ニートの親が、子供がニートであることを許していたワケ

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今回は、私と親との関係について書きます。










とにかく何よりも普通であることを私に望み続けていた私の親は、現在、私がアルバイトをしている(正社員ではない)ことに対して何か言ってくるということは(今のところ)ないです。


このことについてね。
一度このような記事を書いたわけですが。


先にこの記事↑を読んでね!







最近になって新たに解ったこともあり。

また最初期に書いたため、この記事がペラ記事だった、にも関わらずまあまあアクセスがある(みんなこれ興味あるんだろうなぁ)ということで


改めて、この話題を記事にしてみたいと思いますです。

(私は、自分の家族のことをべらべらと語ったりするのは、正直好きじゃないです。しかし、このブログの方向性としては、ある程度書かなきゃいけないのかなとも思っていまして(気は向かないけど、読者が見たいものを書く、っていうのも大事なので)。まぁ書ける範囲でね。書いていこうかなと)




普通絶対主義の親


まぁ、うちの親はこうなんですよね。


普通、のレール。


正社員で就職してそこに勤め続ける。
っていうレール
に乗っている限り




絶対安心。



そしてそれが
幸せになる唯一の方法。



普通に正社員として働いていれば、
人生は上手くいく。




という思想の世代です。

逆に言えば、そのレールから外れることは『ありえない』という考えの持ち主です。








前時代的?




確かにそうですが、今の時代に至ってもまだ尚それが最も手堅い生き方なのは解かる。

でも、それを絶対視する人は少なくなってきてますよね。




なにせ、親の世代は、
会社にしがみついていさえすれば、
人生のステージはすべて会社が用意してくれた
から。

終身雇用。

昇給賞与。

結婚の土台。

老後の生活。


正社員で勤めていさえすれば、多少仕事ができなかろうが何だろうが、後は会社がすべて面倒を見てくれる。だから、正社員で勤め続けること、これが何よりも大事であり、決して辞めてはならない。












でも今はもう状況が違う。



正社員といっても終身雇用は約束されていないし(私も一度正社員でクビを切られていますし)


給与も低ければ200万、高くても400万程度で頭打ち、という会社がほとんどです。





しかし、親の脳内は変わってないし、自分たちはそれで人生を生きてきた(生きてこれた)ので、やっぱりそれを信じちゃってます。



正社員雇用絶対神話。

普通絶対神話。

をね。







このときも

私もう下手したら死にかけてたんですが。


仕事を休むな! 絶対やめるな! 
と言われたくらい。

徹頭徹尾、普通から逸れたレールに対する理解はない、です。



死ぬほど苦しい状態にあることを、親に伝えていなかったのではないか? と?


いえ、苦しみは何度も訴えてました。
しかし、伝わりはしなかった。




なぜなら、労働で死ぬほど苦しむことなんて


ありえないから。












労働は、普通のこと。

普通のことで……死ぬ?









ありえないんです。







しかし、そんな親が。


私の現状を。


正社員の職場を辞職
2年近いニートを許したうえ、
再就職先もアルバイト



これを許している。



これはなぜ?なのか。









疑問に思われている方もいると思うんですよ。

親が私がニートやフリーターでも許した理由


では、いきなりですが、
最近判明した最大の理由から。


ええとですね、私の親戚に、私と同い年くらいの男性がいて私とはほぼ面識がないんですけど、その人がですね。



仕事が原因の鬱で、自殺したんですね。



これが起こったのはまだ私が以前の会社で正社員として働いていた時です。



で、親はこれを同じく鬱になってしまった私には言いづらくて隠してたんですが(話題に出さないようにしていたんですが)こないだポロっと言ってしまって。で、私がその場で聞いてみたら、このような話だったんですね。



親戚に仕事を原因とした鬱での自殺者がでた。

更には以前の記事にも書いたように、ここ数年、過労死や過労自殺やらがニュース等で頻繁に取り上げられるようになり、テレビ厨の親もそれをよく目にするようになっていた。

そんななか、私が精神科に通院し、
鬱病診断を受け、仕事を辞めた。









この辺りから、
親の対応が変わった
気がします。




辞めるな、とも言われなかったし。
すぐに次の職を正社員で探せ、とも言われなかった。





つまり親はこれまでも
私のことを心配してなかったとか大事に思ってなかったとかではなく



普通に生きる(正社員として定年まで)は
普通のこと
であり

その普通のことで
死まで追い込まれると言うことは
有り得ないこと
であり


有り得ないからこそ、
ただの怠けや甘えで私が辞職したいと言っている風にしか捉えようがなく




故に要は





正社員として普通に生きていく人生を
私に望んでいただけ
なんですね。














でも私は普通じゃない。














私は昔から働くと言うことに関しては
メンタル、スペックともにゴミカス性能なんですが。

親はこれを知りません。



どちらかといえば内気な性格をしているかな、
くらいは思ってるけど。


せいぜいがそれくらい。


何度も伝えましたが、理解はしません。
そんなものは存在しないと思っているので。

正社員で働くことは普通


それが普通、だから。

普通には、世の中の普通と、自分自身の普通があります。で、親の場合、この正社員で定年まで、は、世の中の普通、でもあり、自分自身の普通、でもあるんですね。

逆に、正社員で働くことが普通なんて、普通じゃない。っていうのが私の普通

という風に考えれば、人が普通ではないこと、を如何に受け入れられないか、が想像できると思います。


正社員で労働をしていれば、安心


実際、これまで私は、学校を卒業して以来、無職期間、アルバイト期間、契約社員期間、そして正社員期間と色々な期間を経てきてはいますが(大半は正社員期間です)、正社員期間の親の安心度はハンパなかったです。私がどれだけボロボロでも、そんなことはおかまいなくね。反対に先の2年近い無職期間では、直接は何も言ってこなかったわけですが、結構不安不満は色々伝わってきて……。表情とか。ため息なんて毎日聞いてたし。で、私が聞こえてないところ(聞こえてるんだけど)で、「なぜ仕事をしないんだ」「いつになったら働くんだ」みたいに愚痴られたり。

てな感じで、ものすごい不満が常々伝わってきてました^^;



いくら、
親戚が仕事が原因で自殺したとしても。
いくら、
私が鬱病になったとしても。
いくら、
世間でパワハラや過労自殺が騒がれたとしても。


親の人生に染み込んだ
人生の正当は飽くまで、







正社員で定年まで。






そうでありさえすれば、
幸福であり、
そうであることが、
普通。
当たり前。


ですから。






これは一生変わりません。



なので、アルバイトをしている今の状態も決して満足はしていません。

正社員絶対信仰があるので
正社員でなければ、安心はしません。

ただ私がこんなにも長期で無職だったのは初めてでしたし(これまで最高でも無職3カ月くらいだったので)、これはコイツほんとにマズイんじゃないか、と思ったらしく、この先ずっとアルバイトでいいとは思っていないかもしれないけど、すぐに正社員になって欲しいとも思ってないんだと。






半ば、多分、あきらめで、ね。







で、私は特にサラリーマンやこうした親世代の普通の生き方も否定したりしないです。


やっぱり今ですらこの生き方がいちばん安全なのは言うまでもない。



昔の安全神話は、壊れた。



でも相対的に最も堅実な道であることもまた、
事実
ですからね。









でもね。




それが。




その『普通』が。

不可能、もしくは限りなく不可能に近い人間、というのはいるんだ。









その人たちは
無理して普通にしがみつかなくていいと思う。



もちろん。

普通じゃない道を選んでも大丈夫だよ、
とは言えない。





ただ私は、
今死ぬか後で死ぬか、で

後で死ぬ道を選んで

そのが来るまで、
精一杯できることをやっていくつもり。

です。


ただ、問題なのは精神が
取り返しのつかない段階までbrokenしていることだ。



親のために正社員になる気はないのか



ないですね。


社会通念上、
親を悲しませないこと
  

『大正義』


であることは、知ってます。


親を泣かすな、親を安心させろ
って概念は





どうしようもないくらいに
大正義。








わかってます。







しかし、その選択は、しない。

というよりも、
これからはもう、しない。






社会通念上正しくなくてもいいです。



私は間違った人間なので、
正しくなくても生きていた方がいいと思うんです。




で。




ハッキリいうと、
正社員になってやっていけそうなら、


なってる。


やれそうだと思うなら、
やってます。




正社員、目指してます。



しかし。

今現在、アルバイトをしているわけじゃないですか。

働くことを決意し。


このような就職活動期間を経て。


取り敢えず
楽なアルバイトを見つけた。







で。

この上の記事にも書いたんですが、
楽っていうのは他の仕事と比べて相対的に楽ってことであって、まだまだ頑張って働ける余力があるぞ!ってことではなく、私自身としてはもうこれくらいが本当ちょうどいい。




労働としてはもうこれくらいで、
心底ちょうどいい。






これ以上心身ともにしんどい仕事となると、
確実に継続が困難になる。


またこのバイトだって、何らかの理由があって辞職に至る蓋然性はそれなりにあるんです。


今の楽なバイトにも、不安要素がいくつもある。
(ちなみに課長は私の直属の上司、部長は他部署の部長です)



要するに何が言いたいかというと、
今やっているバイトを継続していくことが、
もう私としては、結構ギリギリ

平穏(平穏と言えるかは解らないけれども)でいられる精神状態で生活していくためには、このくらいの労働が精一杯。

なんですね。


正直なところ、
もっと頑張れそうな余力は、
ない。



なので、親を喜ばせようとして
無理に正社員を目指しても。

過度なストレスにより私は以前みたく家にいるときもほぼ廃人状態になるし、もう、文字通り正社員を維持するためだけに自分の容量が全振りになるし、更にはその正社員の仕事を短期間で辞めてしまうことも(無茶苦茶)考えられ、そして辞めてすぐに次の仕事を探せる気力が在るかどうかも分からない。

最悪、また、こうなって↓しまうかも……


今は、ストレスが少ないので、家族との会話がここ数年で一番あるんですよ。ニートの時は今よりは少なかったし、正社員で働いていた時はほぼ話してなかったです。


労働をしていく上で、正社員を目指すことは、
確かに望ましい
です。
給与はもちろんのこと、雇用の安定度が非正規とは違いますからね(どちらも一昔前に比べれば随分形骸化してきてはいますが、それでも非正規より圧倒的にマシ、である事実はみなさん周知のことかと思います)。


なので。

アルバイトなんてフツーに出来る。
余裕余裕。でもこのままだと将来不安だなぁ。


っていう人は正社員を目指せばいいのではないかと思う。むしろ目指した方がいいんじゃないかな、と思う。

でも、私のように簡単なアルバイトでさえ今後継続していけるかどうか分からないような人間




無理に正社員なんてハードルの高いものを目指すべきではない、と思います。


それで最終的に死ぬことになったらそれはそれで仕方ないじゃん。無理して正社員労働をしてもそれはそれで死ぬかもしれないんだぜ?

自立を目指すのであれば、正攻法ではない方法で


親からの経済的自立、はすべき
だと思っていますよ。
でもそれは、正社員になって少しでも安定した仕事を続ける、という方法で達成することではないと思っている。




私の場合は、ね。

他の人は自分の答えを
自分で見つけて下さい


今後、正社員を目指す可能性は?


可能性があるかないか、
で言われたら、

あります。


1つめは、
正社員でもイケそうな職場を見つけたとき。
これは

ここでも語ったように、正社員で稼げるチャンスがあれば稼ぎたいです。
しかし私の労働能力を鑑みた場合、その確率はとても低いでしょう。
もう労働に関して、無理はしませんからね。



2つめは、親による影響、です。
私はもう今後、他人の意見には左右されません。




左右されるとしたら、
私にとって重要な人物。




それが、

です。





これに関しては、信条や理屈では測り切れないところがあるんですね。





感情。





いや、単純に
と言ってもいい。





もう30年以上共に過ごしてきた親の存在は、私の中でとても大きなものなんです。


 


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生きた結果が自己責任ならば、
世の普通や常識に倣って生きた結果も
また自己責任である。

なぜなら、世の普通や常識に倣って生きた結果が
如何なるものであったとしても、
他人はその責任の一切を負わないからだ。








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