こんばん
ワルプルギスの夜^-^
くろやぎです。
さて、今回は我々の生きる
資本主義社会は如何なるものなのか、
そして理想的な資本主義はどう在るべきなのか、
について考えていきます。
我々の生きるこの世は、
資本主義世界と言っても
過言ではありません。
資本主義大国のアメリカを筆頭に。
我が国、日本もそう。
社会主義国家である中国も
実態は資本主義国家と言われています。
世界トップクラスの国々は、
大抵みんな資本主義国家です。
地球自体がもぉ
資本主義の世界ですね。
先に上げた記事を読むことで、資本論の基礎を理解できます。ので、どうぞこちらからお読みくださいませ。
この本は、
「資本論」という
経済学者のマルクスが書いた本を
池上彰さんが分かりやすく書いている本です。
本記事は
主にこの本に書かれてある事を元に
私なりの解釈と個人的な感想を書いていきます。
Contents
資本主義社会は資本家のために存在する
マルクスが書いた
【資本論】では、
資本主義の仕組みと
行き過ぎた資本主義
(行き過ぎた金儲け主義)は
世の中をおかしくしますよ、
ってことが語られています。
……そう。
資本主義っていうのは、ぶっちゃけ
金儲け主義です。
その金儲けって・・・
「誰が」金儲けすることを指しているの?
……みんな?
ううん、
みんなじゃない。
資本家です。
資本主義は資本家がお金儲けをして資本家が幸せになるためだけに存在しています。
イヤイヤ^-^;
そんなことないじゃないか、資本主義によって社会は発展してきたし、その結果私たちの生活はこんなにも豊かになったじゃないか。私たち労働者もまた幸せになっているじゃないか。
……と思いますよね???
いいえ。
そうじゃない。
正確には、そーじゃない。
労働者の幸せ。
それは、
単なる結果なんです。
社会の発展や労働者の幸せ目的とした資本主義など
この世にはただの1つも存在しない。
資本主義の目的は、飽くまで資本家の幸せです。
社会は、
「その結果として」、
発展しただけ。
「結果として」、ね。
資本主義と社会主義
社会主義は、
社会を国家がすべて管理します。
人は平等っていう理念のもとに。
……笑わせる^△^
人が平等なわけないだろ。
人類が遥かなる高みに達することが出来た数千年先の未来ならともかく。現時点では人は平等にはなれません。少なくとも我々が生きているあいだは、人類平等は無理でしょう。
個人の能力や育ってきた環境が違うので必ず差が生まれるし、優秀な人間には相応の報酬・評価を与えないとそれこそ平等じゃなくなります。
社会主義では、すべての国民が平等です(実際は違うけどそーいう思想に基づいています)。頑張った人も頑張らなかった人も才能ある人もない人も、平等。
平等じゃない平等。
だから、みんな平等に生きていける(ように見える)けど、経済が発展しないんですよね。
だって、頑張っても意味ないし?
才能ある人は才能を発揮できない。
能力のある人や努力した人からすれば
不平等社会であること、この上ない。
で、失敗して潰れた。
(早すぎたんですよ、
人類が社会主義をやるのは)
じゃあその真逆の
資本主義は?
それこそ、
結果を出した者が
すべて
っていう社会です。
結果……
つまり「金」ですね。
金を儲けた者がすべて。
金が唯一の、
成果の指標。
超シンプル^-^
これだと確かに
経済は発展する。
優秀な者。
才能のある者。
そういう
金を稼げる者は、
成功して
とことん報われる。
1億、10億、100億と……
庶民からしたら想像もできないような、途方もないような金額を勝った者たちは、手に入れていく……。
そしてその逆に、
金を稼げない人たちが
奴隷化してしまう。
金を稼げない人たちは
金を稼げる人たちの
傀儡と化してしまう。
っていうのを、
マルクスは見抜いていた。
それでマルクスが提唱した
資本論には
基本、有能な者が報われる社会で良いよ。そうじゃないと経済が発展しないからね。
でも、有能じゃない者の人権もちゃんと保護しなきゃダメだよ? その人たちを(今の日本みたいに)奴隷化させちゃダメだよ?
そうじゃないと格差が酷くなり、社会が地獄化して貧者による革命が起こるよ?
ってな感じのことが書かれています。
新自由主義ってなんぞ?
この新自由主義こそが、
現代の資本主義なんですが……。
その結果世の中は、
勝つ者が勝ち過ぎ、
負ける者が負け過ぎた世界になりました。
いわゆる
行き過ぎた資本主義ってやつですね。
(そしてこの新自由主義こそが、純粋な資本主義)
で。
この。
新自由主義の
「自由」ってなんぞ??^-^
この「自由」っていうのは、
どういう意味の自由を指しているの?
「競争」ですね。
金儲けの「競争」。
「競争」の自由。
自由「競争」。
国が設けた規制を取っ払って
事業を民間に委託し、
金儲けの競争を自由にやっていいよ!
っていう意味での自由。
この新自由主義では
市場がすべて。
要は、売れるかどうか、
金になるかどうか、
稼げるか稼げないか、がすべて。
(市場原理主義といわれる=純粋な資本主義)
少しでも多くのことを国がやるんじゃなくて民営化して民間の競争原理に晒そう、ということですね(有名どころでいえば、規制緩和による派遣労働の自由化や、郵政民営化などです)。
要は売れるかどうかが
すべて。
ざっくり言うと
金を稼げる人間が、すべて。
金がすべて。
もっと解りやすく言うと
弱肉強食。
価値があり
弱い人間(金を稼げない人間)ほど
価値がない。
っていう
スゲー単純な原理。
結果、
この新自由主義社会では。
強い人はどんどん恵まれて豊かになって
弱い人はどんどん奪われて貧しくなる。
勝者(強者)にとって
本当に都合のいい世界。
で、今の日本はもちろん
アメリカを代表する世界の先進国のほとんどは
この、新自由主義社会です。
弱肉強食の世界、ってわけ。
要するに国が国民の面倒をあんまり見なくなった社会、ってことだね。
国(政府)がきちんと機能していれば資本主義の暴走は食い止められたはず
資本主義の暴走っていうのは、
資本家が強くなり過ぎることによって起こります。
資本家っていうのは
例えるならブレーキのない車。
どうやったら少しでも多くの金を儲けられるか?
ってことだけをひたすら考え、それを実行し続ける、まさに金儲けマシーンです。
このマシーンが
(新自由主義などで)暴走すると
当然のように
弱者(労働者)が果てしなく搾取され続ける。
反面、強者(資本家)は果て無く富を得続ける。
まさに、
今のこの世界のように、
富む者と貧する者の
格差が開き過ぎた状態になる。
大半の弱者か
生きるか死ぬかレベルの生活をしている傍らで
少数の強者は
人生を何周(いや、何十、何百周)も出来る
富を与えられる。
……そんな状態。
これ、民主主義的に
オカシイじゃん?
え?
なに、みんな、
平民は死んでもok。
優秀な人たちさえ
幸せならそれでok。
みたいな選民思想な考え方なの?
違うよね?
有能じゃない人が死にかけちゃダメだろ。
無能=無価値
ってのが市場原理主義であり、
今のこの世界。
でも待ってくれよ??
じゃないだろ??(って私は思うんだ)
ただこれを。
資本家の良心、
に期待しちゃダメ。
資本家に訴えかけても、
ダメ。
なぜかっていうと
資本家は
金になることしかしないから。
そういう生き物だから。
だから期待すべきは、資本家じゃなくて
国であり、政治なんです。
資本家と労働者の
バランスを取るのが国(政府)の役割なんですよ。
資本主義全開、
つまり欲望全開でやってたら
ってなるよね?
もう神と人くらいに差が開く。
だから政府が
これを規制しなきゃしけない。
まっ
せいぜいこれくらいの格差にする。
これくらいの格差に留めるのが、
政府の役割。
これくらいなら、中小企業の労働者も死に絶え絶えにならない(そのぶん富が還元されてるってコトだから)。普通に生活して、人生を歩んでいけるわけ。結婚して家建てて子供産んで。そーいう人間としての普通の生活が送れちゃうわけだ。
現代資本主義の問題点は1つだけ
それは、
【底辺側の位置】が
オカシイこと。
そうなんだ。
【ここ】が問題。
【ここ】がオカシイ。
みんな、
気付いてるだろ?
人間が
人間らしく生きていける社会……
であるためには。
社会の底辺に位置する人たちでも、なんとか生きていけるくらいにはすべきなんだよ。生活保護程度の生活は、底辺に生きる人たち全員が叶えられるように、すべきなんだ。
【理想】頑張った人→より良く生きていける 頑張らなかった人→普通に生きていける 【妥協】頑張った人→普通に生きていける 頑張らなかった人→最低限度の生活ができる 【現実】頑張った人→最低限度の生活ができる 頑張らなかった人→生きていけない
— くろやぎ (@semirita1000) May 6, 2018
なのに。
今の日本社会は
無能は死ね。
……でしょ?
一部の選民思想家やサイコパスがこの思想であっても驚かないケド……これが国民の常識になっちゃってるレベルじゃん? うちの国。
生産性のない無能は死に値する。
ってみんなが思ってる社会だよね?
いやいやいや
無能は
死ぬほどの罪なんて何一つ犯してないから。
でも実際、
社会の底辺は死に瀕する位置にいる。
っつーか、死んでる。
死にまくってる。
100億だの1000億だの稼いだ連中が
クソみてぇな贅沢を我慢して
その金をみんなに回せば済むことジャン?
現状のこれ↓を
成功者→年収数億~数十億
こうするだけ↓でいいじゃん?
成功者→年収数千万~数億
(富の再分配)
年収数千万ありゃ
十分じゃねぇか。
(よくね、貧乏人が正しき貧乏人であること、を問う人たちがいるけれども。そんな誤差程度の数値よりも。。。。。こっち側の異常な金額の数値には、なぜ目を向けないんだろうか? これがまさか適正な評価だ、と……でも、思っているのだろうか?(この人たちの中には頭がいい人もいるだろう。考えてみてくれ。そもそもな話、これ自体が、勝者(資本家)に都合よく造られたルールであるという前提を。)
努力した成功者?
才能のある成功者?
それでも
数千万年収がありゃ十分だろ?
少なくとも私は
年収数億の価値がある成功者なんて
1人も思い浮かばないね。
成功者は一般人よりずっと多くの税金を払っている、と主張する人がいるけれども、私はそもそも成功者が適正を遥かに超えた報酬を与えられていると考えています。なので、多くの税金を払うのは、当たり前。だって貰う段階で適正以上に貰い過ぎているんだもの。
なぜ適正以上の報酬を(成功した)資本家はもらえるの?
それは、
それが資本主義だから。
資本家の、資本家による、資本家のための、
社会。
それが資本主義社会。
当然、資本家に有利なルールになりますよね?
そりゃ儲けている限り、
天井知らずに稼げるルールにしますよね?
その報酬は「適正」を遥かに超えているにも関わらず、資本家は当然の如く、それを受け取っている。
……ん? ちょっとまって?
……「適正」って
ナニを基準にしてるの??
この「適正」というのはですね、社会に生きる全ての人々が最低限の生活を送れるラインです。
特別な理由がない限り
日本人全員がこれを達成できる社会。
これを何より先に達成すべき。
最優先事項だよ。
これが達成された後でなら、
天井知らずの報酬?
いいよ?
どうぞどうぞ!って思う。
オレンジレンジ並みの勢いでね!
でも現実はね。
悲しいけど
世の中の仕組みはこうなってる。
勝てる奴はトコトン勝つ。
余りある恩恵を受け取れる。
負ける奴はトコトン負ける。
骨の髄までしゃぶられる。
弱肉強食そのもの。
産まれただけで生きていけると思うな。
生きていきたいなら、勝つ側に回れ。
ってね。
いや、こーいう社会だと
一部の勝つ側の人間にとっては
まさにパラダイスだけど
そうじゃない大半にとっては、生きにくいよね?
……って私は思うんだけど?
頑張っている人が頑張ってない人を支えている事実もあるのかもしれない。だけど、頑張らないと普通の水準にすら居続けられない世の中というのは、やっぱり優秀な人以外はしんどいよ。 https://t.co/CwfsMp0UbY
— くろやぎ (@semirita1000) July 2, 2019
ただ私はね。
社会主義を支持しているわけではないです。
(上に書いた理由でね)
基本、人間の社会は
資本主義でいい。
価値を生み出せる
(金を稼げる)人間が
「相応に」報われる社会。
こうでなきゃいけない。
そうじゃなきゃ
それでこそ不平等だし、
人類が発展していかないから。
その人類の発展によって
救われる人、幸せになる人も
「結果として」多く出てきます。
人間は今日まで、欲望によって
進化、発展してきたんだから。
資本家たちが金を儲けるために
みんなは何を求めるのか? みんなの欲望を満たすためにはどうすればいいのか?
っていうのを必死に考えて競争してきたから
今みたいな信じられないレベルの文明を
人類は持つことが出来た。
……凄いね。
資本主義の……
欲望の賜物だよ。
…………ただし。
ただし、だ。
社会の大半を占める
労働層。
資本主義社会での
弱者側の人間。
この人たちの「人生」を、
無視し始めた資本主義社会って。
必ず破滅に
向かっていくと思わない?
有能でない人間も
普通に生きていく分には困らない社会。
このラインは最低限守らなきゃいけない。
……そう、
「人の生きる社会」として。
スマホって次世代でどうなると思います? 画面が空間に飛び出してくるかもしれませんよね? 確かにそうなったらスゴイ。でも、それが出来たところで、ぶっちゃけ何? 今の社会で大半の人が求めているのは、そんなハイパーテクノロジーよりも、単なる平穏だろ。平穏な生活。平穏な人生。明日の寝床と飯、一年後の寝床と飯、十年後の寝床と飯……だろ? そーいう基本的な平穏は得られないのに(そっちは超絶に不安なのに)、別にそんなあったら便利だけどなくても別に困らないような技術ばかりが進歩……!@△@;
企業「もっとお客様の求める商品を!もっとお客様に役立つサービスを!😊」お客様「そんなものより、死ぬまでの安定した衣食住が欲しいズラ……💀」企業「それは我々の利益になりますか!?我々は我々の利益にならないことは、一切しません!😊」 #資本主義
— くろやぎ (@semirita1000) May 19, 2019
え?
コレ順番おかしくね?
まずみんなの普通の生活が第一だろ。
それが最低限保障された上で、
もうすっきなだけさ、
競争してくれよ^-^
産まれてきたっていうだけで、バトルロワイアルさせるのやめろ。 #資本主義社会に向かって割と真面目に言いたいこと
— くろやぎ (@semirita1000) 2019年5月7日
こうしなきゃならない
理由が2つあります。
1つめは、
言うまでもなく
社会が地獄化する。
今の日本を見れば解りますけど。
自殺。過労死。子供の貧困。通り魔。家族内での殺人。
もう、十分過ぎるほど世の中、狂いに狂ってる(しかも現状十分狂いきった事が起きまくってるのに、この先日本が衰退していったら今の比じゃないほどに狂気の連鎖は増えていく)。
中には確かにほんのごく一部、社会情勢とか関係ナシに最初から頭のネジが外れてるヤバイやつもいる。そういう奴は恵まれた社会でもそんなの関係なしに人殺したり自殺したりするよ。
(そーいう連中に関しては、私も一切擁護しない)
でもそうじゃない人は。
社会が普通の生活を
保障してくれたのなら
こんな事件を起こさなかったんだ。
ここ20年くらいの凄惨な事件を
幾つか思い出してほしい。
ガチサイコも中にはいたけど。
今の日本社会だから起きた、
っていう事件もあったでしょ?(秋葉原とか)
あれ、
「自己責任」で片づけじゃダメなんだ。
なぜかっていうと
「自己責任」で片づけていると
必ず
必ず
事件は繰り返されるから。
なぜかと言うと、「自己責任」ではなく「社会の責任」で……。それを自己に押し付けていると、自己はパンクし続ける(一部の強い人以外ね)。
(社会を良くすることが、周り廻って自分の恋人や家族、子供を守ることになる。精神論じゃ守れない。赤の他人の狂気から自分や自分の大切な者を守るためには、社会全体を良くするしかないんだ(注1))
(注1:もう1つ。マイノリティを徹底的に排除していく社会を構築する方法もあるけど、こっちは大半の人間にとって息苦しい社会になるよね(自分がいつそっち側に行くかとビクビクしながら生き続けることになるんだぜ?))
大体にしてその
「自己責任」っつうのがそもそも
強者にとって都合の良い
(つまり弱者からしてみれば
マインドコントロール下にある)
思想だから。
この地獄化がどうしようもないところまで来ると、マルクスが言うように、革命が起きてしまう。革命が起きないくらい強者に弱者が上手に洗脳されきった社会(例えばこの日本)なら(大半の人は反逆もせずに自分自身を責めて責めて責めまくって、大人しく釣って釣って釣りまくって)事実上の崩壊が起きてしまう。
市場原理主義の欠点
2つめ。
これは(市場原理主義社会の昨今、大半の人間に理解されないだろうけれども)単純に、
か?
ってことです。
私は10代の頃から
これにずっと疑問を抱き続けている。
そしてもっと言うなら、
金を稼いで成功者にならなければ奴隷になってしまうような殺伐としたクソ社会で
金を稼げている人間は
果たして有能なのか?
……これですね。
こういうと、負け犬の遠吠えだと言う人がいる。しかし「その短絡的思考」こそが思考放棄であり思考停止ではないのか?
……考えてみて下さい。
何らかの才能がある人がいるとします。
しかし、この国では
生活の保障がされていないので。
必死に働いて奴隷労働しなきゃ
普通に生きてすらいけません。
才能を見つめたり伸ばす道に進んで
もしそれが金にならなかったら、
普通の人生はもう無理、ってか
死すらあり得ます。
っていう社会だと。
自分の才能を伸ばす方向に行く人って
すごく限られるわけですよね?
生活が、
生存が危ないってなると
夢どころじゃない。
私の場合で言えばね。
もし、この国が無理に働かなくとも
生涯最低限度の生活は保障されている国なら
ずっと創作活動をしていますよ。
労働も。
投資も。
まず間違いなく
してない(少なくとも私にとっては「食う」以外の目的がその2つにないからね)。
いや、本当に才能があるやつ、
本当にすごいやつはどんな社会ででも
成功するでしょ?っていう人もいますけど
その思想からは何だか
精神論全開な変な臭いしかしない。
根性の強い奴が結局は勝つ、
みたいな?
そーいうノリ?
もしくは運よく成功できた人間の意見。
(私も10代の頃に成功してたらビバ資本主義!ってなってただろうねwwwww)
人間はそれほど今於かれている
環境に左右されてしまう生き物です。
正確には
どーいうことかというと。
マーケティングって
あるじゃないですか。
私もブログで稼ごうとした人間なんで
webマーケティングってのを
一応勉強してきてたんですけど……
本当に良いもの、
と。
売れてるもの、
って
違うんですよ。
そこは
必ずしもイコールではない。
例えば50点の商品と
80点の商品があったとして。
80点の商品は10人の人にしか見られない。
対して
50点の商品は1000人に見られる。
さて
どっちが売れる?
でしょう。
……こんなの
考えるまでもない。
その、
多くの人に見られるかどうかってのは
【必ずしも】
その作品自体の価値とイコールではない。
(でしょ?)
こういうのは全部、
マーケティングなんですよ。
如何に消費者に売り込んでいくか、如何に多くの消費者の目に留まらせるか、っていう商品自体の価値とは別の能力が必要とされるワケです。
粗悪な商品を優秀な営業マンが売るのとでは。
どちらが売れるかは明白ですよね?
本当に良い物は自然に広がっていく、とか
それ、
本ッッ当に
ただの幻想。
本当にすごい人は
必ず成功するっていう
何の根拠もない
口に出すと単にキモチイイ理屈と同じで
ただただ、
ただの幻想。
ジッサイ。
そういう場合もあるけど
そうじゃない場合も多くあるわけで。
……これはなぜか?
それは。
大衆が万能ではないから。
デス。
ぶっちゃけいうと
この絶対事実が在るから、
私は市場原理主義が嫌いだし、
大したことないと思ってるんだよね。
仮に
大衆が万能の神なら
市場は実力に比例して
適正に評価してくれる。
でも
大衆は、万能か?
いやむしろ、
万能どころか……
マーケティングに簡単に踊らされまくるのが
いわゆる大衆でしょ?
少し前に
「君の名は。」っていうアニメが
メチャクチャ流行った。
あれは、
マーケティングのおかげ。
どう考えても
マーケティングのおかげ。
あのアニメ自体は、
大衆ウケする良作。
せいぜいが、
良作。
あそこまで
爆発的に売れる作品じゃない。
あの作品が
すごかったんじゃなくて
あの作品の
マーケティングを仕掛けた人が
すごかったんだ(商才があるって意味でね)。
だから市場がすべて……
金がすべて、
の世界だと。
往々にして
こういうことが起きる。
売れることがすべて、
だから。
良いことがすべて、
じゃなくなる。
良いものが売れるとは限らない。
上手く大衆に売り込めたものが
現実的には、売れる。
売れてしまう。
そしてそれが
素晴らしいもの、としての
評価を得る。
映画関連で言うと、
実写化だ。
考えてみてほしい。
世の中金がすべての
市場原理主義じゃなかったら
映画を作る人たちは
本当にいい映画を作ろうと「だけ」する。
そのための行動「だけ」する。
でも、
「金がすべて」のこの社会だと。
まず第一に、
どれだけ稼げるか?
が先にきてしまう。
まず
稼げるかどうか?
……これが第一に来てしまう。
何故なら稼がなければ、
売り上げを出さなければ、
事業自体が頓挫してしまうからです。
頓挫=生活の破綻=死
ですから。
それこそ
みんな
命が懸かってる。
市場原理主義の世界だと商品が
売れるかどうか、には
多くの人の命が懸かってるんだ。
(ほら、私が最初に言ったように
殺伐としてるでしょ?)
なら確実に集客が見込めるように
人気作品を実写化しよう。
声優ではなく有名人を起用しよう。
と、なってくる。
そしたらその原作や有名人のファンが映画の出来とか関係ナシに脳筋で観に来てくれますね?
確実に
その分の利益は見込めます。
結局そうやって
勝てる見込みのある勝負(やり方)しか
しなくなる。
ゴシップ雑誌だって
報道の精神とか倫理とかそっちのけで
儲けることだけ考える。
儲けることをまず考える。
単純な欲望を刺激して部数を伸ばすことだけ考える(逆に言えば大衆はそれだけ単純な欲望に惹かれやすい単純な存在であるといえる)。
どれだけ(実写化なら原作の)価値を落としても
どれだけ(ゴシップならネタにされる側の人間が)嫌な思いをしても
とにかく
儲けることがすべて。
売れることがすべて。
っていう社会で、
本当に良いものって
出てくると思う?
本当に良い物が売れる、っていうのは
ただの幻想だよ。
市場原理主義の世界では、
良い物も確かに売れます。
でも、上手く消費者に売り込めた物も、
また同様に売れるんだ。
売れまくる。
消費者にどうやったら少しでも多くの金を出させるか、っていう事を徹底して追求できる人が資本主義社会では割と成功できる。
成功者になっている。
また、
金がすべてに
なればなるほど
社会は欲望の油で
ギドギドになってくる。
「生き残る」ために逮捕さえされなければいい、という考え方で
何でもするような人間も出てくる。
これはすべて
市場原理主義という
人間的に見て欠陥がある主義社会が
原因なんだ。
私の本音を言うとね。
これって、
サイコパス傾向の強い人間に
かなり有利な社会だと思う。
金儲けに至る迄の道程を
余計なものを(余計なものとして)排除し
記号のように見ることが出来る人間。
が、現実
勝ってるジャン?
笑えるくらい
勝ちまくってるジャン?
今の日本は成功者以外は
リアルに地獄
私もここ10余年、
生きる意味とかに
悩んだ記憶がない。
なぜかっていうと
生きること自体に必死だから。
自分の人生これでいいのかな?
っていうより
この先食っていけるのか?
って次元でずーっと悩んでいる。
成功者以外はみんな
ほぼほぼこれで悩んでいる。
一部の楽天家を除いて
大衆の大部分が
「これ」で
悩んでいる社会っていうのは
異常だろ。
(そしてその異常な社会で産まれる数多のモノ(商品)も大体異常だろ)
どうして技術が進歩しているのに、労働が楽にならないの?
これの答えは、
「それが資本主義だから。」
です。
資本主義の目的は
資本家がお金を儲けること。
労働者の負担を減らすこと、
ではありません。
技術が進化すると、それまで手作業だった仕事を機械が行うようになりますよね?
でもこれは
労働者のことを考えて
機械を導入したんじゃない。
労働者の幸せとかコンマゼロミリも考えてない。
(資本家の)お金儲けのことだけを考えて
機械は導入されたわけです。
セルフレジって、あれ、客(消費者)からの【搾取】だよな。ああやって消費者に労働させれば、その分の人件費が浮く。 #消費者からも搾取かよ
— くろやぎ (@semirita1000) August 28, 2019
なので、技術が進化した分、社会は発展しますが
その恩恵を労働者が預かれるかどうかは
結果的なものでしかなく
それ自体が目的ではない。
この「結果的なもの」
って部分が実は本記事で一番大事なところ。
資本主義の目的は飽くまで、
資本家が儲けること。
資本家自身が幸せになること。
なら、労働者の労働時間を減らす、
労働者に楽をさせることが
資本家の儲けにプラスでなければ、
それはなされないわけです。
普通に考えて
労働者に楽をさせる理由って資本家には「ない」よね?
技術革新によって
労働時間が減った(楽になった)。
じゃあ、その分さらに働いてもらえば、もっと自分は金が儲かる。またはもう働く場所(仕事)がないならその分は人員削減しよう。
貴方が資本家なら
当然こう考えるでしょ??
となれば、
労働者は永遠に楽になりません。
っつーか
なりようがない。
「労働者」は楽にはならない。
技術が進歩して労働が楽になる、
っていうのは
そもそも資本家(資本主義)が
する行為ではないのです。
なぜなら、資本家は(自分のための)
金儲け以外の行為をしないのだから。
だからその行為は、国(政府)が行わなければ
成されないのです。
資本主義社会では
労働者は、労働力というただの商品でしかない。
その労働者の
生活とか人生とか幸福とか
そゆのは資本家からしたら
本ッッッ気で
どうでもいいんです。
(唯一、労働力を持続して提供し続けてくれる程度の
生活や人生は必要=再生産コスト)
資本家が儲けて幸せになるためだけに存在する。
労働者は「その結果として」幸せになることもある。←これが、資本主義の真実。
資本家という化け物
えー著書の
第6講で。
お金持ちが資本家になる過程と
その問題が書かれています。
資本主義の問題は
資本家の暴走にあるわけです。
つまり
この資本家ってのは何なのか?
資本家の何が問題なのか?
ってことを考えていきますね。
まず、資本家というのは
お金を動かすことによって
更なる富を得ようとする者のことです。
こういうと難しく聞こえますが要は
会社の経営者を
思い浮かべてくれたらいいわけです。
会社の経営者は資本家の代表格ですね。
集めたお金で事業をして、
さらに多くのお金を得ようとする。
で。
資本家というものは
お金を儲ける、お金を増やす、ことが
目的なので。
「当然稼ぐことが最優先」の
思考になってしまうんですね。
商品が購入者の役に立つ、とか。社会貢献とか。社会の発展とか。
そういうのはあるにはあるけどそれらはすべて
優先順位が2番目以降になってしまう。
1番目はとにかく金を儲けられるかどうか。
これに尽きるんです。
資本家というのは
ズバリ次の言葉で言い表すことができます。
例えそれがどれほど素晴らしい行為であろうとも
資本家は絶対にそれをしない。
……デス。
逆に、儲けるためには
(犯罪でなければ)手段を選びません。
良心?とかないです。
あってもそれは
それが結果的に儲けに繋がるときにのみ採用されます(それ良心じゃねーw)。
すべては金を儲けるため。
儲けることがすべて。
これが資本家であり、
資本主義です(まー名前(資本=お金)のままだよね^^;)。
儲けるためには過剰労働や解雇などで労働者の人生を壊しても構わない。
強引なマーケティングで消費者にモノを買わせても構わない(本当に消費者にとって良い物が売れているわけではない)。
消費者や労働者は、利用するもの。
労働者は使い捨てても(●`・ω・)ゞ<ok!^-^
消費者は多少騙しても(●`・ω・)ゞ<ok!^-^
とにかく、儲かれば良い。
ってゆー
まさに、
金の魔力に取りつかれた状態になってしまい、
人間が資本を得るために資本家になったのに
資本が人格をもった【資本の化け物】が生まれてしまう。
ということをマルクスは言っていて、
それはもう、
言い得て妙どころの話じゃない!!!
日本にも掃いて捨てるほどいますよね?
搾取、ってなに?
続いての第7講で資本家が労働者から行う
搾取について書いてあります。
資本家が労働力を買うのは、
商品を作るためですよね。
その商品を作ったうえでなお働かせた場合、その分の利益は資本家のものになります
(これが搾取)。
なので少しでも多く働かせることで、
資本家の取り分は増えるわけです。
この増えた取り分が、
搾取です。
また労働者は労働を続けることでその労働に対して熟練、進化していくので(全体の傾向としてね)その熟練・進化によって産み出された+分の利益も丸ごと資本家の利益となるためこれもまた搾取となります。
資本家が労働者から得たら
それが搾取になるわけで。
簡単に言えば
給料以上に労働させると
その労働が搾取(丸々資本家の利益)となる。
だから資本家は、搾取をしたいんです。
労働者を正当な対価以上に働かせたいんです。
なぜなら
そうしないと儲けが出ないから。
そもそも資本家は
その儲けを出すために……
そのために、
商売を始めたのだから……。
搾取がなければ社会は発展しない
搾取は完全に悪いものではない、
ともマルクスは言っています。
これには私も完全に同意。
資本主義社会は
資本家の搾取によって発展してきました。
搾取をしなければ、経済・文明は発展しません。
搾取するということは剰余利益があるということであり、その剰余利益で新しい機械を買うなどして再投資することによって、事業が更に発展し、それが結果として社会全体の発展に繋がります。
この形こそが資本主義で経済が発展し、
社会が豊かになっていく構図です。
すごいメカニズムだよね。
凄まじいメカニズムだよね。
資本主義は。
凄まじい速度で文明が発展する。
人類最強の発明が
資本主義といっても過言ではない。
……しかしだ。
なんでその
すんばらしい資本主義で。
そのすんばらしいお搾取で
豊かになったはずの社会で
これだけ多くの人々が
ただ生きていくために必死に
ならなきゃいけないの?
格差が開きまくって、結果、
日本はいま衰退してるの?
その搾取した分を
労働者に適正に還元してなかったから
こんなことになってん
じゃね?
資本家の欲望極振りで
(見栄えだけは)
ものスゲー世界が作れるモンだから
ついつい、
国民の大半を占める労働者の幸福が
疎かになっちゃうんじゃね?
適切な分を労働者にきちんと還元。
これを順当にやっとけば
資本主義でほとんどの人が幸せになれるっていう素晴らしい社会は
創造されるハズなんだよ。
ところがどっこい
現代では
事業によって産まれた剰余利益を
資本家が独り占めしてる。
これじゃ、労働者の購買力が上がらない。
給料が上がらず労働者は貧乏なままだから。
剰余利益を、
労働者にも還元してあげる必要がある。
なぜなら、
労働者は
別の場所では消費者なんだから。
消費者がモノを買わないと、
その更なる
追加投資で進化した素晴らしい商品も
結局な話
売れないんだ。
お金って、社会の血液なので、循環させなければ価値が出てこないんです。循環と言っても、上層だけで回してても血の巡りは悪くなるばかり。中層、下層まで、社会という身体全体に血液を巡らせる必要があるんですね。
それでこそ、健康な体(健康な社会)が保てるワケです。
だからきちんと労働者にも
適正に富を還元しないといけないわけです。
でも、
そうはならない。
なぜなら……
洪水は我れ亡きあとに来たれ
っていうのが
資本家の心理(であり真理)だから。
いやー、これまさに
的を得てますよね。
つまり、自分が儲かって自分が死ぬまで自分が良い思いができれば他(後)のことなんてどうなってもいい、他人や未来なんてどうでもいい。
日本が壊れるなら私が死んだ後に来てね!
ってことです。
つーか今の日本の支配層(官僚・経団連・与党政治家)の考えが
そのまんまこれだよね???
マルクスは
次のように語っています。
洪水は我れ亡きあとに来たれ! これがあらゆる資本家と資本国家の合言葉である。だからこそ資本は社会によって強制されない限り、労働者の健康と寿命に配慮することはない。
ハイ。
これを読むと、
「どうすればいいか?」
も解っちゃう。
資本家は普通にやってたら
上記のような思想になっちゃうらしいんだ。
資本論によるとね(いや私もそう思うけど)。
我利我利の
お金の化け物になっちゃう(私もそう思う)。
だからそれを
【ある存在】が規制する……。
資本家の暴走を食い止める【ある存在】とは?
さて、
資本論が書かれた
当時のイギリスの労働環境も酷かったようです。
1日平均10時間労働。休日は日曜だけ。工場の稼働を止めると生産能力が落ちるため、夜勤で働く人が現れ始めたのもぢつわ資本主義社会になってから。過労死での死者も多数出ていたようです。
資本家について先ほどの
マルクスの一文は
真理を突いていますので
みなさんも脳髄に叩き込んで下さい。
いいですか!?
脳髄に
叩き込んで下さいね!?
いきます。
マルクスが語ってくれた
本質。
真理。
デス。
さっきのこの部分ね。
(大事だから2回言ったw)
要するに、資本家にとって人口の大多数を占める労働者(私たち)はしょせん金を稼ぐため(自分が幸せになるため)の道具でしかない
っつーことです。
ま、これはしょうがないとして
(しょうがないのか?)。
資本家っていうのは
社会よりも、自分。
なんです。
とにかく、自分。
日本社会が将来どうなるかよりも
自分が儲けられるかどうか、が、
自分が良い思いができるかどうか
が、
資本家という生物の
すべてなんです。
資本家ってそういう生き物。
つーか
利益を追求し続けると自然とそうなっちゃう。
労働者は結果的に幸せになることはあっても
資本主義の目的に労働者の幸せは含まれていない。
ええと。
ってさっき言いました。
ということは?
……そう、
強制する社会が、
必要なわけですよ。
はい。
もうお分かりかと思いますが
資本家のこの横暴な特性(資本主義社会)から
労働者を守るのは
社会……
つまり、国です。
政治。
そう。
その為に、
国が。
政治が
あるんです。
(資本主義社会に於いての政府の役割はコレなんですよね。もちろん国防や外交もありますが、それはどの体制に於いても必要なことなので)
力無き者(労働者)の権利を
守るために、国はあるんですよ。
大多数のバカがバカのまま幸せになる。そのために、政治ってあるんじゃないの? https://t.co/zgVdzUcnCd
— くろやぎ (@semirita1000) August 22, 2019
それに当の
資本家だって。
そう、資本家だって、
労働者がいないと困るんです。資本家と労働者がいて、資本主義、なんだからさ。その社会の片翼を担う労働者が、ただの奴隷じゃ、資本主義は【社会として】上手くいかないんだ。
資本主義社会って普通にやってたら、資本家>>>>>(>×10)>>>>労働者、になっちゃう。だからその弱い立場になった労働者を。それでも資本主義社会を持続するために必要不可欠な労働者を……
守るために。
国が、
政治が、ある。
よーするに……
資本主義は資本家が勝つルールで造られたゲームで、そのゲームでは資本家は青天井に利益を受け取れる。しかしそのままだと富が偏り【社会として】良くないから国がその儲け過ぎている資本家から税金として富を取り、労働者に還元する。
それを怠ると、マジモンで
支配者と奴隷の世界になってしまう。
今の日本みたいに。
現代の資本家は経営者ではなく株主?
大企業だとその会社の社員が出世して社長になるケースがほとんどですよね。で、会社は株主のものであり、その会社の株を多く持っている株主ほどその会社の権力者であるわけです。となると大企業の経営者は株主の下で働く労働者です。
でも、本質的には変わりないよ、
と著者は言っています。
経営者=資本家
だったものが
経営者=株主
に代わっただけで、労働者との関係はこのマルクスの時と全く同じ。経営者も株主の意向通りに動くので会社は当然金儲け第一主義で動きます。
余談ですが、私も一応少額ではありますけど株主です。1つ1つだとほんの小額になるけど、いくつか会社の株を持っています。
でもね。
社員の給料を抑えてまで株主の利益を優先しろ
とは言わない。
いや、利益も欲しいよ?
その為に株を買ってるんだから。
でも。
それだと社員のやる気が削がれるじゃん?
社員にもちゃんと給料を出して。
会社が儲けて。それで株主に還元する。
これが
正常な(血液の)流れでしょう?
社員は奴隷状態でいいから
株主に金を最優先で回せ!
っていうのは流石に。。。(^-^;)
……あ、でもこれでも株主が豊かになれば
株主がまた新しい株を買って投資してくれるから
会社は良くなるわけか。。。
いやでもねぇ。
会社の原動力である社員が気息奄々の奴隷状態で
長く続くのかねその会社は。
いや……「その社会」は。
グローバル経済で格差が広がった
グリーバル経済が、
今の格差社会を作った。
これに関してはよく耳にする話です(かのピケティ氏は否定していますが)。みなさんもグローバル経済という言葉を聞いたことをあるでしょう。
すげえ簡単に説明しますね。
グローバル経済っていうのは、
世界全体で商売がしやすいようになる、
ってことです。
資本家(経営者)って少しでも安いコストで商品を製造したいですよね?(コストが抑えられたらその分自分の儲けが増えるから)となると、安い人件費で人が雇えるとこ(少し前までは中国とか)を選びます。
そうなると日本やアメリカみたいに人件費が高い国の雇用がなくなる(または給料が下がる)。日本やアメリカなどの高い人件費の労働者は仕事がなくなり貧乏になる。
一方経営者は安い人件費で商品が作れるから
もっと儲かる。
で、資本家と労働者の
格差がますます開いていくワケです。
資本主義の良いところ
資本主義は文字通り
字面通り
結局な話が本質的には
単なる金儲け主義なので
金儲けに繋がらないことは
一ッッ切やりません。
それがどれだけ
良心的でもね。
金儲けに繋がることだけが成される。
っていうのが
資本主義。
でもこの金儲けに繋がることが人を喜ばせたり人の役に立ったり人を成長させたり(仕事自体が成長に繋がったり仕事に就くための勉強(教育)が成長に繋がったり)人によっては人生の喜びや目的にもなったりもする。
それら含めて社会の発展に繋がったりする……。
こーいう素晴らしい側面も、ある。
いわゆる金を儲けようとした結果……
そう、結果として起こってくることたちだね。
「それ」自体を資本主義は目指してないけど(目指しているのは飽くまで資本家の金儲け(資本家の幸せ)のみ)結果としてこういうメリットが存在するわけだ。
資本主義では、誰もが誰かのために何かをしよう、とする。なぜなら自分が良い思いをするため(金を稼ぐため)には「それ」をしないといけないから。
私もね。人間が奇麗な生き物だと思ってないし、上に書いた【自分のためにならないと相手のためになることはしない】っていうのが人間の本質だと思ってる。
……でも、これだけじゃ
資本主義は未完成。
これ+何か、
が必要なんだよね。
理想的な資本主義社会の実現のためには。
【人】は適正に評価されなければならない
いやまぢ。
これが実現するだけで、
資本主義社会はほぼ理想郷になる。
平均して8時間かかる仕事を6時間で済ませられる人には、その分だけ多くの給与を支払う。平均よりも優れた技術を持っている人にもまたその分だけ多くの給与を支払う。
頑張った人が頑張った分だけ、
優れている人が優れている分だけ
適正に評価される。
のが、
真の平等社会ですよね?
頑張った人も頑張らない人も同じ評価なら、
アホらしくて誰も頑張りません。
優れた人もそうでない人も同じ評価なら
優れた人は不満に思い、やる気が削がれます。
優れた商品は生まれなくなるでしょう。
だから、
ここは差を付けて、平等。
優秀な人と優秀じゃない人。
結果を出した人と出してない人。
これは差を付けて平等。
この事はほとんどの人が同意してくれると思う。
(無能が有能と同等の恩恵を受ける世の中ってのはそれはそれでなかなかに醜い)
……そしてもう一方で。
こっちが
みんなに聞いて欲しいコトなんだけど……
(上のは誰でも言ってるからね)
「適正以上」の評価を受けるのも、
またおかしい。
頑張った人が
「普通の人」になってしまうのも、
またおかしい。
ってことですねェ……。
でも
今の世の中はぶっちゃけそうなってる。
今の世の中っつーか、資本主義の仕組み上……「労働者」は「資本家」に賃金を決められる存在だから、必要以上(再生産コスト以上)に賃金は上がらない。だけど「資本家」は儲かりさえすれば青天井に稼げるわけです。
要は仕組みからしてもう不平等過ぎる
ってことだね。
いくら資本家が優れた人でも
必要以上の評価を受けると、富が偏ります。
成功した経営者は年収5億。
非正規フルタイムワープアは年収180万。
ってね。
いや、
差がありすぎだろ、
それ。
年収5億の成功者はどう考えても
適正に評価されていない。
はっきり言ってもらい過ぎだ。
それ年収で5億でしょ?
それ人生トータルしたら
普通の人が人生何周できる金が入ってくるの??
みんな気付かないか?
ヘンに思わないか??
本当にこんなものが
平等な評価が成されてる世の中か?
この
資本主義社会で
成功者側に与えられる報酬が
そう……
余りにも多すぎる
という事実に。
みんな
疑問を抱かないのか?
理由はモチロン
資本主義自体が、
資本家のためにできた社会だから。
資本家が有利な
青天井に稼げるルールにしてるんだよね。
……え?
優秀な人はこれ以上規制なんかされないでガンガン天井知らずに稼いでくれた方が世のため人のためになる……って?
世のため人のためになるのかな?
まさにそのガンガン天井知らずに稼いでくれた世の中が、
格差が拡大し過ぎた、今の世の中じゃん?
世のため人のため、になってんの、コレ?
この世で最も甘い蜜が何だか知ってるか?
それは、既得利権だ。
……で。
次にもうひとつ。
こっちも地味に重要。
頑張った人が普通の人になると、
全員がその頑張った人の基準を要求され、とても生きづらい社会になります。
(資本家はコレ(過剰な搾取)をやると自分の取り分が増えるのでみんなやりたがります)
私の↑の仕事でいうと、管理職(その上にいる資本家)が求めていた水準は、配達員の中の上位数名レベルの労働力なんだよね。上位数名は管理職が求めていた労働量に見合った労働力があったよ。でもそれを標準設定、できて当たり前にされていたから、その上位数名を除いたみんながしんどかった。
重要なのは、
成功者に対する
「適正な」評価。
労働者に対する
「適正な」見返り。
……なんですねぇ。
これが実現されたら、人類の総幸福量が極めて向上すると思うんだが、どうかな?
資本主義は素のままだと非常にヤバイ
資本主義っていうのは素でいくと
資本家が自分の儲け(欲望)特化で暴走して、
非常にやばい状態(今の日本社会のよう)になります。
なので労働者たちは団結して
自分たちの生活を守るよう資本家と交渉したり
国(政府)が労働者の生活を守るよう資本家に規則を設けたり、その規制を遵守させたりしなければなりません。
しかし日本は資本家から労働者の生活を守る立場の政治家が、逆に資本家を守るようなことばかりしており……
自分さえ良い思いが出来たら
それで構わない、という人たちの強欲で
日本社会は衰退しました。
資本論の要点を3行でおね!
資本家の本質は銭ゲバで、労働者の本質は奴隷です。でもその銭ゲバ+奴隷の構造が【結果として】社会の発展や人々の幸せに役立つ場合【も】あります。資本主義社会で労働者が人間らしく生きるためには国(政府)が労働者側に立って、資本家に労働者有利な条件を押し付けることが必要不可欠です。
金のための行動しかしない人。
格差社会を救えるのは国(政府)だけ
資本主義社会じゃどう考えても、
資本家の方が労働者より強い、んです。
だって、資本主義社会では、資本家に雇われることでしか労働者は生活ができないんだから。
こりゃもう資本家に
命を握られているようなモンだよ。
だから
基本、逆らえない。
もう一度言いますが、
資本主義はフツーにやると
資本家に超有利な社会になるんです。
青天井に利益を得られるのに対し、
労働者は仕事の成果に対して、
資本家が決めた分しか給与を得られない】
なので、政府が資本家を監視し、労働者の人権が脅かされないようにしないといけないんです。
こうしないと国民の大多数である労働者が
幸せにならない。
資本家は
自分が儲かるための行動しかしないんです。
もう一度言いますよ?
資本家は、
自分が儲けるための行動しか、
しないんです。
その結果として
そう、
結果として、
たまたま
労働者が幸せになったり
また逆に不幸になったりするわけで。
好景気で労働者が報われるのは、本質的に報われることではない
これまた
地味に大事なこと。
マルクスは次のように言っています。
労働者の賃金が増えるかどうかは、資本家が儲かっているかどうかに左右される
人手が余ってて、働きたくても働けない人が多くいる状況では資本家が強い。働きたい人が次から次にくるから、労働条件を下げても労働者は文句を言えない。
「嫌だったら辞めてください。あなたの代わりはいくらでもいますよ?」
って言われる。
逆に、人手不足の状態こそが、唯一、資本主義で労働者側が強く出られる(労働者の生活を向上できる)時なワケです。
(あれ? じゃー、
移民(安い労働力)入れちゃダメじゃん。)
好景気だったら労働者の賃金も増えるでしょう。でも不景気になったら? 機械化、AI化が進んだ方が人件費が少なくて済むから資本家は嬉しいんデスヨ。でもそうなったら必要なくなった労働者はどうするの? 資本家は自分に何のメリットもない、むしろデメリットしかない必要ない労働者の世話なんて絶対しませんよ?
そもそも本来なら
企業は社員の面倒なんて見ないんです。
(必要な時に必要な分だけ
労働者という商品を購入して使うだけですから)
自己責任??
自己責任で労働者が(資本家に雇ってもらえないと生きていけない構造である資本主義社会で)自分で自分の世話をするの?(←これをやっていこう、雇われ労働以外の収入を探していこう、っていうのが最近ネットでよく流行ってるトレンドだよね。ただそれはみんなに可能なことじゃない)
社会が発展すると機械化によって
労働者が必要なくなってくる。
……マルクスはここまで予見してます。
だから、政府がその人たちの生活を保障する。
機械化、AI化で更に多くの富を得た資本家から、必要がなくなった労働者が生きていける分の富を還元すればいいだけです。
(あれ? もしかしてこれを見越して口減らしのために
人口減らそうとしてるのかな。。。)
そもそも
資本家に国民の生活を委ねたらダメなんですよ。あの人たち(資本家)は自らの利益になること「しか」しませんから。
素のままの資本主義社会では、多くの人は安息を得ることはできません。自分のことしか考えない資本家の支配下でしか生きていけないからね。
金儲けしか考えていない人間たちに、
そう、
自分の金儲けしか考えていない人間たちに。
国民みんなの
生活基盤を預けてる。
それが、
資本主義社会。
問題は善悪ではなく、その【影響力】にある。貧乏人(弱者)は影響力が弱く、金持ち(強者)は影響力が強い。ゲスな弱者が1人いたところで、その影響力はたかが知れているが、ゲスな強者が1人いれば、その影響力は多大なものとなる。 #また弱者が善かどうかはそれを支配する強者によっても左右される https://t.co/405g0KbNWA
— くろやぎ (@semirita1000) August 29, 2019
……ええ、私もそう思います。
私は何もね。資本家と労働者のパイを5:5にしろとは言ってない。ただ、素のままやってたら9:1かそれ以上になっちゃうから……これを7:3くらいにはしようぜ? ってことを言ってるわけですね。事業で儲けた利益というパイの配分を、資本家と労働者で、7:3くらいの割合にはすべきでしょ?(7:3でも、いや5:5でも人数を考えたら資本家の取れるパイの方が圧倒的に多いんですけどね)
……まぁ余談ですが、その資本家に肩入れする人の99%は、資本家になれず労働者のまま人生を終えるでしょう。でも広い視野で物事を考えることは大切だよね。
経済が発展すれば失業者(生活保護)が増えるのは当たり前
機械化やこの先だとAI化が進めば、人手がいらなくなるわけだから、その分失業者は増えるんです。これは失業者のせいじゃない。資本家が利益を追求していけば、自然とそうなっていくわけだから。
で、その人たちが生活保護で生きていくのもまた、自然な流れなんだ。情けないとかじゃない。だって、機械化やAI化で実質として、仕事がないんだもの。これは、一部の優秀な人を除いて個人の努力でどうこうなる問題じゃない。これを個人の努力で乗り切れるのは上位何割だ? それ以下はおしなべて地獄であって当然の世の中なら、その世の中自体を否定し、変えていくべきだよね?
まず。機械化、AI化でその分、人件費が安くついているから、資本家は必ずその分余計に儲かっている。
じゃあその儲けを生活保護費に回すのは、これまた倫理的な社会としては当然な流れだ(別に倫理的じゃなくて自己中心的でもいいんだけどねwwww)。
……ただ。
自己責任とか。
甘えとか。
資本家がそれを言うのは解る。
資本家はそうなった方が自分が得だから。
でも、
もし労働者側で
そう声高に主張している人がいたら
「あなたは完成された奴隷ですか?」と聞きたい。
一見~、からの大字強調部分に同意。【搾取される側にいる自己責任論者】は、搾取する者たちのてのひらの上で体よく踊らされているだけの傀儡だ。 https://t.co/Gc8NzlaqPB
— くろやぎ (@semirita1000) 2019年1月5日
その厳しさは誰のためのもの
だ?
アンタじゃない。
資本家のためのもの
だろ?
【労働者であっても、資本家側に立って労働者を見下すことで簡単に精神的優位を得ることはできる。しかしその優位は、アナタのものではない】
まぁ
少数の人間が多数の人間を支配する方法として有効なものが、多数の被支配者を分断し互いに対立させ、支配者に向けられる敵意を軽減する方法である。 #これはかつて世界の国々を植民地化し支配していたイギリスも行っていた分割統治法である
— くろやぎ (@semirita1000) August 16, 2019
なので、私も出来るだけ対立しないようにしている。
争った時点で負け、ですから。
……さてマルクスは
資本主義が発展すればするほど
資本家は富み、労働者は貧しくなる、と言っています。
うん。
その通りだね。
資本主義が発展するってことは
人々の生活が豊かになる、
ってことじゃーないから。
何度も言ってきたけど、
全然そうじゃないから。
人々の生活は、結果的に豊かになったりすることもある、だけで。
それが目的じゃない。
目的は、
資本家の金儲け。
資本家が豊かになること。
それだけ。
資本主義が発展するということは、
資本家が効率よく資本を獲得できるようになる、
ってこと。
なにせ、
資本家がお金持ちになるためだけに
資本主義は存在しているんだからね。
そーいう
だから、生活が危ないんです、
家族が飢えてしまうんです、子供が家庭が、破壊されるんです、貧困で人が死んでしまうんです。でもそれを資本家に向けて言っても彼らは「洪水は我らが亡きあとに来たれ」な人間だから
いや俺たち(資本家)は
そんなこと知らないよwwwwwwwww
ってなる。
なって当然。
だって、営利主義の上に
人々の生活が成り立っているんだから。
金にならないこと(それが家族や子供の命みたいな超道徳的なことであっても)は、当たり前のように切り捨てられるんだよね。
少し前までの日本は終身雇用で、会社が社員の人生の面倒まで見てましたよね。会社に正社員で勤めてさえいれば、人生大体うまくいったんですよ(うちの親の常識もこっからきてるんですが)。結婚、子育て、家、車、老後の生活。そーいう幸せの基盤みたいなものが全部手に入った。
でも今はそうではなくなっている。
そして今の形こそが
本来の資本主義の形なんですね。
新自由主義・市場原理主義で
自由に競争していいよっていう
むき出しの資本主義。
金になることだけを追求する。
資本家のためだけの、PRFECTな世界。
資本主義社会は結局、勝ち組だけがヒャッハーし続けられる世界
それが
資本主義社会の目指すところ。
でもそれじゃ
一部の人間しか幸せにならない。
モロ弱肉強食
だからね。
でもそれが
資本主義なんだ。
このままじゃダメだよね?
そのために政治がある。
政治を行う、国がある。
国は労働者側(本当は国民全員のために国があるんだけど資本家は単独で強いから)に立って、労働者の人権が守られる仕組みを作らないといけない。もともと資本家と労働者では力の差がすごくあるから、資本主義社会では国が労働者側に立って、ようやく両者はフェアなワケだ。
なのにその国が
大多数の労働者を守るべき
国が
労働者を守らず、
資本家を守っている。
法人税率の引き下げから始まり
派遣労働者や非正規労働者なんて
資本家側に都合の良い物でしかない。
近年話題になっている
高プロだって
移民政策だって
どれもこれも
資本家に有利なものばかり。
労働者にも日本社会にも不利。
資本家にだけ、有利。
ほんと一部の人間たちだけの
理想郷が作られようとしている。
……^-^。
資本主義社会は、
努力したり才能があったり運があったりで
成功した者が評価される
そして成功するためには
人々の欲望を満たしてあげることが必要になってくる。
他の人たちもwinwin!!!
この側面だけ見れば
とても良い社会に見える。
人間は欲望の生き物だからさ。
資本(金=欲望)主義社会は
実に理に適っている社会だ、
と私も思う。
逆に金になんなきゃ(自分にもメリットがなきゃ)、
人のための行動なんて皆なかなかしないし、私だってしない。
だから、
「それ」は「それ」
でいいんだ。
だけど。
だけどさ。
現実には
労働過程に於いて
行われる過剰な(適正とは言えない)搾取が横行し。
消費過程においてもまた
搾取が行われている(消費者にとって本当に良い商品が売れるわけではない)。
色々と
資本家側がやりたい放題。
(なぜかっていうと、
資本家には倫理観が一切求められないからね)
だから資本主義には、
ブレーキが必要。
国(政府)が
労働者(つまり搾取する側に回れなかった大多数の負け組)の
基本的な人権と最低限の幸せを
守ることが。
その人たちに適切な富を
還元してあげることが。
資本主義社会を
として維持する
必須条件だと
私は思う。
資本主義っていうのは
素のままでやったら……
欲望に身を任せて
欲望全開でやってたら……
勝つ奴がトコトン勝って
負ける奴がトコトン負けて
リアルに
支配者と奴隷の
世の中になるんだ。
みんな嫌だろう?
リアル奴隷は。
理想的な資本主義社会に向けて何をすればいいのか?
まず有り得ないであろう
理想の資本主義社会を語ります。
資本家の元で労働者が働き、商品(価値のある物)が生まれる。
仕事が熟練する、機械が導入される、
新しいアイデアで生産性向上するなどで、
剰余価値が高まる。
事業、社会、労働者に還元する
事業が大きくなり(資本家が儲ける)、社会が豊かになり、労働者も豊かになり(労働者も儲ける)、生産性の向上がある一定のラインを超えた時、労働者の労働時間を少なくすることが可能(それをやっても剰余価値の拡大が停滞しない状態)になる。
こうなると無理に働く必要もなく、
それでいて社会の富は拡大し続け、
全ての人が幸せな世界が資本主義によってもたらされる。
これが理想論です。
キモは
事業、社会、労働者に還元すること
要はこれを資本家がやってさえいれば
普通にみんな幸せになるんです。
これだけ文明が発達してるんだから
人間全体的にもっと幸せになってないとおかしいでしょ?
なんじゃそりゃ? って思いますよね。
……でもネ
これは無理なんです。
いうならコレは、
資本主義の理念に反する。
資本主義の理念は、
(資本家が)金を稼ぐことです。
でもこれは、社会を豊かにすることです。
資本家はそーいう生き物じゃない。
社会を豊かにすることはあってもそれはそれが金儲けに繋がる場合のみ、であって。
っていう公式にはならない。
こうはなるけど。
なぜなら、資本家は自分が金を儲けて自分が幸せになりたくて資本家になったんです。
社会とか、どーでもいい。そりゃ社会がいいに越したことはないけど、それよりも遥かに大事なことが、自分が幸せかどうか。自分が儲かるかどうか。
こっちが大事。
となるとどうなるか?
つーか既にこれまで
現実どんなことが起きてきたか?
生産性の向上よりも、労働者を犠牲(過剰労働)にすることで剰余価値が得られるなら、そっちの方が簡単ですからそっちを選びますよね。
また剰余価値が得られ、多くの富が得られたとしても、自分の事業と、自分自身の幸福には間違いなく投資するでしょうけど
社会と労働者には……
富を分け与えるかな??
そう。
【強制されなきゃ】やらないよね。
しょせん労働者はただの商品で
「再生産コスト」だけ払っておけばいい存在
なんですよ?
っていう感じだから
上で書いた理想郷にはなりませんっていうか
現実なってないでしょ?
(ここでいう、社会や労働者に富を還元する行為は、事業の発展により結果的に社会や労働者が豊かになることとは、別に、って意味です。結果的に豊かになってるね~^-^っていうんじゃなく、この部分は社会のために還元すべき富だ、と決めて還元する分の富を指してます)
でもそんなのは無視で
自分の欲に。
目先の欲に。
資本主義者のボスたちである、
資本家たちが走っちゃう。
走っちゃった。
走りまくっちゃった。
で、今世界における貧富の格差は
どうなってましたっけ?
(ここまで格差が拡大した理由には、資本主義本来のメカニズムに加え、それによって多くの富を得た者が、富から多くの富を生み(株式・不動産など)始め、結果として有名なピケティ氏が述べたR>Gが起こったためである)
私は決して
資本家を、
資本主義を、
否定しているわけではない。
なぜならそうやって、資本家たちが欲望全開で資本の増大を目指したからこそ、ここまで社会が発展し結果的に生まれた恩恵もたくさんあるわけですよ。
コンピュータだって、
携帯電話だって、スーパーマーケットだって、
ネット商店だって、
もの凄い数の人の役に立っている。
……しかし。
その多くの人の役に立った
世の中とやらが
これか?
こんなモンか?
多くの人に役に立つ
ってそれ
その言葉の正体が
単なる美辞麗句だってことを
(資本主義の本質は私が言っているように
勝ち抜いた資本家が幸せになるためだけにある世界)
今、
まさにこの社会が、
証明してないか?
少なくとも
私の感覚でいえば、
役に立つとか便利な世の中とかいう以前に
第二段階:特別な理由がない限り
平均寿命まで最低限度の生活が送れる世界
第三段階:便利な生活ができる世界
なんだけどね?^-^
でも第一段階や第二段階は
資本家は
ほったらかしだよね???
なぜかってそれをやっても
単純に金が儲からないから。
企業「もっとお客様の求める商品を!もっとお客様に役立つサービスを!😊」お客様「そんなものより、死ぬまでの安定した衣食住が欲しいズラ……💀」企業「それは我々の利益になりますか!?我々は我々の利益にならないことは、一切しません!😊」 #資本主義
— くろやぎ (@semirita1000) May 19, 2019
資本家ってのは自分が幸せになった結果として他人を幸せにすることはあっても、単純に他人を幸せにする、ってことは一切しないんです。
そして
そもそもそれを
資本家に望んじゃいけないんです。
資本家は
そのあるべき姿のまま
欲望に全力投球でいいんですよ。
じゃあその社会福祉的な役割を、
そのいわゆる国民全体の
幸せを誰が担うのか。
そう。
これが国家であり、
政治なんですよね。
資本家じゃないんです。
資本家にすべてを丸投げした
市場原理主義世界は、
今みたいになるんです。
世界中の快楽すべてを味わい尽くして
それにも飽き足りて
みたいな人がほんの少数いる傍らで……
数えきれない人が
食うものも食えずに餓死。
っていう世界。
これ見て資本家が作る世界は
素晴らしい! 市場原理主義最高!
……って言える?
オレは言ねー。
政治家の役割→生み出された富を
社会全体が幸せになるよう分配する
資本家のために造られたこの資本主義社会で少しでも幸せに生きていくために。我々は何をすればいいのか? モチロンもっとも単純な答えは自分が資本家になって搾取する側に回ること、です。
でもこれは限られた人たちしかできない(悲しいかな、これが最も現実的なんだけど(なにせ世界が上で語ったような有様ですから))。
じゃあ、どうするか。
まず1つめが
政治家に政治家としての役割を全うしてもらう。
政治家は
国民のためにいるんです。
一部の資本家
大多数の労働者。
そのすべての
国民の幸せのために
政治があって
政治家がいて
国がある。
弱肉強食の世界でいいなら
国なんて最初から要らない。
国は、
政府は、
国民のほぼ大半を占める
労働者が幸せになる社会を作るためにあるといっても過言ではない。
そういう社会を実現するためには
その為には
選挙に行くしかない。
一人一票のこの国じゃ、
支配者も一票、
労働者も一票のこの国じゃ、
普通に考えたらごく少数の支配者の票を大多数の労働者の票が上回るハズなんですよ。
ということは、労働者全員が労働者のための政治を望めば、それは容易く実現される「ハズ」なんですよ。
……でも、
そうはなっていない。
私は成人してから9割8分くらい
選挙には毎回行ってます。
クソ病んでても行った。
フィッシングレベルだった時は流石に行けなかったけど^^;でもメンドクサイとかで行かなかったことは一度もない。
さて、次の参院選も投票に行きます😊私は選挙権を手にした二十歳の時から現在まで、選挙に行かなかったのが恐らく1回か2回。ブラック企業で釣りそうな精神状態になってた時以外、毎回選挙に行ってきました。ちなみに自民党に入れたのは最初の一回だけ😊
— くろやぎ (@semirita1000) July 13, 2019
私は少なくとも、これまでほぼ毎回選挙に行って、今の政治に……既に勝っている人間だけが更に勝ち続けるような政治に、毎回NOと言い続けてきたよ(この私たちが持っている1票、参政権は先人が体制側と戦い、手に入れてくれた、我々の権利です。当たり前に持っているもの、じゃないんだ)。
で、
もう1つは労働者として資本家と戦う。
労働組合が弱すぎて草だけどね。。。。(中小だとそれすらないけど)
これに関しては、労働者なのになぜか資本家側に立っている人たちがこの国には多いので(なぜか、でもなんでもないんですけどね)それも大きな障壁になっています。
被支配者が支配者に立ち向かうにあたっての最大障壁はいつの時代も、支配者に飼われた被支配者である。
— くろやぎ (@semirita1000) December 30, 2018
資本主義の終焉
マルクスがいう
資本主義の終焉。
最後に起きるのは、
暴動です。
広がりすぎた格差に耐えきれなくなった労働者たちが起こす暴動。
革命ですね。
私は別に革命を起こしたいわけじゃないです。資本主義か社会主義かでいえば、現実的には間違いなく資本主義が良いと思います。資本主義も不完全だけど、社会主義はもっと不完全……というよりも、これまでに存在したロシアや中国のような社会主義国家はマルクスが抱いた理想的な社会主義国家では、ありませんでした。理想的な社会主義国家を作るのは我々が生きているあいだは無理でしょう(でも弱者の命を奪わない資本主義国家なら可能性は0じゃないと思ってるんだ(0に近いけどね……
格差社会が問題問題というけどさ。実際、社会を変えるほど力のある連中からすれば、自分たちは格差の上側にいるワケだから格差社会であっても何の問題もないというか、むしろその方が都合良いワケで……したら別段頑張って格差を解消しようだなんて思わないよな。
— くろやぎ (@semirita1000) July 26, 2019
現実的に考えて、
資本主義でいいんですよ。
そう、飽くまで社会の
ベースは資本主義でいい。
人間は結局欲望の生き物だから、みんながみんなの欲望を叶えていく資本主義が人間にはすごく合っていると思う。そもそもいろんなものが平等じゃない人間が、完全平等とかアリエナイ。格差はあって然るべき。
格差は、
あっていいんだよ。
全然あっていい。
ただその格差の下のラインが
地獄とか死に瀕する位置なのはダメ
っつうことだけを
私はこの記事で言いたいんだ。
その社会は、人の社会というより餓鬼の社会に近い。
(格差の下のラインでも、生活保護程度には生きられる社会が理想なんです。そう、全員がね。現代日本の生活保護の捕捉率は2割程度ですから)
資本主義がダメってわけじゃない!
競争がダメってわけじゃない!!
結果を残した人ほど
幸せになれる社会であっていい!!!
ただ資本主義国家である前に福祉国家として、
人が生きる世の中として、
人々の最低限の生命と生活が守られた上で、
その上で好きなだけ資本競争をしてくれ、
っていう話だ。
資本主義は
マルクスが言ったように
資本家が暴走するもの、
だから。
それを
ほどほどに食い止める
存在が必要なんだよね。
「新自由主義」が出てくるまでは
それが「あった」。
でも今の資本主義にはもう
それが「ない」。
↑今の社会はこのへん
資本主義・・・・・・・・・・・・・・・・・社会主義
↑このへんの社会が理想
くろやぎが見た資本主義社会
この感覚はね。
共感されると思っては書かない。
何言ってんだ、コイツ
って思われるのが普通じゃないかな。
でも私には(働いてなかった)
10代の頃から
ずっと社会がこう↓見えてる。
資本主義社会はね。
なんか、
空虚なんだ。
資本主義。
資本=お金=欲望。
これって
欲望主義の社会……
だよね?
欲望ってことは
人間の本質だから……
そう、これは
人間らしい社会
のはず。
の、ハズ……。
でも
この資本主義社会は
ぜんっ……ぜん。。。
人間っぽくない。
欲望で
溢れ返っているけど
そのどれもが
色褪せて
形骸化していて
空洞で
ハリボテみたいで。
ロボットみたいに……
作り物めいて見える。
まるで死体の国のよう。
この考えに共感してくれとは言わないし
きっと多くの人に共感されないだろう。
しかし、みんな、
生きてて
こう感じることって多くない??
「あれ、これ、
なんか違う……」
我々の欲望を満たすために用意された
「商品」を見た時
「なんか違う……」
って思うことない?
それって
我々の本質的な欲望と
資本家が
金を儲けるためだけに用意した欲望の
差異の表れなんじゃないかなぁ?
私が言いたいことはこういうことなんだ
さて。
私がそんな
資本主義に
投げかけたい言葉は、これ
「やりすぎ」
です。
この記事ではやたらと資本家を悪く書いているように見えますが、私は別に資本家を糾弾したいわけではないのです。
人間は欲望の生き物だから
その欲望を如何に満たすか、
っていう基準で回る資本主義社会。
大いに結構。
その為により良い
(より多くの欲望を満たす)商品を作る
競争。
大いに結構。
それでこそ、
社会も発展するし、
人類も発展する。
ただね。
色々と
ヤリスギなんだよね。
例えば
月に行ける科学技術とかさ。
素晴らしいよ。
大変すばらしい。
でもね。
それさ。
取り敢えず地球に生きている人全員が最低限度の生活を送れるようになった後に……
やってもらえないかな?
今の我々に必要なものは、月に到達できる科学力ではなく、月を見上げて美しいと感じられる心である。 pic.twitter.com/XQZliKxiKj
— くろやぎ (@semirita1000) January 2, 2018
餓死したり。
自殺したりしてる人が
地球で無茶苦茶いるこの世の中で。
それを差し置いて。
なに?
月に行く?
は?
って感じなんですけどね^-^
もちろん、
優秀な人ほど報われるべきだけど
それにも限度ってもんがあって。
優秀じゃない人が
最低限生きられるラインを
下回ってまで行われる搾取は
やめろ。
と、私は思うんだけど
みんなは、どう思う?
くろやぎが考える理想社会とは?
単純にして明快です。
優秀な人、努力をした人ほど
それに応じて適正に報われる社会、
です。
これ。
理想郷とまでは
言えないけど。
今の社会の
666666666666666倍マシだろ、
この社会の方が。
つまりすべての人は最低限度の生活は保障されますよ。その上で、資本競争(人間の欲望を成就するための競争)は好きなだけやってokですよ。その上でなら、青天井の報酬でもなんでも好きにやってくださいよ。
っていう社会。
全国民の。
自由競争が行われる社会
が
私の
理想社会なワケですわ。
そしてその社会は
富む者に余りにも多く配られ過ぎている富の。
その富の
再分配が適正に行われるだけで
もうそれだけで。
実現可能だと
思ってる。
(それが難しいんだけどね)
この記事を書くにあたって参考にした書籍など
資本論を解りやすく解説してくれている本
単純に読めば資本家が悪として描かれているが……
資本主義社会がどんな社会か。
そしてその資本主義で生きていくには?(著者の持論)
について書かれている
(ここに動画を張り付けると重くなるので面倒ですがURLから飛んでください)
ttps://www.youtube.com/watch?v=vMVVkn_B_0k
(資本論を単純に解説by池上彰さん)
ピケティ氏の講義動画
ttps://www.youtube.com/watch?v=XTsqzUg4XQQ
(なぜ格差が生まれるの?)
ttps://www.youtube.com/watch?v=o_gNs9Ihbo8
(なぜ格差は拡大するの?)
ttps://www.youtube.com/watch?v=vK4kr-fq2XE
(再分配システムを考える)
(動画を見るのが面倒な人のために……ピケティ氏が言ってることは超ざっくり言うと、こうです。働いて得る金(G)より、資産(株や不動産)が生み出す不労所得(R)の方が世界的に見て大きい(これをピケティ氏はデータから証明した(R>G))。これによって、富める人と貧しい人の保有資産の格差が開き過ぎている。またこの傾向はこれから更に大きくなっていくと思われる。だから、富裕層に累進課税を行い、資産を持ちすぎている人から庶民への資産還元を行おう。……デッス。)
事実、40分くらいの動画です(同じ動画が繰り返されているから4時間とかになってる)3本観ても2時間くらいです。びっくりしたのが、いろんな国の政府が出資してる投資ファンド(ソブリンウェスルファンド)ってのがあるんですが、その資産総額が2013年の時点でおよそ550兆円あるんですって。この550兆円って金額は、世界中の億万長者の総資産に匹敵するらしい(つまり世界の富裕層たちも550兆円の資産を持っているということ)です。また、租税回避地(タックスヘイブン)にある金融資産は世界のGDPの10%ある(2013年の世界GDPは約7600兆円、てことは大体760兆円もタックスヘイブンにある)
富裕層(大企業)への累進課税・所得税、相続税、資産税の増加は難しいね。やりすぎると金持ちが国外に逃げちゃうから。それも考えてピケティ氏は世界全体で課税をすべきと言っているけど……それもまた難しいよね。世界の富裕層の金融資産は年率6~8%で増加しているとされる。じゃあ1~2%の資産課税は大丈夫じゃないのか? っていう風に金持ちがギリギリ逃げない課税ラインを考えていくしかない。
最も効果のある徴税は、
法人税。
大企業への累進課税ですね。
儲かっている企業から、
法人税を多く取る。
社会のために。
ちなみに
私が適切だと思う資産課税は
3億円以上の金融資産に課税するやり方ですね。
もちろん累進課税でね。
3億~10億 が1%
10億~20億 2%
20億~30億 3%
100億だと10%
500億以上は50%
その税収を社会に回して
社会のお金として循環させる。
3億円は日本で言えばそこそこ上層のサラリーマンの生涯所得なんですよ。まず庶民が貯蓄できる額じゃない。
3億あれば普通に生きていくには十分すぎる。
だからその3億を超えた部分の資産に課税しよう、ってことですね(金融資産が3億1千万だったら、1千万に1%課税。年間10万円を資産課税で徴収する)。
そんなことしたら
金持ちが損をする、って?
能力のある人や努力をした人が
損をする社会になる、って?
いやいやいやいや
これだけやっても
まだ金持ちは十分金持ちだから。
これくらいの税をかけても
庶民よりはずっとずっーーーーと
報われてます。恵まれてます。(その才能や努力を加味してもなお、ね)。
庶民より遥かに報われてます。
それだけ、
貰う段階で
既に適正以上の報酬を
彼らは得ている(当人の能力を大きく超えた所得を得ている)。
才能がある人が才能のない人より報われる。
努力した人が努力してない人より報われる。
当たり前ですよね?
私もそう思います。
むしろ、
そうでなければならない。
成功者が成功しているのは
能力が、才能が、努力が、運が、
あったからこそです。
ここを軽く見ちゃいけない。
その成功に対する正当な見返りは必ず与えなければならない。
でもね、
やりすぎなんだ。
差を、開けすぎ。
下を
ガッリガリにしてまで
上に
富を配りすぎ。
才能のある人や努力をした人ほど報われて良いんだけど、それはすべての人が最低限生きられる生活を得た後のハナシ。優れた人が報われることも大事だけど、それよりも国民の大多数を占めるそうじゃない人が取り敢えずなんとか生きていけることの方が
大事。
その人たちは消費者だぜ?
消費者が最低限息してなけりゃ、
才能ある人や努力ある人が作った商品も
売れないからね?
勘違いしてもらいたくないのは。
私が主張しているのは、
「万人が最低限度の生活が送れる社会」ですよ。
貧民、弱者、無能が、何の成果も上げない人たちが、人生を豪遊、そして贅沢できる社会では決してない!
現代で言えば一人暮らし賃貸なら
月給13万程度の生活。
この最低限度の生活を、
社会にいる全員が達成する。
贅沢したいなら、他人よりも上に立ちたいなら、努力して競争して成功しろよって私ですら言います。
……でもさ
生きるか死ぬかのラインで
ここ(ただ生存すること)をやるのは違うだろ?
って考えですね。
甘い?
甘くて結構。
こんな辛い社会(今の社会)では、
その社会に住む全員の心が貧乏になっていくから。
もっといえば格差が開き過ぎていることでもなく、
【格差の底辺側が苦しみ喘ぎ、死にかけていること】
なのだ。