アセットアロケーションを年齢に応じて変える論を考えてみる

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illustration:華彩 寝手妓様

当記事は


この記事のおまけ考察みたいなものであり、
重要度でいえば、
先に書いた記事が圧倒的に上です。

おまけとして読んで下さい(笑)


この記事はほとんど
理論として完成されています。
唯一、考察する余地がある部分は、




アセットアロケーションを年齢に応じて変えていく


ここです。
ここについて今回考えてみます。
この記事では、そこに触れませんでした。

なぜなら、重要度が低い
考えたからです。
この記事にも書いたように、
長期投資は結局、
運用できる資産額で大方決まります。
アセットアロケーション
年齢に応じて最適化したところで
この記事で語った、
世界株式か、米国株式か、
程度の影響力
しかなく
それほど重要ではない、と判断しました。

投資は、
長期全体的(インデックス)なればなるほど
(いつ(何を)買い、いつ(何を)売ったか)の
要素が下がっていき
運用資産額(貯金+入金力(=収入))の
要素が上がっていく






その上で敢えて考えてみます(笑)
基本はもう、
この記事で十分という判断の上での
おまけ的な思考です。





まず、この記事の手本になった

この方が執筆された記事で、
次のようなことが書かれています。

株式資産の売り時は、ない。
比率に併せて自然に売却されていく、
と。


理論上、これで正解と考えます。
この考え方が最も理論的でしょう。

ただ、そうすると
死ぬときに、最も多くの株式資産がある
ことになりますよね?
普通に考えて、アセットアロケーションを
保ったまま資産運用
をしてきたら
死ぬときが一番
総資産=株式資産が多くなる
時、
なのですから。





じゃあ、その金はどうするの?
という疑問@へ@←()

これは、相続、でしょうか?

大きく育った株式資産は、
そのまま配偶者、いずれは子供に相続する。
相続税、もしくは場合によっては
贈与税がかかるでしょうが、
要はそういうことなのかな?

まさに、論理的であり、
金持ちの思考
、ですよね。
金持ちの家系はそうやって子々孫々と
資産を相続し資産を増やし続けてきたはずです。





子供に相続しない人の場合


ただ。
1つ。思ったんですけど、
配偶者・子供がいない場合は??^^;

私は今後結婚して子供を作る可能性が
非常に低い
です。
私が死ぬとき、親は死んでいるでしょうし。

となると、私が築いた資産は
私や私の親族に使われることなく、
終わってしまう。


なら、私が使いたい。
って思いません?






私は子供や配偶者がいなかった場合
(まあほぼそうなるでしょうが)
自分のお金は全部使ってから死にたい
と考えています。

となると、最終的には、
現金化が必要
になってくる。

そこを見越すと、
本記事の命題である
アセットアロケーション年齢
応じて変えていく、が出てくる。

当然、若いころほど
リスク資産比率を高める
わけです。

例えば、

リスク資産(株式):無リスク資産(日本円)

20代
7:3

30代
6:4

40代
5:5

50代
4:6

60代以降
0:10

こんな風に。





こういうの、よく見ますよね?
これってそんなに、ダメなことですかね?
これが決定的にダメな理由が、
解らない


無論、絶対条件として、
必ずこの比率を守らなければならない

ということがあります。
30歳の誕生日。ここで比率を

7:3
から
6:4

にしますよね?

これを必ずやる。





その時に株式相場が暴落してたり、
反対に暴騰してたら
したくない!!!!
ってなるでしょう、心理的に。
ものすごくなるでしょう(笑)

でも、やる。

やらなかったら
アセットアロケーション崩壊ですからね。


もしくは、65歳で売り払うとして、

それまで開始時から
ずっと6:4
比率で一気に(定年になったら)
0:10にする。

でも良いと思うんですよね。
相続する人がいない場合、
死んじゃったらもうお金無意味
ですから(もちろん、相続人がいても自分が死んだら無意味、と考える人もまあまあいると思います。死ぬってことは、自分の意識が完全に消えちゃうことだから)。

理論として正しいのはアセットアロケーションを変えない方


と、ここまでうだうだと
考えたは見たものの

「いつ売却すればよいのか?」の説明も実はすんでいます。 🙂

定期的に(年に 1 回、あるいは数年に 1 回)、
アセットアロケーションについて見直 しましょう。

を思い出しましょう。

例えば、65 歳まで 現金:リスク資産 = 50:50 の割合で
資産運用をしてきた人がいるとしましょう。

現金 リスク資産
1,500 万円 1,500 万円
とします。もう収入はありませんので、
年金と現金を使って生活することになるでしょう。

さて、3 年後にはこうなりました。
現金は 200 万円減りますが、資産運用は続けていますので、
リスク資産は 1700 万円に増加しています。

現金 リスク資産
1300 万円 1,700 万円
どうやら、バランスがいつの間にか悪くなっているようです。
アセットアロケーションを 50:50 に戻すために、
リスク資産を 200 万円分売却することにします。

現金 リスク資産
1500 万円 1,500 万円
これで 50:50 になりました。

まとめますと:

利益確定のために売却する必要はありません。「利益確定」という概念は捨てましょう。資産運用は一生続くものだと考えましょう。
売却する必要があるのは、アセットアロケーションのバランスを保つときだけだと考えましょう。

引用:https://hayatoito.github.io/2020/investing/





この方の売却に対する考え方
つまりアセットアロケーションのみが
重要
で他のすべてはそれに倣うものでしかない。

を、私も推します。
理論としてこれ以上のものがない。

理論的にこれが一番正しく、
綺麗
です。
完成している理論形態に、
余計なメスを入れる、
ことを嫌ったのでしょうか?
メスを入れたら、いじくってしまうかも
しれませんからね。

解った(笑)


お金を使い切りたい!
この気持ちもわかりますが、
その65歳でそれまで構築した
株式資産3000万を利確したとします。
その場合3000万確実に使えます。
しかし、80歳で死ぬとしたら
15年運用期間が残っていて
その15年は
人生で最大量である3000万~を運用していて、
アセットアロケーション比率を
適切に保つことによる売却益、
を多く得られるわけでs








あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ








解ったwwwwwwwwwwww








ここまで書いてきて、やっと()気付きました(ワイ、アホかな?^^;)。


この方の言ってること(理屈)が正しいことに。
この方は、本当に凄い。

1500 万円 1,500 万円
とやたらと株式資産が大きく例えられていたのと、
資産運用は一生続く、という言葉に惑わされていました。









ええとですね、

お金を使いたければ、
好きな額(必要な額)使えばいい
んですw


つまり、こういうことですよ。
例えば
5:5アセットアロケーション比率
65歳以上も3000万を運用してます。

そして欲しいもの(必要なもの)
出来たとしますね?
1000万円にしましょう。
それを円預金から使う。

すると、なにが起こるのか??




そう、アセットアロケーション
リバランスする時
次のことが起こるんです。

5:5アセットアロケーション比率
65歳時

円預金3000万:株式3000万

だとしますね?

で、1000万の買い物(出費)をした、と
すると

円預金2000万:株式3000万

となります。





で、次のリバランス時

比率5:5にするため

円預金2500万:株式2500万


になります。




……解りましたよね??




つまり、現金を使いたいだけ好きに
(必要に応じて)使っていれば、
リバランス時に株式資産は
勝手に減っていく
んですw




死に向かって
好きなように好きなだけ散財
しまくっていれば、
リバランス時
適性金額(使いたいお金分)の株式金額は





使われていくですよ。







いやあ、すごいこの人( இωஇ )


このかた、老後も大金を運用し続けろ、とか余った大金を相続しろ、とか、一言も言ってないですよね。飽くまでアセットアロケーションを守れ、ということだけしか言ってない。なので、老後にお金を使いたければどんどん使って良いし、老後の医療・介護費等でお金が必要になった場合も、どんどん使っていいんです。そうすれば定期的なリバランスで株式資産も使われた現金に併せて減少する、のですから。

「いつ売却すればよいのか?」の説明も実はすんでいます。

その通りでした。


ここまでを理解した上で、尚且つ年齢によるアセットアロケーションの変化について考えてみる


論理的にはこの方が書かれた記事


また私がこのあいだ上げた記事

これが正しい(理屈が通っている)

という前提で、
おまけ的に考えていきますね。
一考の余地はある、くらいでしょうか。

私が思ったのは、
1.若いうちはリスクを取っていいよね?
ってことと
2.高齢期は全部円預金にしてもいいよね?
ってことです。






そうした方が良い、のではなく
そうしてもいいよね?
って程度
の話です。


理由を書きますね。

1はですね、ある一定の資産、
1000万にしましょう、
この1000万程度株式で貯まるまでは
余程じゃない限りみんな投げ売りはしませんw
数百万の株式資産を抱えていて暴落が来ても、
そんな投げ売りしません。

大暴落とかでもマイナス100万くらいでしょう。
それくらい労働収入で
すぐ取り戻せます
よねたいていの人は。
暴落のダメージは第一に言うまでもなく
アセットアロケーションですが
投資額もそうですから。






20代なら大体の人は
株資産は数百万程度しかないのが普通です。
ここ(この総資産の少ないとき)で
アセットアロケーション
(リスク:無リスク)
5:5に敢えてこだわる理由があるか?

ってことです。
ここは
(リスク:無リスク)
7:3くらいでもいいだろ?
ということ。
もちろん重要(投資結果に対して大きなウェイトを占める)なのは運用金額ですが、
比率7:3と3:7じゃ
結構変わってくる
ヨね?




2の方が1より重要です。
高齢期になると、知的判断力が劣ってきます。
また率直に、ボケるかもしれません。
この状態でアセットアロケーションを
リバランスすることが可能か?

ってことです。




確かに理論上は、円を使いたいだけ使って、
リバランスで適正値
になりますけど、

その作業自体と、
株式を持っている事実(総資産が変動しまくる)が、

高齢者としては重い
(心理的負担になる・思考力が鈍って追い付かない)
んじゃないかな、って。
円の使用時(必要時)に使って
リバランスで適正なアセットアロケーションに戻る

とかそれすらも面倒なので、
もう全部円にしといていいじゃん? ってことです。
(子供に資産相続できるような金持ちは除外しますが(資産管理の人間を雇ったりできるから))





1と2の欠点


ありますね。
恣意的な判断が入るので、
状況や感情に左右されてしまうんです。

1つ恣意が入ると、そのまま
ズルズルいっちゃいそう、ですよね?^^;

まあ
リスク資産:無リスク資産
20代 7:3
30代 6:4
40代 5:5
50代 4:6
60代~3:7

こうしたとして、
本当に30代なら30歳の誕生日が来た日に、感情や状況に左右されるアセットアロケーションを変更したリバランスができるのか?ってことです。その時、暴騰相場であったり暴落相場だったりするかもしれません。……できますかね? 機械的に。ずっと同じ比率を守ってリバランスするより心理的な難易度が高くなるでしょう。また、こんな風に自己流を1つ混ぜ始めると歯止めが効かず2つ3つと混ぜていき、気付いた時には原型のルール(つまりアセットアロケーションを守る)ができなかったりする、という意見は頷けます。
  




2、30代と5、60代では組むアセットアロケーションが違うのでは?


また、こういう考えもあります。

仮に、
アセットアロケーション
人生で1つだけに設定する縛りだとします。

そうすると、年齢が高い人ほど、
リスクオフのアセットアロケーションを組む
でしょう。
年齢バラバラの100人に
アセットアロケーションを組ませたら、
ほぼ確実にそのような傾向が出る
はずです。
年齢を取るほどリスクを取れなくなるから。

そして、
私もそっちが良いと感じます。





ならば???

年齢に応じてアセットアロケーションを
変えることは、
絶対的にダメというワケではない
んじゃないのかな、
と思う
わけです。


結論


最終的な自分の投資方法を自分で決める。しかしセオリーを無視し過ぎるといつの間にか、安いときに買って高いときに売ろうとする、短期投資の思考で長期投資(のようなもの)をすることになる。




私が重視するのは、
この順番
【何をやっているのか】
【何を言っているのか】
【誰が言っているのか】


世の中の大多数が重視するのは
この順番
【誰が言っているのか】
【何を言っているのか】
【何をやっているのか】


年齢によって
アセットアロケーションを変える、
のを何が何でも
否定するほどの理由はない
かな、
と私は感じました。


もちろん、この記事↑の完成度を十分に認めた(理論上は完成されている)上での、意見です。






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