初めての心療内科では何をするの?

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今回は、初めて心療内科精神科受診する方、
もしくはしようと思っている方に向けた記事を書きたいと思います。




意外と敷居の高い、メンタルクリニック


私もそうだったんですが、意外と敷居が高いんですよね、心療内科精神科を受診するのって。(←この敷居が高いはよくある誤用ハードルが高いと言いましょう 笑)



以前の記事にも書いたのですが私もね、少なくとも社会人として普通に働けているような状態で行くべきところではないと思ってたんですよね。
誰が見ても、一目で精神的な異常があると判るような方が治療を受けにいく場所だと思ってました。

で、そんな私がどういう精神状態で初めて精神科を訪れたかというと、それは、秒刻みでこの世から消えることを考えていた時なんですよね。
朝起きたら意識が覚醒するじゃないですか。で、寝たら意識が消失するじゃないですか。この間、秒刻みで1秒たりとも休まずそのことを考えてるんです(時、という言葉を使いましたが、労働していた11年間の半分以上がこういう心理状態にありました。私の主観ではありますが、状態としては本当にやばかったと思うんですね。よく、今こうして生きてるな、とすら思います。正直なところ)。


ちょっと話がズレましたが……実際私が精神科や心療内科を受診してみて思ったことは、患者さんの中に、一目で判る障害者という方はほぼいないということです。今までに1人か2人、いたかどうかのレベルです。私はこれまで3つの病院に通院し、相当数の精神科にいる患者さんたちを見てきているんですが、本当に皆さん見た目は普通のサラリーマンや主婦の方となんら変わりません。
待合室での医療事務員の方との受け答えや、また診察室から先生と患者さんが話している声が少し聞こえてきたりもするんですが(何を話してるかまでは分かりません)、ごく普通の方と同じように、ちゃんとした受け答えをしています。ごく稀に、親に付き添われて自分ではほとんどしゃべらない方を見ることはありますが、基本的に、見た目だけで精神的な病に苦しんでいると判別できるような方は、ほぼいません

なので自分の症状が精神科にかかる程度かどうかというのはあまり気にせず、受診したいと思えば受診なさってください。



初めての診察はどんな感じか?


まず病院に電話をかけて予約を取ります。

そして、予約した日に病院に行きます(病院に行く前に、自分の状態(症状と環境)を紙に書いておくといいです)。

病院に行き、受付を済ますと個室に誘導され、医師よりも先に看護師精神保健福祉士の方などが症状について聞いてきたり、また心理テストなどを行ったりします。個人医院であれば、これが単に問診票を書くだけで終わったりします。(私のケースでは、最初の大きな精神病院では、精神保健福祉士の方がじっくり20分くらいかけて私の症状を聞いてくれましたが、2つめの個人医院は問診票記入だけでした)

で、それが終わるといよいよ医師の診察があるのですが、内容としては医師によって全然違うので一概には言えません。基本的には患者の症状を聞き、それに併せた薬を出しますね、という説明を受けて終わりです。
診察後に薬が出ます。次回からは最初の問診が省かれ、診察→薬をもらう、だけになります。(診察をせず薬だけもらうという行為はできません



話は戻りますが、最初にある問診で正確に自分の状態(症状と環境)を伝えるためにも、あらかじめ症状を紙に書いておくなどしておいた方がいいです。(この紙に書いた内容が医師にも伝わります。もちろん問診票を渡されて書いてくれとは言われますが、正確に自分の状態を伝えるには、自分の文字で書くことが大切です)。

恐らくですが、既に通院中にも関わらず、自分の症状をはっきりと医師に理解してもらえていない患者さんって多いのではないでしょうか。
そして、そんな状態のまま診察が何度も繰り返されてしまう。




これって正直、無駄ですよね?





だから最初にきちんと、自分の症状を伝えるべきだと思います。



ただ、症状を過大に書いたり、ありもしないことを書くのは止めたほうがいいです。
なぜかというと、それをやっちゃうと後々の診察の中で、医師と会話するうちに矛盾点が生まれる確率が高いです。医師からすると、あれ? 前はこんな症状を訴えていたのに、今聞いたらそんなことはないと言ってるぞ? みたいになります。そうなると、医師に嘘を平気でつくタイプと見なされ、以後こちらの発言を信用してもらえなくなります
精神科医は、息をするように嘘をつく患者と山ほど接してきています。そもそも、精神病院にくる患者の発言を医師が100%信用することはないです。
しかし、見え透いた嘘ばかりをつく患者と、嘘をつかず、発言に整合性のある患者とでは信用する確率がやはり違ってきます。この患者は荒唐無稽なことしか言わないから100%信用していないけど、こっちの患者は言っていることに矛盾はないので50%くらいは信用している、となってくるものです。


ちなみに私は初診の時、以下のように書いていきました。ほぼ原文ママ載せておきます。

【ストレスによる症状】
・感情鈍磨。思考全体に靄がかかっているようで、殆ど何も考えられない。
 10年程前から物事に感動したり、心から楽しめたりということが一度もない。苦痛以外に感情が強く動いたことがない。
 10代の頃は感性や思考が溢れて留まることがなかったが、今では思考すること自体が苦痛。
 強い苦痛に対処するために、感情を抑えつけてきた。
 就職活動時に最初の大きな感情の欠落があり、非常に苦しい環境に身を置くたびに大幅に欠落していった。
 一方で、嫌なこと、苦しいことには未だに苛まれる。
・喉の異物感、不快感、圧迫感。唾液を嚥下する度、喉仏の奥がごりっと音を立てて鳴る。
 耳鼻咽喉科で検査済み。異常はなく、ストレスが原因ではないか、と言われる。ヒステリー球?(二十歳の時から)
 喉が渇きやすい。
・胸が塞ぐ感じ
・頭痛。休日になると決まって強い頭痛に見舞われた。頭痛薬(イブクイック)を毎回服用していた。
・吐き気。酷いときは嘔吐。
・肩、首の凝り(定期的にマッサージに通う)
・不眠 現在の睡眠時間は、仕事から帰ってきて2,3時間。仕事に行く前に1,2時間。仕事から帰ってきた後、全く眠れない場合も多い。
・胃痛(ストレスを強く感じた時)
・閃輝暗点(以前は週に1度。今はごくまれに起こる)
・全身の気怠さ
・ストレスに対する抵抗力が段々弱くなった。
・非常に強い無気力感がある。
・自らが望まないことに対してのやる気が出ず、また出そうとも思えない。

【私の気質など】
①仕事面での、普通のことが、普通にできない。
②会社を首になる→金がなくなる→生きていけなくなる
 という強迫観念にずっと怯えている。
 主に仕事をクビになり、金銭的に困窮し、日常生活が営めなくなる、というものが最悪に想定する。

・過剰な不安症、心配性。常にほぼ最悪のケースを想定してしまい、そのことで常に頭がいっぱいになり、精神を逼迫する。
 ごくたまに面倒くさいことを言う上司など、比較的低確率で起こる嫌なことでも
 それを想定して、憂鬱になる、動悸が止まらない、咳が出る、喉が渇く、吐き気がする、などの症状が出る。
 『何日か先』にその『低確率で起こる嫌なこと』があったとすると、その日までずっと憂鬱な状態が続く。
 目が覚めてすぐその嫌なことに心が囚われ、気が休まる時がなく、酷いときは夢にまで見てしまう。
・少しでも仕事が難しいと、覚えられない。一生懸命覚えようとしても、並以下の成果しか挙げられない。
 仕事を覚える、人間関係を円滑にする、ために出来る限りの努力はしてきたつもり。
 二つ以上の事を平行して行うのが非常に困難。一つのことをしていると、他の事への注意が散漫になる。
 怒られると途端に頭が真っ白になる。それでまた怒られる。
 人格否定を交えて今までのほぼすべての職場で関わったほぼすべての上司から怒られてきた。
 仕事内容よりも、相手の感情の起伏を気にしすぎてしまう。
 またうっかりミスが多く、それを避けようと病的なまでに何度も確認してしまう。
 それでもなお不安が残り、家に帰ってもミスしてないかと一日中考え込んでしまう。
 昔はそうではなかったが、個人的には大したことないと思うミスで強く怒られる経験を何度も重ねるうちにそうなっていった。
・カップ麺、スナック菓子、ジャングフードなどの消耗品を買って食べ、ストレスを誤魔化すが、焼け石に水。
 (昔から気晴らしを行うことでストレスを発散することができない。飲酒やカラオケ、運動、ヤケ食い、旅行など俗に言う気晴らし行為をしても全くストレスが解消されることがない。ストレスの要因が無くなることでしか、ストレスが消えない)
・自分自身の状態を頭で分析することはできると思っているが、頭で解っていても心(精神面)がまるでついてこない。
 強くなろう、社会に適合しよう、マイナスな考え方を変えよう、とこれまで精一杯の努力してきたが、結果的に自分が壊れていくばかりでどうにもならなかった。




みっともないとかそういうのは一切いらないので、正直に書きましょう


ただ、良い医師と会うのは難しいです。
私も4人目でやっとまともな精神科医に巡り会えましたから。



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