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1%以下のリスクを恐れない
1%以下のリスクを恐れない……ふむ。
なんと含蓄ある言葉でしょう^-^
いったいこれは誰の言葉なんでしょうか?
私です。
……はい。
リスクというとですね、ついつい投資の話かと早合点してしまいがちなんですが、これは投資に限らず人生に対しても言えることなんですよね。
えっ?
1%以下のリスクなんて恐くない?
じゃあそれが「人生に著しいダメージを受ける」ほどのリスクでも恐くはないでしょうか?
いわゆる、押したら100万円もらえるボタンってありますよね?
これ、押せますか?
シミュレーションならいくらでも押しまくれますが、現実にこんなボタンがあったらとてもじゃないけど、押せないでしょう。
押せるとしたら、よほど困窮しているか、はたまた精神的におかしくなっているか。
そうでなければ、最初から危険意識の薄い人か、逆に超越的な精神の持ち主か。
なんにせよ、普通は押しませんし、押せません。
ですが私はこの100万円ボタンを、人生の要所要所では恐がらずに押していくべきだと考えるわけです。
人生には1%以下のリスクが山ほどある
人生にはですね、1%以下で起こる重大なリスクというものが、うようよしています。
ええ、うようよです。
リスクというものは、一般的にはリターンを得ようとした時に生まれます(なぜかっていうとリスクだけ取りに行く人っていないからです)。
最も分かりやすい例が、交通事故ですね。
これも実は外出するというリターンを得たがために交通事故というリスクを負うことになるわけです。
なら交通事故というリスクをなくすためには、家から出なければいいわけですよね?
でも家から出ないと仕事にも行けず、生活が困窮してしまいます。
このように、リスクを回避したが故のリスク、もあるわけですね。
他にも高給を求めて転職したら、転職先が超絶ブラックでとことん追い込まれるリスク。結婚相手を探そうと登録した出会いサイトでストーカーされた挙げ句に人生を台無しにされるリスク。急いで車を走らせていたら、飛び出してきた人をはねてしまうリスク。急いで車を走らせていたら、危ない人の車にドンケツしてしまうリスク。
フッ……。
我ながらなんという当たり障りのない例えでしょう。
^-^;
え?
もっと具体的に1%以下かそうでないか解る例を出せ?
いいでしょう。
例えばあなたがものすごいストライクの女性と知り合ったとするじゃないですか。しかし、その女性は既婚者(人妻)だったのです。だがあなたは誘惑に負け、男女の関係まで進んでしまった。そのままズルズルと関係を続け、また一方では旦那にバレて慰謝料請求されたり会社に不倫をバラされるリスクに怯えている。
これはどう考えても1%以上あるリスクですよね? 完全に不倫ですし。続ければ続けるほど%は上がっていくと思います。
では逆に、既婚者だと知らされた時点できっぱり関係を絶った場合はどうでしょう? 二人で遊びに行ったりはしたものの、既婚者だとは知らなかったし、深い関係もない。既婚者だと知った時点で関係を切った。
でもこんなのでも相手の旦那さんから何らかの嫌がらせを受ける確率は0ではないですよね? 証拠が揃わないので不倫で訴えられたりはしないでしょうが、相手の旦那がヤバイ人物だったらどうなるかは分かりません。
こういうのが1%以下のリスクです。
え? 例えがマニアック過ぎ?
じゃあですね、もっと簡単に……人生破滅のリスクってほどでもないんですが、youtubeでもブログでもいいので、版権の画像とか載せてる人ってたくさんいるじゃないですか。あれも著作権元から訴えられたらアウトなの分かっていて載せてるんですよね。だって著者がわざわざ個人のブログやyoutubeの画像を訴えてくる確率なんて1%以下だから。これが漫画を全ページまるごと掲載とか音楽をそのまま転載とかやってたら、1%以上のリスクあると思います。彼らは1%以下のリスクをおかしてリターンを取りにいってるんですね。仮にそのリスクを回避して視聴者や読者が圧倒的に減ってしまったら元も子もないですからね。
こういう、確率は小さいけど、起こると相当痛いリスク。
私はですね、これを必要以上に心配することがもうリスクになると考えてます。
正直言うとリスクを回避しすぎると、リターンのなにもない人生になってしまうし、前述したようにリスクを取らないリスクも出てくるんですよね。
なぜ必要以上にリスクを怖がるのか?
私もそうなんですけど、現代人ってとにかくリスクを恐がりますよね。普通の人生を送りたい。平々凡々な。吉良吉影みたいな(笑)
これは日本の教育によるものだと思います。学校も親も、右にならえひそみにならえで子供を育てます。普通と違っているのはおかしいこと。普通と違っているのは恥ずかしいこと。平穏無事に生きていくのが、もっとも素晴らしいこと。そう擦り込まれて育つんですよね。
リターンのないものは1%以下でもさける
1%以下のリスクは許容しろ!
っていってもですね、明らかにリターンのないリスクは取っちゃだめです。いくら1%以下といってもそこに何のリスクも感じなくなってしまうと、1%以下のリスクを平気でおかすようになります。そうなるといくら1%以下のリスクでも繰り返され、積み上げられているうちにヒットしてしまいます。
あのボタンのようにね。
なぜ『1%』なの?
私がここで1%という数字を持ってきているのにはワケがあるのです。
ぶっちゃけ1%ってすごく怖いじゃないですか? 最初の話に戻りますが、100万円ボタンって押せないでしょ? ええ、1%で起こる破滅の確率ってすげーこわいんです。
しかし、私は1%という数値を提唱します。なぜなら、人は自分が恐怖している確率を過大に見積もるからです。本当は統計上では0.5%……いや、0.05%程度かもしれない。でも本人は恐怖の余り大きく見積もってしまうんですよね。
だからこその1%です。
もしそうなったらこえーけどこれ1%以下の確率だろ? だからビビんなくて大丈夫。って思えるくらいがちょうどいいのではないかと思います。
このブログを書いているのは、こんな人↓です。