トリクルダウン理論は失敗だったのか?【新自由主義の牙城】




今回の記事の起点はここです。


つまり、自分は優秀でない側高所得者や高資産者でないのに、そういった人たちが恵まれる社会を望んでいる人たちがいますよね? 彼らは自分や同じ庶民の生活や命よりも、優秀な人が報われることを優先する、と考えているようですが、この理由として【優秀な人たちが報われることが、結果的に自分たちも報われることになる】の思考(トリクルダウン理論)があるからではないか。と私思い付いたんですね。
・・・だって、これ以外の理由ってなくね? 他あるとしたら弱肉強食の信奉者かな。でもなぁ、強者側が弱肉強食の信奉者になるのは解るけど、弱者側(庶民側)でこれやってる人は、何を考えているんだろう? って思いますよね。トリクルダウンを信じているワケでもない(というか多分トリクルダウン理論自体知らない)のに、この思想であるということはつまり、「そういうものだ」って思っちゃってるんですかね。強者はどれだけ富んでもいい。そういうもの。弱者は飢餓で死んでもいい。どんな目に遭っても仕方ない。優秀な人は神様だもの。そういうもの。ってね。この思考は悲しいなぁ;;(だって自分が、勝ってる側じゃないんだぜ……)。
後はマウンティングかな。自分は弱者側(庶民側)だけど、思考だけは強者側(成功者側)に重ねることで、同じ弱者に対して精神的な優位を得る(マウントを取る)。






トリクルダウンとは?


富裕層優遇し(法人税減税などで)
豊かにすれば、
富が滴り落ち、
中間層貧困層連鎖的に豊かになる。
という仮説です。


多くの新自由主義者がこれを信奉しています(いや、実際はどうなのか解ってるんじゃないの?^^;(だってこの私ですらトリクルダウン理論がオカシイ(これじゃ富が皆に行き渡らない)ことが解るんだぜ)あいつら頭だけは非常に良いですからw)



富裕層が富めば富裕層はそれを消費や投資に使い、結果社会に回るお金が増え、中間層以下も豊かになる。
これだけ聞けばそれっぽいですよね??

実際、株主は優遇されている……

でも??
みなさん。
ぶっちゃけこう思いません?
↓↓↓↓↓↓↓↓

それなら最初から
富裕層という?な一段階を設けず
そう、最初から
中間層以下を優遇すればいいじゃん?

なぜなら富裕層は一部の人間だから。
(政治って一部の人のための物じゃないでしょ)
一部を優遇して、
それが結果的に~~~
だなんてまどろっこしい真似してないで

最初から大多数の中間層以下を
優遇すればいいじゃん?

(って思いません??)


で、この大勢の中間層、貧困層が豊かになると、物を買いますよね。つまり消費しますよね。すると、企業経営者や株主である富裕層も、儲かるワケですよ。みんなハピネスじゃん。


え?

このやり方じゃダメなの?^^;


今のこの社会の地獄って

多くの人が仕方ない、って思ってるけど

私は存在する必要すらない
地獄
だと考えてます。


新自由主義・市場原理主義社会の国はトリクルダウン理論に基づいて政策を行ってきた



が。
結果、貧富の格差は拡大し続けてます。

トリクルダウン成されてないじゃんッッッ!!


日本もです。

厚生省のデータ。古いですけどw

こっちは、世界の資産分布

引用:富裕層1%が世界の富の半分以上を初独占、富裕層に1%課税すれば消費税増税必要なし、日本の富裕層は今後5年で7割増加する一方で貯蓄ゼロ単身世帯は半数近くになり貧困率16.1%と過去最悪を更新
最も裕福な上位10%が世界の富の87.7%を所有。(2015年)


こちらの記事(同サイト)も参考になります。
アベノミクスの1年で日本の富裕層増加率22.3%は世界一、ワーキングプアは30万人増加

こういう感じでトリクルダウン理論に基き、富裕層優遇政策をしてきた結果、格差は拡大し続け、貧困層が増えまくりトリクルダウンは失敗だったことが証明されていますね。

トリクルダウンをほぼ否定する理由


私はトリクルダウン理論は良くない、
と考えています。
全否定はしない。ほぼ否定するけど少しくらいはその通りな面もあると考えます。勿論ほぼ否定してるのは逆効果の側面が大きいからなんですけど。

……例えば、富裕層の資産増加→買い物をする額が増える(そこで働いている人の収入が増える)、とか。富裕層の資産増加→株式を買う→企業の設備投資増える(デフレじゃ増えにくいけど、一部増やしたりもするでしょう一部)→雇用拡大(に繋がる場合もある)←【でも日本の株より海外の企業の株を買いたいよね?こんなデフレ国家の株より】富裕層の資産増加→金があり余り過ぎてるからお金を撒き散らすw

とか。いうま、少しくらいは良いところもあるハズ。だから全否定はしない。

しかし、ほぼ否定する。

トリクルダウン理論が成されるためには、資産を増大させた富裕層がその分消費に回さないといけない。ですよね? しかし現実は消費にも回すでしょうけど、貯める資産も確実にあるよね? で、明らかにそっちの比重が多いワケ。トリクルダウンという実質富裕層優遇政策を行った結果、富裕層は富を貯め続け、世界の貧富の格差がどんどん開いている。

現在の日本の経済政策は、豊かな者をより豊かにすることが目指されている。こうした経済政策を正当化する背後理念は、トリクル・ダウン効果(trickle-down effect)である。つまり、豊かな者がより豊かになれば、その富の御零(おこぼ)れが貧しい者にまで滴り落ちるという理論である。
 しかし、アダム・スミスやリカードがトリクル・ダウン効果を説いた時には、富は使用されるという前提が存在した。しかも、人間の欲望には限度があるという想定があった。つまり、豊かな者がより豊かになれば、使用人の報酬を引き上げるなどというトリクル・ダウンが生じると考えたのである。
 ところが、現在では富は使用されるために所有されるのではない。富を所有することで、人間を動かそうとする。つまり、権力を握るために富は所有されるために、トリクル・ダウン効果は生じないのである。

引用:誰をも不幸にする豊かさ
株式を持っていると、「赤の他人を自分の為に働かせることができます」よね?

富は使用されるという前提→ない
人間の欲望には限度があるという想定→ない

お金消費(や消費に繋がる投資)に
使われてこそ

意味があるものです。


富裕層の資産の増大=消費や投資の増大……
の側面もあるよw
でも大抵は貯蓄(富裕層の資産増大)になるだけ。


それを事実(現実)が証明している。





そして、裕福な人は他者に分け与える
っていう倫理観みたいなものに
期待することも勿論()できません。

富裕層である、資本家・株主。こういう人たちの性質って、そういった善意とは正に正反対に居る存在ですよね?




となると、
そんなこと最初からせずに、
中間層や低所得者層を優遇すればいいじゃん?
って話なんです。

トリクルダウンは金持ち優遇のための理論


つまり、トリクルダウン理論
金持ちが資産を増やすことが目的で作られた
(庶民に対しての)

言い訳

です。
竹中平蔵が「トリクルダウンはあり得ない」と断言、今までの主張は嘘でした

考えてみて下さいよ??

社会の為、っていうならさ
経済の活性化が目的ならさ

実際はトリクルダウン

なんてしなくても

直球で。

中間層低所得者層直接優遇した方が
消費は活発化し、社会は発展するんです。

この場合でも結果的に富裕層は報われますよ。富裕層って会社の経営陣(資本家)とか株主でしょ? 消費が活発化して社会経済が上を向けば、自分の懐も温かくなる。(これが、みんなが豊かになる正しい方法です)


でも、それをしない。



なぜかというと、
欲望が凄いから()です^^;


こういった社会全体が豊かになって
自分たちも豊かになる

より
社会全体から
富を収奪して自分たちが豊かになった方


そう、後者の方が
豊かになれる度合い
短期的に見れば大きい
んでしょう。





まさに、

「今だけ」「金だけ」「自分だけ」


これ、私の言葉じゃないんですが、
スゴイ
現代社会の支配者の的を射た言葉
ですよね。
まさにこれなんです。

これ以外の何者でもない存在だと思う。
奴らの正体って。

日本の将来とか
社会の発展とか

そんなのあいつら、

どーでもいいんです。


「自分」「今」
「お金」を稼いで
良い思いをすること「だけ」

すべて。

っていう価値観。

「自分」と言っても
ギリギリ「家族」くらいは入りますけど、
他の人(他人)は同じ国民であっても
利益を共有する仲間以外は

「敵」「搾取対象」
って考えなんです。


こういう思考回路じゃないと、
トリクルダウン理論やらないよ。

私も欲望はあるので、良い思いをしたい欲求はありますよ。しかし「ここまでエゲツナクやって尚したいか?」と言われたらNOですし、そういった人たちを見ると、びっくりしますよね。ドラゴンボールのフリーザみたいな思考回路の人がリアルにいるわけだからw



格差拡大により社会は疲弊する(してる)し
これやるより中間層以下を優遇した方が
社会として(日本として)は健全なのは解ってる。

しかし、自分たち
個人で考えたら旨味は減る。






世の中の常識は勝者側に都合よく構成される


今の世の中の常識は、
世の中金です。



年収資産残高で、
その人の価値が決まる世の中

年収至上主義。
資産残高至上主義。


これが、今の世の中の常識であり、
正しいこと、ですね。


で、支配層が
「今だけ」「金だけ」「自分だけ」
なので、
それに有利に構成される常識の元に暮らす
我々一般人もみんなが
「今だけ」「金だけ」「自分だけ」
思想に傾倒しつつありますよね(こういう人凄く多くなってきてませんか?)。




こんな記事を書くとね。変な宗教に入ったとか揶揄されますが(笑)じゃあその、変な宗教に入ってない普通の常識的な人は、何を信じているのか、っていうと、

【世の中金がすべて】お金原理主義

を信じて生きてるんですよ(これ強いですよね、単純明快だから)。
ぶっちゃけ(この世の中金思想に)勝てる気がしませんw(お

いや、あの、【金を持っている者】に有利な社会が、ほとんど完成され過ぎててこれを果たして今から何とかできるのか?って思いは正直ありますね。


コロナになってからお金が大量に造られたせいで、世界の株価や仮想通貨がバブルのように騰がってるので、ますます「世の中金!」ってなってると思うんですけど、その増えたお金を「使う」時に必要なのは「誰かのもたらす供給」、じゃないですか。





トリクルダウンが有効な場合もある


限定された場合においてのみ、
トリクルダウン有効だと考えられます。

それは、先進国ではないこと。
供給力が不十分な国。
つまり発展途上国の場合。

中間・貧困層はほぼ消費。ですが、富裕層を富ませれば投資にお金が向かいますよね。発展途上国の場合、供給力が不十分なので、中間、貧困層に富を与えても、消費が満足に行われないわけです。買うものがないから。なのでまず、富裕層を富ませて、投資を行わせ供給力を国家に持たせる。(それで供給力が十分になったら、次は中間・貧困層に富を与えて消費を活性化させる)この場合においてのみ、トリクルダウンは有効だと考えられてます。


で・・・日本は(アメリカもですけど)
発展途上国じゃ全然ナイですよね。

供給力がたっぷりとある
先進国
です(これから日本の供給力は段々無くなっていくかもしれない(つまり発展途上国落ち)けどねw)。





・・・よって、

中間、貧困層が富む政策をし、結果富裕層も富む社会にする


のが良いのではないのかなと。
そしてこれが
真っ当な政治なのではないかと。


(貧困層、です誤字ってるw)

こういうことを言うとね。
「結局自分が有利になる主張をしているだけじゃないか?」
何もせず良い思いがしたいだけじゃないか?」

と思われたりする場合もありますが、

そうですよ。

そして、それでいいんです。
政治はそもそも国民が何もしなくても良い思いが出来るようにするために存在してます。企業じゃないんですから。成果を出した見返りに報酬を得るわけじゃない。
次に、自分が有利になる、はその通りですが、私が書いたことは、国民全員が有利になること(中間・貧困層はもちろん富裕層も)、でもあり、それこそ政治の目指すべきことじゃないですか。そして逆にトリクルダウン理論は一部の富裕層だけが有利になることであり、政治の目指すところとは真逆ですよね。








もうこんなの5つとも読んでるよ!
って有難きディープな読者の方は
是非こちらの記事を↓


蹉跌(さてつ)=見込み違いで失敗すること




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