日本は借金で財政破綻しない

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正確には、

日本自国通貨建て
借金では財政破綻しない

です。


前回の記事の続きとなります。

こちらの本を元に記事を書いていきます。




お金とは何か?


まず、お金とは何か?

これを理解してないと、
借金で財政破綻しないロジック
が解らないんです。
なので、まずはここから説明します。

お金=貨幣


貨幣には、現金通貨(一万円札や千円札、百円玉などの実在しているお金)と、預金通貨(銀行預金。数字上のお金)があり、全体の8割以上が預金通貨です。本記事でいうお金(貨幣)とは基本的にこの預金通貨のことだと考えて下さい。

ちなみに、一般的に認知されている、最初は物々交換、やがては金貨と交換、それが貨幣になった、その方が持ち運びに便利だから、、、、っつーのは間違いです@v@;



では、貨幣とは??

貨幣とは負債の一形式であり、経済において交換手段として受け入れられた特殊な負債である。

引用:奇跡の経済教室 基礎知識編 87ページ

ちょっと解りづらいですね^^;

要は借用書、ってことなんですよ。誰かに借金したとしたら、それを借りたことと返すことを証明する為に、借用書を書きますよね? あれが、お金なんです。1万円貸しました、っていう借用書は、借金している相手に対しては1万円と同じ価値を持ちますよね?(相手が必ず返してくれるなら) 

コレがお金なんです。
でもコレだけじゃダメ。


その借用書が、万人共通の価値として認識されないとダメなんですね。2人の間だけじゃなく、この借用書で、他の人との取引も可能にしないとダメなんです。その借用書で、他の人の1万円の価値とも交換できるよ! みたいに。それが国家の権限(信用)により可能になったものが、一万円札……つまり、日本円であり、米ドルなんですね。(みんな日本円、つまり日本政府を信用してるでしょ?)

つまり貨幣とは、
第三者にも譲渡できる負債
なんです。


なので、貨幣を創造するということは
イコール負債を発生させるってこと。

もっと解りやすく言えば
お金を作るのには
借金が必要
ってことですね。

ビットコインやゴールドと貨幣の違いは、徴税権の有無とデフレ対応


ビットコインゴールドは似ています。仮想資産と実物資産ですが、どちらも最大量が決まっており(bitcoinは発行枚数に上限がある)、それが価値を担保する裏付けとなっています(ビットコインはデジタルゴールドとか言われてますよね)。

仮想通貨、主にビットコインが貨幣(日本円)にとって代わる存在になる、と言われたこともありますが、それはありえません。なぜなら、日本円には、ビットコインやゴールドにはない強みが2つあります。

1つめは政府が日本円で徴税しているということ。政府は日本円で税金を払えと言ってきます。なので、給与も日本円で支払われているのです。ビットコインやゴールドでは、納税できません。いちいち円に交換する?だったら最初から円を使えば良いじゃないですかw

2つめ。ビットコインやゴールドでは、デフレを脱却できません。ビットコインやゴールドは、いずれも、最大量が決まっています。となれば、いずれも利用が拡大し需要が増えるに連れて希少価値(価格)が騰がっていきます(利用が拡大した場合、ね。価値が上がるのは)。こうなると人々は物やサービスよりもビットコインを欲しがります。結果、物が売れなくなりデフレとなり、デフレになったら最後、需要を満たす為に通貨を発行しようとしても、最大量が決まっているため発行できません。かつての金本位制の時のゴールドと同じ欠陥をビットコインは抱えているのです。

ビットコインもゴールドも、それ自体に価値がある、と思われているものです(要は裏付けは信用、共同幻想だけです)。しかし、円、ドルなどの通貨は、信用だけでなく、①国家が徴税の手段として用いており、また②その時の需要に応じて価値を変化させる事も可能です(発行できるから)。


銀行はお金を作ることが出来る


お金って、
銀行が作ってるんですよ。

じゃあ、どうやって、
銀行お金を作るのか?
これには1つの条件があるんですね。

そもそも(上で書いたように)
お金って負債でしたよね?

ということは、

誰かが借りにきた時しか

お金は作ることができないのです。



一般常識として、多くの人は、
みんなが預けた銀行預金を
銀行は貸し出していると思っている
でしょう?
アレは、間違いなのです。

銀行は預金を元手に貸し出し
行なっているのではありません。

貸し出しによって、
貨幣を創造している
のです。


つまり、誰かお金貸して!
って来るでしょ??
そして銀行が、いいよ貸すよ!
ってなった瞬間……


お金はこの世に
誕生する
のです。

(バブーって感じでねw)

(この通帳に数字が記帳される時に、お金は無からこの世に誕生しています)

信用創造


私が株式会社くろやぎという
会社を作っていたとして。

新規事業のために
銀行から1000万借りに行きますよね? 

銀行はこいつなら返済大丈夫かな、
という審査をして
大丈夫そうなら1000万貸してくれますよね?

この時、私の会社の通帳に
1000万が記帳されます
よね?

この1000万は、
この瞬間に世界に誕生したお金

なんです。

(この通帳に数字が記帳される時に、お金は無からこの世に誕生しています)大事なことなので2回言いました。

信用創造の上限は、借り手の返済能力にあります。借り手に返済能力があればあるほど、その返済能力に応じた金額を、銀行は貸出の際に創造できます。そして借り手が借金を銀行に返済すると、預金通貨は消滅します。(もちろん、企業や個人は借金を返済しなければいけません。でも、国家は……?(答えは下に))

で、個人や企業も借りて返してプラマイゼロではないんですね。何故なら利息があるから。銀行から借りたお金は利息を付けて返します。じゃあ、最終的に銀行に返済されるお金は借りた金より多いわけです。その利息分は企業や個人が稼いだ金で賄われますよね?その稼いだ金も元を辿れば誰かが借金して産み出されたお金なんです。となれば、世界全体のお金の量は増え続ける(借金がされ続ける)わけです。じゃないと成り立たないので。

日銀が行なっている金融緩和、量的金融緩和でデフレ脱却が出来ないのはなぜ?

金融緩和=金利を下げてお金を借りやすくする
量的金融緩和=銀行のお金を増やす


デフレ脱却のために
異次元の金融緩和をしてきたにも関わらず、
日本はデフレを脱却できていません。

これは、
日銀(日本銀行)が行った金融政策である、
金融緩和、量的金融緩和(のみ)では
デフレ脱却が不可能だったこと
を示しています。

なぜか? そもそも、市中にお金が出回る為には、銀行に誰かがお金を借りにいかなければいけないのです。いくら金融緩和でお金を借りやすくしても? いくら量的緩和で銀行のお金を増やしても? 

肝心の借り手がいないと
お金は市中に回らない
(創造されない)のです。

なぜ借り手がいないのか? それは我々国民にお金がないから。国民の購買力(消費力)が弱い状態(デフレ)だと、企業はモノを作っても売れませんよね? だから企業は、お金を借りてまで事業投資をしないんです。


デフレ脱却の為に金融緩和をするのは良いんですが、金融緩和だけでなく、財政出動もしなければならないのです。そしてこの財政出動こそが、市中にお金が出回る役割を担っているんですね。

財政支出=財政出動
マネタリーベース=銀行のお金←ここが量的緩和で増える
GDP=国内総生産


ン?@-@;
財政出動ってなに?

政府の借金でデフレを脱却する


誰かが市中にお金を回さないと、デフレ脱却はできません。しかし、民間には既に説明したようにそれが無理なので、政府が借金してお金を出すしかないのです。

さっきも言いましたけど、
銀行から借金をすると、
借金をした瞬間に、
お金が創造されます。

政府は借金をしてお金を創り出し
そのお金を市中に回すのです。


これが、財政出動です。

この借金を返済してはいけません。
(インフレ下では税収増により負債は自然減少していくが、デフレ下で故意に借金を返そうとしてはいけないということ)
返済すると、創造したお金は消滅します。
日本政府の円建て借金は、
返すもの、ではなく。

借金をすることによって
世の中にお金を流すため

存在しているわけです。

(↑ここ、超重要!!)

国の借金が、国の成長に繋がるのです。

財政支出、とは国が借金して市中にお金を回すことです。これをやった国ほど経済が発展していることが解ります。

デフレを脱却し、インフレに向かう為には、財政赤字を拡大する必要(つまり国が借金を拡大する必要)があるのです。そしてこの財政赤字がそのまま、同額の民間の貯蓄になります。

国が借金して、
民間にその借金で産み出したお金を、
そのまま渡すイメージです。

国家の借金が、国民の資産を作るんです。

政府の赤字は、民間の黒字であり、
政府の黒字は、民間の赤字です。


日本の借金は円建て、で日本には通貨発行権がある


日本の借金は、円建て
つまり日本円で借金しています。
そして、日本には円を作る力
通貨発行権があります。

自国通貨建の国債
返済不能に陥ることはあり得ません。


誰に借金しているのか?はこちら↓をご覧ください。

日本国債保有者内訳

つまり日本政府は
どれだけ借金しても困ることはありません。

日本より強大な国家である
アメリカや中国なども、
自国通貨建(米ドル、人民元)で
借金しまくって
民間(市中に出回る)のお金を増やしまくって、
経済成長
を遂げています。
(これが正しい資本主義です。借金をして投資をして需要を埋めるための供給を行うのが、資本主義です)

借金がヤバいのは
自国通貨建の借金でない時

例えば、日本が米ドルで借金していた場合は、返済できなければ財政破綻となります。少し前に財政危機に瀕したギリシャユーロ加盟国で、通貨はユーロです。ユーロで借金をし、自国ではユーロを作れないため、財政危機になったのです。
【こういった他国通貨で借りているお金真の意味での国の借金

以下、非常に重要な部分なので、本の文章をそのまま引用しますね。この部分が、そのまま日本の借金問題への回答になります。国債がよく分からない人は、国債=国の借金、で理解して下さい。特に赤字の部分が重要です。

国債は、自国通貨建てである限り、そして政府に返済の意思がある限り、いくら発行しても、債務不履行になることはあり得ません。そして、日本政府の発行する国債は、すべて円建てです。しかも、日本政府には返済の意思があります。したがって、日本政府が、財政破綻することはあり得ません。そうなる理由は、政府が通貨発行権をもっているからです。永遠に財政破綻しない政府であれば、債務を完全に返済し切る必要もありません。国債の償還の財源は、税金でなければならないなどということもありません。「国債は、将来世代へのツケ」だという批判が、数多くあります。これは「国債償還の財源は、将来世代の税金でまかなわなければならない」という間違った発想によるものです。国債の償還の財源は、税である必要はありません。国債の償還期限が来たら、新規に国債を発行してそれで同額の国債の償還を行う「借り換え」を永久に続ければいいのです。

引用:奇跡の経済教室 基礎知識編 144.145ページ

・・・あれ?@△@;
政府がいくらでも借金して良いなら、
税金っていらなくね?
てか、国って無限に借金できるの?

これは、どちらも
税金について知ることで理解できます。
答えから先に言うと、税金は必要です。
国は無限に借金は出来ません。

供給力(国民がサービスを提供する力)を超えるお金が市中に出回ると、物価が上昇してインフレになり(これはok)、更にその傾向が強まると、行き過ぎたインフレになり、コレが良くないのです。よって借金の上限はインフレ率です。

このインフレを抑えるために、
税金が存在する
のです。

税金とは何か?

1.インフレの制御装置
 税率を上げ下げすることによって、インフレ・デフレをコントロールします。
2.富の再分配
 一部に富が集中するとお金の循環が悪くなり、経済成長率が鈍化するので、富む者から貧しい者へ税金を用いて富を還元します(貨幣移動ではない)。
3.徴税して日本円の価値を裏付ける
 円で徴税することにより、円に通貨としての価値が生まれます(その他のビットコインなどの通貨は、単なる信用だけでしか価値を保っていません)。


そう、税金は財源ではないのです。

お金は借金でいくらでも作れますから、
財源とかいらない
のです。

財政赤字の制約となるのは、民間部門の貯蓄ではない(財政赤字は、それと同額の民間貯蓄を創出するから)。財政赤字の制約となるのは、政府の返済能力でもない(政府には、通貨発行権があるから)。財政赤字の制約を決めるのは、インフレ率である。インフレになり過ぎたら、財政赤字を拡大してはいけない。財政赤字を無限に拡大できない理由は、そんなことをすると、ハイパーインフレになってしまうからである。

引用:奇跡の経済教室 基礎知識編 149ページ

デフレである限り、
財政赤字はいくらでも拡大していい。
つまり国はいくらでも借金していいんです。

そして、経済成長にとって
理想的な緩やかなインフレ
を目指す。

でも、インフレが加熱し過ぎると、困る。
このインフレの加熱を止めるのが、税金の役割なんですね。
つまり、税金とは物価調整の手段なんです。
財源確保のためではありません。

具体的にどうやって、行き過ぎたインフレや、デフレを止めるのかと言うと、税率を操作するだけです。インフレを抑制したければ増税し、デフレを解消したければ減税するだけです。特にデフレ時の消費税などというワケの分からないものは無くしてしまっていいんです。(ただし、法人税はデフレ下で減税されても、企業の投資が盛んになるとはいえません。デフレで需要がないため、安全策を取り、内部留保の確保に努めるでしょう(そうなってるよね実際))


このインフレデフレの操作以外にも、
主に2つほど税金には存在理由があります。

に関してはもう上で語ったので、
について。

つまり、経済成長の為に、富の再分配をする、ってことですね(←経済成長の為に、って方が大事です。それが動機なので)。ええとですね、お金持ちと貧乏人ではお金の使い方が違います。お金持ちは所得のすべてを消費せず、貯金に回します。それに対し貧乏人は生活がかかっているので所得のほとんどを消費に回すわけです。例外はありますけど、全体として見ればこの傾向にあるでしょう。となると、貧乏人に金を回した方が消費が多くなるんですね。消費が増えると言うことは、それだけ需要が生まれているということであり、その需要が消費されるので、経済が廻ります。経済が廻ることはそのまま、経済発展に繋がります。

私の個人的見解を言わせてもらえば、税の役割は主に1ですね。次に重要なのが貨幣価値の裏付けである3で、最後が2かな、と。

そして、税の役割を
説明したこと
で、これが言えます。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

財政出動(財政支出・財政赤字・国の借金)は、
インフレ率のみによって制限され、
金額や%は関係ない。


所得税や法人税には自動安定装置の機能があるが、消費税にはそれがない


所得税法人税も、累進性があり、多く稼いでいる時は多く取られ、あまり稼いでいない時はあまり取られません。そして、所得のない人には所得税はかかりませんし、赤字企業にも法人税はかかりません。このことから、先ほど述べた税の役割である、インフレデフレの税率操作を、自動でやってくれる機能がこの2税にはあるんですね。しかし、消費税は消費にかかるため、どんな状態であろうとも取られます。自動安定装置機能がないんです。消費税を仮に導入するとしたらそれは、過剰なインフレの時だけです。

日本は借金をしても大丈夫というか、借金をしなければいけない


そう。
借金をしても財政破綻しないよ。
っていうか。

借金をしないと経済成長できないんです。
デフレ不況を脱出できないんです。
インフレ率がある程度高まれば、
民間投資などで経済成長していけますが、
そこに至るまでは、
国が借金して経済を回さないとダメなんですね。

デフレ時→借金しまくって経済を回す
微妙なインフレ時→まだ借金して経済を回す
程よいインフレ時→ここが丁度良いので借金をするのは控える
過剰なインフレ時→借金はしたらダメ。逆に増税などでインフレを抑制させる


てことですね。
デフレ不況時
民間がお金を使わ(え)ないので、
政府が借金して公共事業などを行い、
経済を回さなくてはならない
のです。

国の借金は返さなくても良い


返さなくていいんです。
返す必要もない。

なぜなら、

日本(国)の借金っていうのは
貨幣の発行残高なので。


国の借金、っていう
言い方が良くないな。
借金、っていう
言葉のチョイスがダメ。
借金っていうと、
返さなきゃって思うよね。

なので、
これまで国が作った
お金の数値を記録しているモノ。

って考えればいい。
今まで日本どれだけお金つくったの?
っていう数値が記録されてるだけなんです。

あ、1000兆円作ったんだー、お金^-^
みたいな?笑

そんな記録を返済もクソもないでしょう?
記録はタダの記録ですから。




こちらの動画が
MMT神動画です。


貨幣の成り立ちから説明されてます。

ちなみに私がMMTに興味を持ったきっかけは、投資をしてたことでした。常識では日本は借金を多く抱えて財政破綻しそうな危ない国なんですよね? じゃあどうして日本円が安全資産なのか? 本当に危ない国だったら世界の投資家はなぜ有事の円買いをするのか? え、日本って(少なくとも今は)ヤバくないんじゃないの? きっかけは、この辺でした。で、MMT自体は2年近く前から知ってたんですが、とにかくすぐには信じられなくて、色々見てきたんですよね。・・・結局預金が信用創造されていることや、デフレ時には政府は財政出動・減税することは、世の中では普通に行われていることだったと判断するに至ったわけです(飽くまで貨幣の理論としてのMMTは、理屈の通ったものであると私は考えます)。勿論、今後も研鑽・精査を重ねていく必要はあると考えています。



本記事で書かれていることはほぼ全てこの本に載っている内容です。




で、MMTを理解することによって、
世の中の真理に辿り着けます。
それが、これ↓↓↓


この供給というのは、価値(富)を生産するもの、を指します。労働者も資本家も、そして会社や工場も価値を生産していますよね(あと生産の元になる資源も)。お金はその気になれば国は一瞬で作れます。でもこういった価値を生み出すものは簡単には作れません。




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