笑顔がいちばん大切

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良いことがあったから
笑顔なんじゃない。

笑顔だから
良いことがあるんだよ。

ああ、それね。
ポジティブの塊みたいなセリフね。


オレはこの言葉を聞いたとき、正直感動したわ。

いや、これマジですごいよ。
実に、当を射てる。

嘘だと思うのなら、
ためしに一日中笑顔で過ごしてみな?
その日はきっと、いつもより良いことがあるから。

ためしに一日中笑顔で過ごすのは、苦痛だろ。
それに、そう言われてそれが全員実行可能なわけもなし。


向こうから『良いこと』なんてやってこないよ。
『良いこと』ってのは、自分で起こしていかなきゃね。
そのために重要なのが、笑顔でいること。

日常生活の中には、
『良いこと』の種が随所に植えられている。
笑顔ってやつは、
いわば陽の光なんだよね。
陽が当たれば、『良いこと』の種が育って、花が開くだろ?

作り笑顔、愛想笑い。
こういうものって、まさにその考え方から生まれてるよな。

その考え方がなければ、こういう奇妙な笑いは、
決して生まれてこなかった。

自分の気持ちを二の次にして、相手の目線を気にした行為だ。


それって言い換えれば、相手のことを思った行為だろ?

相手のことを自分よりも優先させた行為、ってのは
それが互いに成されてこそ、素晴らしいのさ。
一方だけがそれをし続けるのなら、そりゃ一方の笑顔しか作らない。
自分の心を殺して、相手の笑顔を作る行為になる。


なに綺麗ごと言ってんの。
作り笑顔も愛想笑いも、場合によっては必要じゃないか。

おまえはどうせ、本当の笑顔にこそ価値がある、
って締めくくりたいわけだろ?

ある程度仲良くなれば、もちろん、そんなものは要らない。
だけど、最初はそれを利用して段階を踏んでいくしかない。
そうして親交を深めた先に、相手の本当の笑顔があるわけで。

愛想笑いと作り笑顔で始まった人間関係は、
最後まで愛想笑いと作り笑顔のままなケースもあるだろ。
その場合、残るのは苦痛と疲労感だけだ。

良いことがあったから
笑顔なんじゃない。
笑顔だから
良いことがあるんだよ。
って言われて、素直に笑える奴はそれでいいさ。

けど、そう言われて愛想笑いしかできない奴は、やっぱりなかなか救われない。
そういう奴は切り捨てましょ、がこのセリフの暗黙のルールなら、 たかがしれてるな。


だが、結局のところ、
良いことなんて何もない、って言う奴が、良いことに巡りあうためには、
自分から笑うしかないわけ。

それにほら、その作り笑顔を受けて返ってくる相手の笑顔って、
ちょっとだけど、本物の笑顔に近づいてるんじゃないの?

最初のきっかけは、作り笑顔でいいんだよ。

だからそれは、
相手がこちらのことを思い遣った反応をしてくれた場合、の話だろ。


けど、それを試してみる価値はあると思うね。
実際、人間って奴は、無条件に笑顔が好きなわけだしさ。

だから買い物にいけば、店員は笑顔が標準設定になってるんだよ。
実際、あいつらの中の何人が本当に心から笑ってる?

でも、心地良いだろ? 
作り物の笑顔でも。

笑顔じゃなくったって、普段通りの顔でいい。
オレはあの作り笑顔の接客、悪いけどちっとも嬉しくないね。


おまえがどう捉えようとも、社会は常に大多数の人間の意向に併せて動いている。

それはつまり、
作り笑顔、愛想笑い。
これらがベストだ、と感じる人間が 大多数であることを示しているんだ。

だって、そうだろ。
デパートに買い物に行って、
その時に店員の感情なんて、いちいち見たいか?
見たくないだろ。
面倒くさいだろ。
鬱陶しいだろ。そんなの。
大多数の人間が、そうなのさ。

だから時と場合、そして相手を選ぶようになったんだな。

たとえば、
時と場合によって、
自分よりも相手が弱ければ、感情をそのまま出せるし、
自分よりも相手が強ければ、愛想でごまかそうとする。

苦痛を伴う作り笑顔、愛想笑いをしている限り、
間違いなくこの問題が連鎖して出てくる。
無理をした分は、ただでは消えない。
どこか別の場所で、全く違う形の無理をして消す必要がある。


どう言っても現実は、オレが言った通りだから。

職場でも学校でもいい。友達でも同僚でも上司でも部下でもいい。
誰だって、相手が笑顔で接してくることを心の底では望んでいる。
そして、そうやって接してくれた時は、素直に嬉しいものさ。

そこを嬉しいと感じてしまったら、
色んなことの諦めになってしまうんじゃないか?

無条件な笑顔を相手に要求することって、
自分にも無条件な笑顔が要求されることに、繋がるわけだから。




オレは、
愛想笑いは、いらない。
作り笑顔も、いらない。
自然にこぼれる笑みだけでいい。


それでも笑顔が大切だ、
というのなら、




何か良いことがあって、
とても嬉しい、
とても幸せだ……

そんな時に、少しでも多くの人に笑顔を振りまくようにする。




それだけで、十分だ。




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