・・次回、
資本論記事、第3弾!

ついにくろやぎ
資本主義と真っ向勝負!





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