経済基礎知識④【管理通貨制度】

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前回の金本位制度に続き、

私たちの脳内は、未だに金本位制度である。

今回は管理通貨制度を書きます。




現代は、管理通貨制度


この管理通貨制度こそが、
現行体制今の世の中貨幣制度です。

本来、管理通貨制度金本位制度
中学校の公民で習ってはいるんですが
多分皆言葉と概要を覚えているくらいで
実際、「世の中金」
「働かなければ生きていけない」
脳筋(洗脳)思考でほとんどの人は
生きちゃってます(いずれも大衆に都合が悪く、金持ちに都合のいい世界観です)。

ちなみに、金本位制度お金(自体に)に価値の本質がある世界か?というとそういうわけではないです。(私も以前はそー思っていましたが、よくよく考えてみると金本位制の世でも価値の本質は結局供給能力にあります【ゴールドは結局、金色の綺麗な石であり、それ上の価値がないのです(飛行石みたいに石自体に特殊能力ないでしょw)】)どちらも価値の本質は供給能力にあります。





てゆーか結局、どんな世の中でも
供給」にしか
人間社会の価値は存在しないです。

ぶっちゃけ、
金本位制度管理通貨制度違いは、
供給力の上限を
世界に在るゴールドの上限までと
定めているかorそうでないか
、の
違いだけです。




銀行預金などは電子上の数字、お札は紙、ゴールドは綺麗な物質、でしかないです。ドラゴンボールのホイポイカプセルみたいに投げたら便利な物(家とかバイクとか)に変化したりしません(当たり前だろ~)。「これ=お金」に価値を持たせているのは我々人間の供給です(もー何回同じこと言ってるねんw)。


管理通貨制度とは?


貨幣価値通貨量発行量)が
国の政策と信用
財やサービス資源と供給能力
によって左右される状態(通貨当局(中央銀行)が管理する)。

通貨量→日本社会に流通する通貨(お金)には、現金通貨(紙幣と硬貨)預金通貨(電子データ)があります。割合としては世の中にあるお金のほぼすべてが預金通貨なので、お金=預金通貨で考えていいくらいです(経済成長や経済変動(戦争など)により、通貨は大量に必要となる。そのため、世界の通貨は管理通貨制度下では増え続ける)。

引用:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO23437180U7A111C1MM8000/
資本主義は、
世界全体の貨幣(資産|負債)が増え続ける世界設定。


引用:コロナ禍で歴史的水準に 米マネーサプライの特異性
米国マネーサプライ(世の中にあるお金の量(現在の名称はマネーストック))。これはアメリカですが、世界全体で考えてもほぼ同じ傾向です(デフレ国家日本ですら全体のお金の量はごっさ増え続けてます)。金本位制度では上限が金保有量まででしたが(不測の事態や経済成長に対応できない制度)、このように必要に応じてお金が作ることが管理通貨制度では可能なのです(そしてその「必要」は我々が住む社会では「常に」ですw)。コロナで世界各国がお金ごっさ増やしましたよね?(増えてますよね?)私はこれ(コロナ時の財政出動(=お金を作って世の中に流す)を見て、気付きました。




理解のポイント
お金自体に価値がある→×
供給(資源)に価値がある→

例えばコンビニで言うなら、コンビニの商品を作る人、それをコンビニまで運ぶ人、コンビニで販売する人、これらの人が行っている労働に価値があるわけです(人力だけでなく機械も含む)。
仮に、お金だけあって、これらの供給がない状態を想像して見て下さい。「もうどうにもなりません」お金だけあっても我々は商品を得ることはできません。供給って作るの大変ですよ。スーパーの野菜、明日からいきなり作れますか? 大型トラック、明日からいきなり運転できますか? 無理ですよね。この供給が、イコール(私たちの住んでる)社会です。

そんなの当たり前の話ジャン?って??それが当たり前じゃないですよね^^;私たちは供給よりもお金のあるなしで物事を考えてしまうのです。




管理通貨制度は、1920年代前半、イギリスの経済学者ジョン・メイナード・ケインズにより考案された、国内の通貨量を政府が政策的に管理する制度

日本銀行の目的は、物価の安定を図ること・金融システムの安定、と書かれています。

この物価の安定というのは、価格の現状維持、ではないです。取引が適正に出来ること、です。今コンビニのおにぎりが1つ100円だとして、これを守り続けていくこと、ではない。物価の安定とは、消費者側にとって適正な物価で在り続けること、です。例えば我々の給与が倍になったら、コンビニのおにぎりの価格も倍になっても別に良いわけです。物価が安定していない、というのは、例えば我々の給与が変わらないのに、コンビニおにぎりの価格が倍になったり、また半分になったりすることでしょう。我々の給与が倍になったけどコンビニおにぎりの価格は3倍になってたら、これも適正じゃない=物価は安定していない(適正な取引(売買)ができない)、ですよね。

「物価の安定」を定義すると、「家計や企業等の様々な経済主体が、財・サービス全般の物価水準の変動に煩わされることなく、消費や投資などの経済活動にかかる意思決定を行うことができる状況」である。

引用:日本銀行

金融システムの安定というのは、日銀を含めた市中銀行ほか、国内すべての金融機関に於けるシステム(例えば決済など)が正常に行われ続けることを意味します。また、「最後の貸し手」として、資金不足に陥った金融機関に資金供給を行う面もある。


金融政策と財政政策。

管理通貨制度の歴史


前回の金本位制度の歴史そのままで
管理通貨制度の歴史も解ります。
(逆に考えたらね)

1816年 イギリスで金本位制度が始まる。
    イングランド銀行が金1オンス=3ポンドに設定。
1900年 これより少し前には金本位制度は国際水準となった(当時世界最大国家であったイギリスがこれを行っていたため)。
1914年 第一次世界大戦時が始まり、世界各国は金本位制度を中止。管理通貨制度へと移行(戦争では武器を大量輸入・生産しなきゃいけないのに、金の最大量までしか通貨発行できないという縛りがあるとやってられないよね)。
1919年 再びアメリカに端を発し、世界は金本位制度に戻る。
1929年 世界恐慌が起き、また経済に対応しきれなくなり、管理通貨制度に移行し始める。
1931年 イギリスが金本位制度を離脱。
1933年 アメリカが金本位制度を離脱。
1937年 フランスが金本位制度を離脱。

アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)議長を経験したベン・バーナンキは、「金本位制から早く離脱した国ほど経済パフォーマンスが良いことの証明だ」と述べた

↑そりゃ、そうなりますよね(金の最大量という縛りが経済発展を妨げるので)。
1945年 第二次世界大戦後、世界最大の国家となったアメリカが保有する大量の金を元に、ブレトン・ウッズ協定をさだめる(アメリカのドルを基軸通貨とした固定為替相場制(日本の円で1ドル=360円))にて金1オンス=35ドルにて、実質金本位制度が始まる(ブレトンウッズ体制))。
1971年 ニクソン・ショックで米ドルと金との効果が停止。固定相場制から変動相場制に変わり、(日本円も1ドル=360円から段階的に1ドル80~130円程度になった)世界のあらゆる国で金本位制度が終わって、管理通貨制度へ移行する。








第一次世界大戦により、金本位制維持できなくなり、多くの国が一時的に管理通貨制度へ移行。
世界大戦後、各国は金本位制度に戻るも、1929年世界恐慌により、再び対応できなくなり管理通貨制度に移行。その後、第二次世界大戦が終わり、世界最大の国となったアメリカによる、金ドル本位制(金1オンス35ドルとして、米ドルのみが金と交換できる制度)になったが、結局維持できず、1971年、ニクソンショックにて、管理通貨制度へ移行する。

以降ずっと管理通貨制度である。

【何回繰り返しとんねんw】


金本位制度=欠陥制度乙w


なんで、金本位制度
アカンの?(இ(エ)இ`)クマクマー⁇


簡単である。


金(ゴールド)と同量の貨幣しか発行できない金本位制度では、金の量以上の貨幣が発行できない(供給が出来ない)、金の保有量の比重問題(特定の国に偏在するなど)により正常な取引ができなくなる、というデメリットがある(前者は致命的なデメリットだろう)。

戦争時→戦費などがかさみ、多くの出費が必要となる。金(ゴールド)と同量の貨幣しか発行できない金本位制度では対応しきれない。
不況時→不況を脱出するために、多くの出費が必要となる。金(ゴールド)と同量の貨幣しか発行できない金本位制度では対応しきれない。
経済成長期→経済が成長するに伴い、多くの出費が必要となる。金(ゴールド)と同量の貨幣しか発行できない金本位制度では対応しきれない。

もうダメダメである。



金本位制度、ダメダメ。
金本位制度だと
世界にあるゴールドの量までしか
世界が成長しない。
頭打ちの世界だ。






管理通貨制度


そこで登場したのが、
現行世界で採用されている
管理通貨制度だ。

私が考えるに、管理通貨制度こそが、

高度な知能を持つ人間の社会
(現在までで最も)最適な制度。

資本主義(銀行制度)・管理通貨制度は魔法の発明にすら等しい進化を人類にもたらした。


管理通貨制度では、
国家がゴールドの量を無視して、
お金を作れる
自国の供給能力の上限までは好きなだけお金を作れるのだ(供給能力を超えて作るとインフレ(貨幣価値減少=物価上昇※)が起こるため、理論上は(無限に)作れるけど敢えてやらない)。
※ややインフレは良い(むしろそうじゃなきゃいけない)けど、過度なインフレは好ましくない

ここまで理解すれば社会価値の本質
お金ではなく、供給力の方にあることが
理解できるハズ。


でも札束って見てたら安心するよね~()

不況から好況に戻すためには?


金本位制では無理だが
(ゴールドの上限までしか貨幣発行できないから)
管理通貨制度では、不況は脱出できる
供給能力があればね(日本はあるよ))

不況とは、企業からも家計からもお金がなくなってしまい、お金が社会に出回らなくなる状態であり、反対に好況とは、お金が皆にたくさんあり、皆がお金を使える状態。それ(好況)に戻すためには、誰かのところにはお金があって、誰かがお金を使わなくてはならない。しかし上記のように不況時は、企業にも家計にもお金がない。そして金本位制度の場合、国家にも金の量と同等のお金しか、存在しなくなるのだ。これでは誰もお金を使えない(正確には民間(企業・家計)の信用創造(民間銀行からお金を借りること)が行われない)。
よって不況を脱し、好況に戻るためには管理通貨制度にして、国家がお金を使う以外にないのだ(具体的にはお金を作って(公共事業等を通し)世の中に流す=財政出動・財政政策・積極財政・財政赤字などと呼ばれる)。



ちなみに「日本」は
管理通貨制度で、
供給能力もメチャクチャあります。




現代の日本もまた長年(いまだにバブル崩壊の後遺症を引きずった)不況が続いている。しかし現代の日本金本位制度ではなく、管理通貨制度である。
・・・だが、新自由主義思想のもと市場任せの市場原理主義な世の中であるため、市場、すなわち企業や家計(民間)にお金がないこの状況で、我々(企業と家計)自らが努力をして不況を脱させよう(民間に信用創造させよう(企業に事業投資させたり個人にローンで買い物をさせたりすること))とするが、それは極めて困難なのである(この困難の証明(実験台)が1997年以降の日本である)。企業・家計は、儲からない状態(デフレ)ではお金を使いたがらない。ケインズの言っていたように政府が主導で需要を作らなければどうしようもないのだ。(潜在的な需要はあるが、お金がないため皆その需要(欲求)を我慢している(=実質需要がない状態)のが、今の日本)



金本位制度・管理通貨制度を勉強しての感想


管理通貨制度にも問題・デメリットはあるものの、金本位制度無理ゲー・オワコンレベルでダメな制度である。常に金(ゴールド)の最大量までで人間(社会・国家)の行動(供給)が制限されるからだ。
(も~何回同じこと言っとんねんwww)

供給能力はざっくり言うと、
我々の社会そのものである。
(それが金色の物質の量によって左右されるわけw)


管理通貨制度にも欠点はあるものの、これまでの(人間社会で試されてきた通貨)制度の中では最高水準のものである。





私たちの脳内は、未だに金本位制度である。
債券について勉強します。
株式について勉強します。
通貨価値は国家の供給能力(と資源)に左右され、その他一切は瑣事でしかない。






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