批判者の心理に存在する「チェンジの法則」を見た

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さて今回は
批判者心理について、
書きます。


批判者と言っても色々いますので。
今回は、いわゆる自分よりもダメな人間や、
異なった環境で生きている人間に対し
「なんでコイツは~しないんだよ」
「コイツは~するべきだろ」
「~しない時点でクズ」という風な
批判を行う人たちについて書きます。




批判者の心理に存在する、チェンジの法則とは?


私は数年前、
ある1つの記事を見つけました。


こちらの記事↓なんですが。
https://toyokeizai.net/articles/-/115480
(これをweb検索するか、コピーして検索窓かURL窓かに貼ってね)

要点だけ書くと、
貧困の末に夜の仕事に追いやられ、そこから抜け出せなくなってしまっている女性を取材したルポルタージュです。

この記事を読みながら、
「悲惨な境遇だなぁ」と思いつつも、
私はあることに気付きました。





この女性は間違いなく
記事のコメント欄で
批判されている、

と。




それに気づいた箇所は、
次の部分です。

貧困の状態にありながらも
酒とタバコを嗜んでいる。

ここ。

ここです。


酒、タバコ。


これ。

ここを読んだ瞬間、
これは
もう批判の嵐だ、

と思いました。




間違いなく
この部分を批判されていると思いました。

そして記事を読了後、
コメント欄に目を通すと。



予想通りの内容で
批判の嵐。




コメントの大多数が(全員じゃないよ)
私が予想した通りの内容で
批判している。



酒、タバコをやっている
時点で同情の価値なし。


まず酒とタバコを止めろ!
その分を生活費に回せば
少しずつ状況は改善されていくはず!



なんでそうしないの?




ってね。




なるほど。




okok^-^




批判者のみんなが
言いたいことは、
ワカる。




理論のみ
この女性にアドバイスをしろ
と言われたら


私も同じことを
言っていた。




しかし実際に
アドバイス
をするとしたら
同じことは言わない。





なぜか?


それはですね。

このアドバイス(批判)をしている
人たち全員



次のような心理状態
置かれているからです。






それは、

自分



この女性




「チェンジ」



したら
こうするよ、

っていう心理なんです。

ギニュー特戦隊のギニュー隊長が使っていた「チェンジ」をみんな無意識のうちにやってる


ドラゴンボールに出てくる
ギニュー特戦隊
ギニュー隊長っているじゃないですか。

彼が使っていた非現実的な技、
覚えてます?








それが、
「チェンジ」です。






ボディチェンジ。

自分の身体が
いきなり相手の身体と入れ替わる。







ええ、
身体だけ。






ポイントはここ。

身体だけ
入れ替わる
んです。








そう。



この心理で、
批判者たちは記事の女性を
批判している
んです。



「チェンジ」の法則に則った
「チェンジ」の心理でね。



、自分がこの女性と
身体が入れ替わったら、こうする。
っていう体でモノを言っている。








でも、そんなことが
現実に有り得ますか?


有り得ないよね?




タバコや酒を止めて
浮いた金を生活費に回せば
貧困から抜け出す糸口になる。


その通りです。

まったくもって
その通り。





あれ?





それって、でも
瞬間的に出来ることじゃないよね??

それなりに長い、
かなり長い期間、
節約を続けなければ環境を変えられるような
お金は貯まらない。
(1年や2年じゃないよね)

つーこたー
その期間は夜の仕事もしないといけない。



つまりは
夜の仕事
当面続けなきゃならない。



え?

じゃあ

そこで受けるストレスは???

そのストレスは
どうやって発散するのさ???

この批判者たちは
そのストレスの部分を
僅かでも考慮してる?






それとも何?

そこは
根性と前向きな精神で凌ぐの?





嗚呼…




頼むから
精神論じゃなくて
思考を使ってくれ。

都合の悪いところは
精神論で誤魔化すのは
卑怯じゃないか。

人間の精神力って
無尽蔵に湧いてこない
んだぜ?


この女性にとっては
タバコと酒がストレス発散、
つまり現在の収益(夜の労働)を持続するための
動力源になっている
わけだよね?



酒とタバコを取り上げた状態で
夜の仕事をさせて貯蓄するだなんて真似が

この女性に可能なんだろうか???

「精神論」では可能だ。でも、「現実的」に可能だと思うかい?





知恵のある人なら、
まず「ここ」を考える。

つーか、
考えざるを得ない。


これは、看過できない
障壁
だもの。

根性とか精神論、
はたまた常識なんてもので
看過できない
障壁
だもの。




少しでも
知性(※1)のある人間なら








「自分」ならこうする……

でもそれが「彼女」に
可能か?








っていう風に、考えるハズ。


(※1):









しかし。




この記事の批判者たちは


そこんとこを……



考えているのだろうか?



いや、





考え【られて】
いるのだろうか?








人間っていうのは
理論で生きているワケじゃない
んですよ。






つーか
理論じゃ生きられない
んですよ。


数学の公式みたいな感じで
生きているワケじゃない
んです。



理論で考えれば
誰でも解決策を導き出すことは可能です。



マジな話、
馬鹿でも出来ます。




で考え付くよ、
そんなの。


タバコ、酒を完全に止め、
無駄なものを買わず節約生活をしながら
運動、ダイエットをして
格安な夜の仕事から抜け出し
単価の高い夜の仕事である程度稼いだ後に
昼の仕事に転職。

その期間に資格取得などできれば
尚良い。


ほら、できた^-^


5秒で貧困脱出プラン完成しちゃったよ。




……いやいやいやいやいや。


理論だけで考えたら
それで解決するけどさ。




果たして

「それ」

この記事の
「彼女」



出来るのか??








自分が彼女の立場だったら、
そうする。




って言いたいワケ
なんでしょうが




自分が彼女の立場だったら





という現象が
「まず」


この世界では
起こりません。






起こったとしたら
そりゃもー
奇跡
です。




だって、
生きてきた人生も違うし。
今置かれている環境も違うし。


そこから来る苦しみ


何一つリアルに
他人は味わえない

んだよ?




そう、
他人は……。









それこそ、
ギニュー特戦隊
ギニュー隊長




チェンジ!

がなければ

起こらないくらい
それは非現実的なこと
なんですよ。









私が想像するに
この女性はね。

タバコや酒でなんとか
気を紛らわして
なんとか夜の仕事を続けている状態
だと
思うんです。


今。

そう、
今、生きていくだけで、
もう、精一杯
なんです。

【今】を維持するだけで、
【ぎりぎり】








酒やタバコに逃げないと、



多分……



いえ、ほぼ100%
潰れる
でしょう。


メンタルもー
ぶっ壊れる
と思いますよ。





精神病院入院コースくらいに
酒・タバコなしに
夜の仕事を続けるのは
不可能だと、私は思います。




仮にこの批判ともいえる
アドバイス通り
にね。


彼女がある日
キッパリ酒とタバコを止めたとしようじゃないですか。



もう、
夜の仕事は続けられません。



それどころか、
普通に息を吸って吐く生活自体困難でしょう。



精神病院通院、もしくは
入院コースです。






リアルにそうなっちゃうと
私は思う。



曲がりなりにも私も
心がぶっ壊れた人間だから。


その辺のギリギリ感
解るんだ。

(精神がぶっ壊れると
ただ「普通の生活」を
送ることがもの凄く苦しい
んだ)


私がもしこの女性の友人なら、コメ欄の批判者のように精神論で生活態度を改めさせようとはせず、夜の仕事を辞めさせた上で、生活保護を受給させ、それからアル中に関しては病院や更生施設での治療を受けさせます。この方法がいちばん現実的に快方に向かうと思う。





でもこれを批判している
批判者たちは


そんなことは
頭にない
んです。




一切ない。









考えてないんじゃない。

考えられないんです。












想像力が
欠如
しているから。






想像力が欠如しているから
自分と相手を混同してしまう。



だから、自分が
この人と、


、身体をチェンジした場合


自分ならこうするよ?
っていうスタンスで
フツーに批判
してしまうわけ。




その、
この人と、今、身体をチェンジした場合
っていうのは



現実問題、
有り得ない




起こり得ない。



育ってきた環境も
置かれている環境も



何もかも違うんだから。





自分の感覚では
何一つ
彼女のリアル
捉えられないという事実
に、

気付けないんですヨ。





要するにこの手の
批判者っていうのは



「相手の立場に立って考える能力が
著しく欠けている」


わけです。


自分が出来ることは、相手も出来る




「自分ならこうするのに」








「相手もそれが出来て
当たり前」





になっちゃうんだ。










それ
当たり前じゃなくて




ファンタジーの世界だぜ?









大体、この女性は
14歳でシンナーに手を染めて
15歳で覚せい剤でしょ?



こんな人生を送った
(送らざるを得なかった)
奴がこのコメント欄の
批判者の中に
一体何人いる?




でも、
そんなことは構わず
堂々と批判。








こんなに不幸な人生を歩んできた人に
普通の人生を歩んできた人間が
かけられる言葉なんて
何もない。




彼らは
チェンジの心理
動いているんですよね。



そして、
ここ重要なんですが、
(何度も繰り返してすみませんね)
チェンジの心理で動いていることに


自分では気付いてない。




安直に。

そりゃもう
安直なまでに。


自分が『今』

その人と身体が入れ替わったとして、
自分ならこうする、ということを
こうするべき、
と助言してしまう人間。






相手の過去や
置かれている状況は考えず(正確には考えられず)、
全く違う人生を過ごしてきた自分がいきなりその人と身体が入れ替わった体で助言してしまうタイプ。










彼らは
この事実に気付くだけの知性を
持っていない。






















まあ。




事実として。






「自分ならこうする」

↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「なぜこの人はこうしないんだ?」
とそのまま脳内変換してしまえる人が



世の中には割といるんだ、



ということです。


批判やアドバイスにも価値はある



第三者の意見
としてね。



批判とアドバイスの違いは私はないと思う。する側とされる側の気持ち次第でいくらでも変化するから、その辺の定義はどうでもいいね。



しかし、批判もアドバイスも、
「第三者の意見」ではあるわけで。



そこに価値がある。



私も自分の考えが
絶対真理だとは思っていないので


他人の意見を求めることが稀にはあります。




ただ。



それは飽くまで
参考にするだけ。



最終的な決断は、
自分が下す。




基本、
自分のことは
自分で考えて
自分で決めます。




所詮、
他人は他人。







第三者の視点は与えてくれるから
そこは有効活用できるけど
逆に言えば




そこ以外に有効活用する
箇所はありません。


他人に【答え】を求めちゃダメです。







だいいち、
自分の素人である他人に、
自分のことをアレコレ
言われたくなんかないからね^^;







自分のことは
必死になって頭を使って
自分で考えるしかない。



他人に頼っても
満足のいく答えなんて
出ない。













もし出るとするなら、
それはそれで




















私は
私自身の知性のなさ
心底呪うね。













この記事を見てくれた方には




この4つはどれも
オススメ^-^!!!




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