我々の今の苦しみと地獄の正体は、
我々の無知と無関心である
最近巨大マネーが一般人に塁を及ぼした
解りやすい例が1つ起きたので
それをレファレンスに語っていきたい。
(1兆ドル=147兆円(2025.9時点))
これ以前にも
これを見た時庶民は
「この法外な報酬額は危険。
何らかの対処を試みなければならない」
といった意見を述べねばならないと思う。
(庶民の義務とすら言える行為)
具体的で現実的な対処法は、徴税です。
「金を稼ぎ過ぎているところからは、取る」
それをしないと、やがては一般人が困る。
偏り過ぎた富の格差は
社会(世界)に不均衡をもたらす
一握りの人間たちが、
力(金)を持ち過ぎている
※富裕層いち個人よりも大企業(グローバル企業)の方が遥かに強大なのですが、今回は解りやすさを重視し、現時点(2025)で世界一の金持ちである、マスク氏に焦点を当てています。
特定の存在(企業・個人)が、
お金を持ち過ぎると
(市場寡占など)が取れ、
健全な市場競争を阻害
②政治面に働きかけ、
政治(ひいては社会)を私物化
結果、一般市民に我利の尻ぬぐいをさせる
等が起こる
その一握りの者たちがみな聖人並みの精神を持っていたら、社会は理想郷に近くなるでしょう。
でもそうなってないです。
金持から取って貧乏人に配る、
という考え方(財源論)は誤り。
そうではなく、社会の「過度な」
不均衡を失くすため(調整のため)に徴税を行う
①貨幣価値の裏付け
(警察権力(共同体内の最大暴力)によって円で徴税し、日本で使用される通貨を円にする(アメリカの場合は米ドル))
②景気制御・調整弁
(行き過ぎた)インフレでは増税、
デフレでは減税し、
社会の通貨量を調節
③(過度な)格差の是正
1つの所に金が溜り過ぎると、
そこの権力が肥大化するため、
徴税し、それを防ぐ
④社会の方向性を操作
社会として好ましいとされるものには減税、そうでないとされるものには増税し、社会を誘導する
本記事で主張している税金の役割は③です。
③をやらないと
一部の金持ち(大企業、超富裕層)の権力が
社会維持を困難にする規模まで肥大化し続ける。
しかし大衆は
(彼らは庶民ではなく、大衆)
こうした対処を考えません。

他人事。または無関心
問題をスルー。
大衆=自分の利益の為に動けない人(自分の利益になる行動が何なのかが分からない人)

では先ほど解りやすい例である、
マスク氏の権力(財力)長大化放置が……
どの辺りで
社会のゆがみを顕現化させるかというと
(我々一般市民に実害をもたらすかというと)
事の前提として
巨大献金で
選挙戦に於いて
トランプのパトロンになったことの
見返りとしてトランプ政権にて重用。
米政府効率化省(DOGE)により
企業経営感覚で政治をしてしまう。
「ここ」である。

「この法外な報酬額は危険。
何らかの対処を試みなければならない」
これを一般人が無知と無関心ゆえせず
(庶民ではなく大衆で在り続け)
放置し、延々と見過ごし続け、
(その中の一例として)
マスク氏の肥大化した
政治介入するレベルの巨大マネーが
暴走。
その力は政治を通して我々の生活に直に及び
政府効率化省とかいう企業経営脳で
(国家からは人をリストラできない、
という認識が恐らくない)
多くの人が不当解雇され、
そこでやっと大衆は
自分の問題として向き合う(顕現化)。
「問題」として認識する。
となった。
犠牲者は
一部の(時には多くの)
弱者や運の悪い者。
この小さな政府路線に関しては、やり方が急進かつあからさまであったため、米国民が庶民的行動(テスラ不買運動など)に出ることができ、業績悪化、マスク氏を一旦政界から追い出すことに成功した。
無知と無関心の地獄は
留まるところを知らない。
いくところまでいく。
最終的には戦争までいく。
市場に良心がないように、
無知と無関心にも良心がないからだ。
(というか、何もないからだ)
voidである。
近年上記のマスク氏退陣に向けて動くような、庶民的行動も見受けられます。
他にも……例えば、米国のトランプ大統領の当選です。バイデン前大統領のグローバル路線に疲弊したアメリカ国民はこの路線にNO!を突き付け、トランプを勝利させました(2択なので…)。
また、国内でも2024年の衆議院選挙、2025年の参議院選挙、そして(国民は直接投票してないけど)2025年10月の(反緊縮・積極財政路線の)与党総裁の誕生、など「民主主義は消えてはいなかったんだ」と思いました。
※当記事執筆時は2025.10です。新総裁がどんな執政をするかはまだわかりません。

私はこうなると予想していなかったので、正直現状には驚いています。(グローバリズムや緊縮には)勝てないと思っていたので。
それでも飽くまで「消えてはいなかったんだ」程度であり、割合として(通してみれば)圧倒的に庶民ではなく大衆寄りであると感じます。
無知・無関心の闇は深い。
無知と無関心は、
地獄の代名詞である
戦争や紛争、貧困といった
本当の地獄に至る道にも
介在していると考える。
戦争はいきなり起こらない。
いくつかの段階を経た先に、ある。
戦争に至る過程が、何段階もあって
それを無知と無関心で
大衆が見過ごし続けた結果として、
最終的に、起こる。
私たちの無知の結果の一つが本例の
マネーを持ち過ぎた野心家、
マスク氏の政治介入であり、
また無知の行き着く先が
戦争(や貧困)という地獄。
過程に対しての無知と無関心が
悲惨な結果を招く。
我々の今の苦しみと地獄の正体は、
我々の無知と無関心である