今の私の考えを述べてみます。
飽くまで現時点での
私の考えなので
合っているかは分からないし、
今後変わる可能性もあると思います
(より素晴らしいと思えるものがあれば)。
Contents
理想社会
ユートピア
理想の社会とは
全体の幸福度が
上がっていく永続的な社会
と定義する。
ここでは
・普通の人
・金持ち
と
【現在】
【未来】
の2つの指標を出して考える。
ひな形
・貧乏人 富の量
・普通の人 富の量
・金持ち 富の量
【現在】
・貧乏人 富の量
・普通の人 富の量
・金持ち 富の量
【未来】
・貧乏人 富の量
・普通の人 富の量
・金持ち 富の量
富=供給
ディストピア1(共産主義)
・貧乏人 100
・普通の人 100
・金持ち 100
【現在】
・貧乏人 110
・普通の人 110
・金持ち 110
【未来】
・貧乏人 120
・普通の人 120
・金持ち 120
最終的な富 360
共産主義。
富を国家が管理して均等に配ります。
全員平等で公平なんですが、この社会では頑張っても報われない(その分の富が与えられない)ので、(ほぼ)誰も努力しない。よって全体の幸福度(富の総量)=文明が大して成長しません。もちろん、国家が公正であり続けることが前提です。
公共事業の分とかで、多少は全体の富は増えていくと思います。
ちょっと違うんですが、共産主義の世界だと社会の雰囲気はこんな感じ↑になるかと予想(いや実際はワカらんけどw)。みんな同じような服着て、目に入る看板はプロパガンダだけ。多様性や自主性がないですよね。
ディストピア2(市場原理主義)
・貧乏人 100
・普通の人 100
・金持ち 100
【現在】
・貧乏人 50
・普通の人 90
・金持ち 300
【未来】
・貧乏人 10
・普通の人 70
・金持ち 500
最終的な富 580
市場原理主義。
完全に市場任せにすると、こうなります。
今私たちが生きている社会(アメリカや日本)に近いです。
金持ちになろうと誰もが鎬を削って争い(売れるサービスを提供する)ので、成長はします。しかし国家の規制が(ほぼ)ない状態では、誰もが手段を選ばない為、弱者は切り捨てられ、奴隷化され、生かさず殺さず、強者に富(供給)を収奪されます。そして、貧困者が増えるにつれ消費ができなくなり(消費が減ると供給も減り)、全体的な成長速度は落ちていきます。
持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられる
トマ・ピケティの2014年の著書『21世紀の資本』では、”the rich-get-richer”(金持ちはより金持ちに)という言葉で広く説明されている現象である、資本の所有者は労働者よりも早く資産を蓄積するという彼の中心的な論文を支持する、数百年にわたる一連の実証的データが提示されている
そのため市場原理で放っておくとどうしても金持ちの富が大きくなっていくため、理想社会として機能するためには、【貧乏人への救済】【金持ちへの規制】が必要です。努力・才能・運の差で受け取れる富の量に差はあって良いんですが、それは社会全体の中である程度の範囲までに留めなければなりません。それよりも社会全体での富の総量を上げることを目指しましょう。
【貧乏人への救済】【金持ちへの規制】←ココだけ見たら、貧乏人を甘やかし、金持ちをイジメているように見えますが、これをやって初めて「公正な競争」になります。例えば、金持ちは寝ているだけで利息や賃貸料などでお金が入ってくる【不公平】を考えて下さい(他にもたくさんあるけど一番わかりやすい例)。
金持ちはその金で、また金を生む資産を買えます。この格差は時間の経過とともに雪だるま式に拡大していきます。
ディストピア3(金本位制)
パターンA(共産型)
・貧乏人 100
・普通の人 100
・金持ち 100
【現在】
・貧乏人 100
・普通の人 100
・金持ち 100
【未来】
・貧乏人 100
・普通の人 100
・金持ち 100
最終的な富 300
パターンB(市場原理型)
・貧乏人 100
・普通の人 100
・金持ち 100
【現在】
・貧乏人 50
・普通の人 100
・金持ち 150
【未来】
・貧乏人 10
・普通の人 40
・金持ち 250
最終的な富 300
金本位制。
通貨量を増やせない縛りのある社会。
ゴールドの最大量までしか生産活動が出来ず、
社会が成長しません。
最大量が300のまま変わらず、
共産的に
国家が300を平等に分配する社会か、
市場原理で
その300を我々で奪い合う社会になるか。
最強のディストピアです。
ユートピア(資本主義)
・貧乏人 100
・普通の人 100
・金持ち 100
【現在】
・貧乏人 200
・普通の人 300
・金持ち 400
【未来】
・貧乏人 400
・普通の人 600
・金持ち 800
最終的な富 1800
資本主義社会。
資本を投じて経済成長することで社会が成長し続け(全体の富が増え続け)、その富の分配が適正に行われた資本主義です。貧乏人、普通の人、金持ち、で差はありますが、全体が豊かになっていっていますし、差の度合いも広がっていません。
格差が拡大しないように
①【貧乏人への救済】
②【金持ちへの規制】
をやってるから。
基本は市場原理で、需要を埋める形で(民間の)供給が行われる。不況時は需要が低下するため政府が需要を作る。
理想社会のためには
①【貧乏人への救済】
②【金持ちへの規制】
をやればいい
(これが超ムズカシイんですけどね( இωஇ ))
私たちは、こういう社会を
目指すと良いのではないでしょうか?