グローバリズムのメリットとデメリットを考える

経済知識
記事内に広告が含まれています

 
グローバリズム
メリットデメリットについて
考察していきます。

グローバリズム
【目的】世界を1つの市場に
【過程】ヒトカネモノの移動を自由化

 
国際化と同一視されがちですが
国際化グローバル化は、
違います。
 
 

グローバリズムのメリット

 
区切りがないため、流通がスムーズになる
 

企業が、最も効率的な場所で生産し、最も高く売れる市場で販売できるようになった
(中略)
豊富な労働力を持つ中国や東南アジアなどの新興国が「世界の工場」としての役割を担い、急速な経済成長を遂げた

引用:グローバリズムとは
規制がないため、企業は世界市場での商売がやりやすくなる(利益を上げやすくなる)。これは、グローバリズムのメリットだと思います。
 
で、コレ以外の
メリット(とされているもの)は
国際化でも享受可能と見る。
国際化のメリットともいえる)
 
グローバリズムでなければらないメリットは
これだけのような気がする。
 
 

グローバリズムのデメリット

 
デメリットはたくさんあります。
 
 

市場の勝者に力が集中し、格差拡大・貧困

 
最大のデメリットが、力の集中。
 
グローバリズムにしてしまうと
国家(ルール)が無くなるため、
市場で得られた富が
全部上(市場の勝者)に行ってしまう
(これを止める存在がいない)、
巨大なデメリットが生まれる。
 
具体的には、
多国籍企業が市場を寡占化する。
 

独占企業はどうしてダメ?
・消費者に対しての選択権を企業側がすべて持つ(そこしかなければ、消費者はどんな条件でもそこから買うしかない)
・公正な競争(による進化)が起きなくなる

 
彼ら市場勝者は更なる力を求め、
ゆくゆくは(ロビイングなどで)
政府と結びついて
ヘゲモニーを強固にしていく。
 
じゃあ、市場をルールで規制しましょう、
となるが、
そのルール(国家)を無くしていくのが、
グローバリズム……
 
 

多国籍企業のパワーの増大:ゼネラル・モータース、ウォルマート、エクソンモービル、三菱、シーメンスなど北アメリカ・ヨーロッパ・日本・韓国に本社を置く企業がグローバルな規模で製品を生産、流通、販売し、しかも労働市場の規制緩和によって、世界貿易の70%以上を占めている。

引用:グローバリゼーション
 
富を市場強者がひたすら吸い尽くすので
下は奪われ続け、干上がり続ける。
(干上がる割合は増え続ける
=中間層が漸次貧困層へと落ちていく)

 


 
この富の偏重は畢竟、
社会維持を困難にします。
 
グローバリズムの元祖、アメリカでは……

オバマ大統領就任直後のアメリカは、グローバリズムにより、グローバル企業は儲かっているが一般国民の7人に1人が貧困層となり、「多国籍化したアメリカ大企業の利益と一般国民の利益が相反するようになり、両者が鋭く対立するようになったのが、最近(2014年)のアメリカ政治の特徴である。」と指摘している

引用:グローバリズム
これにより、反グローバリズム(自国第一主義)のトランプ大統領が当選した。
 

自由貿易が生み出し利益が国内、国家間で公正に分配されたか、は明白ではない。たいていの研究は富裕国と貧困国の格差が急激に拡大していることを明らかにしている。また貿易の国際化は金融取引の自由化とともに進行し、金利の自由化、信用統制の撤廃、金融機関の民営化を伴い、金融業の各部門間の可動性を高めた。グローバルな金融取引に関わるマネーの大部分は、生産的投資とは関係の無い、高リスクの「ヘッジファンド」の売買に流れた。「換言すると、投資家は現に存在しているわけではない商品や為替相場を対象に賭けを行っているのである。」

引用:グローバリゼーション
 
富(資源を元にした供給)は
公正に分配されてません。
公正≠均等
 
 

異文化交流

 
異文化コミュニケーション(多文化共生)は
グローバリズムのメリットではなく
国際化のメリットです。
 
グローバリズムでは
文化は均質化されます。
 

引用:グローバリズムとは?
 
よく聞く、日本の中にいながら他国の文化を味わえる、のは国際化のメリットです。
むしろグローバリズムは異文化コミュニケーションの破壊に繋がると考えます。なにしろ、グローバリズムは国を無くす方向を目指すので。異文化自体が消えていく(世界の文化は1つに統一される)。

【社会】アイデンティティの喪失と文化の均質化
マクドナルドやスターバックス、GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)に代表されるような、巨大なグローバル企業の製品やプラットフォームが世界中を席巻しました。その結果、各地域が持っていた固有の文化や小規模な商店がその個性を失い、世界中どこへ行っても同じような風景が広がる「文化の均質化」が懸念されています。

引用:グローバリズムとは?


 
 

移民問題

 
ヒトの移動規制が緩まり
損益で(ルールが整備されないまま)
外国からヒトが大量に入ってくる
 

国内産業の空洞化
コストの安い外国人労働者が
優先して雇われるため、
コストが高い国内労働者の
賃金が上がらない。

国内所得消費投資…生産能力

この問題に関しては、私が述べている「世界市場で生産された富が世界民に公正に分配されるシステム(ルール)」があればクリアできると考えますが、現実そんなシステムはなくあるのは資本家の我利だけなので、国内労働者の立場からすると悲惨な結果となるわけです。

 
ほか地球人は
文化、宗教、価値観などが異なるため
(特に短期間でひとまとめにされると)
様々な問題が発生する。
 
現実、世界は並立国家状態なのに
グローバリズムにより、
損益でヒトの移動が自由化され
(自由市場の下、自由競争が行われ)
そのツケ(マイナス)を
国家や国民(一般人)が払わされている。
 
これが主な理由となって
イギリスはEUを脱退し、
アメリカではバイデン(グローバル路線)から
トランプ(ナショナリズム・保護貿易路線)に
政権交代までしました。
※トランプ大統領自身が愛国者なのかどうかは分かりません(私は違うと思います)。経歴を見れば彼は市場競争を勝ち抜いてきた人です。トランプが当選する前は行き過ぎたグローバリズムに(富裕層以外の)アメリカ国民の多くが反感・違和感を持っていたため、「この反グローバリズムの流れを利用すれば、大統領(勝利者)になれるのでは?」と風を読んだのかもしれません(有力な支援者はその波に(自己利益のために)乗ったのだと思います)。



暗号資産(仮想通貨)は国家保証がないゆえグローバリズムの産物。しかし暗号資産にトランプ大統領は理解ある立場を示してきました。自分の資産と収益のため……( இωஇ )?

 
【話を戻すと……】
対するそれまでのバイデン大統領らは、
グローバリズムによる
市場での世界統一
目指していたように見えます。
超階級グローバルパワーエリートの実態【感想】
世界中の人間は、たった6000人のスーパーエリートに支配されている。

こういう方々が頂点に君臨する世界。

私は多国間交流に関しては、グローバリズムではなく国際化の精神を基に、互いの(国の)価値観を認め合った上で長い時間をかけて関係を模索していく、壁があるなら時間をかけて互いに納得できる形で崩していく、くらいでいいのではないかと思う。
言語問題に関してのみなら、ゆくゆくは自動翻訳など技術の進化で対応できそう。
 
 

世界政府が王様に(グローバリズム完成後

 
グローバリズムが完成する、
つまり
世界が1つ(の市場)になった後の
最大のデメリットが
世界政府への権力集中です。
 
人間社会に規制は必要です。
規制がないと
強者が弱者の規制になる
だけなので。

万人に規制のない世の中は存在しません。
万人に自由が存在しないのと同じ理屈で、あり得ません。

 

 
ン~~~じゃあ、
その世界政府の正当性は維持できるの?
 
ってコト。
対抗勢力が存在しないので……
 
 
今の世界は他国という存在がある為、1つの国が専横的にならない。他国が抑止力となっている面も多分にあると考える。
現在世界最強のアメリカ(軍)でも、中国が台頭した今では圧倒的な軍事力の差はないから好き放題は出来ないし、またそれ以前の米国独走時代でも、他国の核兵器が歯止めとなった(冷戦後、ソ連を破り覇権国となったアメリカの世界支配戦略がグローバリズムだったと考えられる。しかし皮肉にもそのグローバリズムで中国が力を付け二律背反に……)。

 
グローバリズム(地球統一)が完成すると
世界の治安・秩序を取り締まるのが
地球政府軍になりますが、
世界政府には事実上敵がいなくなります
世界政府軍を使える、
世界政府は
世界最強の立ち位置
になる。
 
これが暴走した場合、だれにも止められない。
 
 

【対応策】
世界政府が出来た後も経世済民が成される
方法を考えてみる
 
結局権力=暴力、つまり軍隊が権力の根源となるので(法律などの規則は暴力を背景に成り立っている)、この軍隊を2つに分けて指揮権を別にする、という方法が私が今考えた()やり方です。例えば二院制の上院(参院)に属する軍隊と下院(衆院)に属する軍隊を2つ作るとか。それぞれの総戦力が理想的には5:5、差があっても4:6から3:7までに抑える。この戦力配分を世界民が秩序のために監視する。
つーのはどうでしょ?^^;
 
世界政府軍を1つにまとめてしまうと、それに逆らえる存在が世界に存在しないので、過去の絶対王政国家の世界版でしかなくなってしまい、国王が良心的な場合は普通の国~良い国でいられますが、暗君が出てきた時点で(世界民の幸せが)詰んでしまう(し、その独裁体制が革命でしか終わらなくなる)。

 
ああ、もちろん、
政府(政治家)は世界民の選挙で
選ばれなければいけません。
 
 

グローバル社会の達成は困難

 
世界政府が出来るまでの
道筋が見えません^^;
できた後、どうやって維持するかもワカランw
 
まぁだから、シャングリラ……かな?( இωஇ )
 

グローバリズム社会
=世界の市場が1つになる
 国家はない(世界政府がある)

 
どうやって現行の並立国家状態から
世界政府(世界統一市場)状態まで
持っていくのかな、って思う
電脳の世界(ネット上)でならグローバリズムは達成しやすい。けど、人と人が顔を突き合わせるリアルでは達成しにくいうえに、様々なデメリットが浮き彫りとなる。
 
※以下、鬼滅の刃、東京グール、約束のネバーランドのネタバレがあります。
 

鬼滅の刃→鬼は絶滅させ、人間の社会になった
 

東京グール→グールと共生する社会を目指した

我々は国や人種が違えど、鬼滅の刃や約束のネバーランドの人間、東京喰種の人間グールみたいに、被食者捕食者の関係ではないので、それよりかは難易度が格段に下がります。
 
それでも、多難でしょう。

 

約束のネバーランド→鬼は鬼の世界、人間は人間の世界に分かれた
約ネバでは最終巻では、(人間の世界で)国家という概念が無くなって、グローバリズムが完成していました。が、過程については丸ごと端折られています(尺的に仕方なかったんだろうけど)。そして、世界政府の管理者は(たまたま)良い人だったぽいです。

※作品としては私は約ネバが圧倒的に好きです。漫画新品で全巻揃えてます。
 
廃藩置県の世界版、にも見えますが、
廃藩置県は日本国の中の話。
言語や宗教、歴史などの面から、
日本統一化よりも、
世界統一化は
難易度が跳ね上がると考えます。

(少なくともワイらが生きている間には無理だと思う)
 
 

グローバリズムよりナショナリズムを推している理由

 
私はどちらかといえば
グローバリズムより
ナショナリズム(寄り)を推しています。
最も大きな理由は、実現性の差
 
現時点で既に
国家は(多くの国で)共同体として
出来上がっている
※緒問題はあるにせよ
 

ナショナリズム→現時点で形作られている(日本国でも、社会保障という文明に応じた富を配分する機能がある)
グローバリズム→現時点では理想。市場機能以外の制度は、人道支援レベルの代物しかない(国連(国際法)も組織として未成熟)

 


 


世界銀行は2030年までに達成すべき二つの目標を掲げている。すなわち、一日1ドル90セントで生活する人々の割合を3パーセント以下に抑えることによって極度の貧困を終わらせること、すべての国の低所得者層40パーセントの所得増加を図り、共有された繁栄を促進すること、である。

引用:国際連合広報センター
一応こゆ組織はあんのね(°o°;)
 
 
 
 
 
また、グローバリズムは様々なデメリットがある一方、大半のメリット(と認識されているもの)に関しては国際化でも達成できると考えます。
次は国際化
(とグローバリズム)の記事を書きます。
 


アンチグローバリズム(反グローバリズム)の勉強
anti globalism。

ナショナリズムをわかりやすく考えてみた!
ナショナリズムは、共同体LOVE。

 
 
【参考資料】






 

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました