今回、イデオロギー(経済体系)の基礎知識を学んでいこうと思います。自分自身の勉強のためにこのブログを使う、といういつものアレです。
※経済とは?
経世済民の略
世を治め人を救う
資本主義、社会主義、共産主義
信用創造(借金して投資)で
経済成長する社会のすべてを指す
投資=資本を投ずる
資本=生産手段(工場、道路など)
商業主義
・資本を個人が管理
・市場経済
社会主義
・資本を国家が管理
・計画経済
共産主義
・資本を社会が管理
(未だ共産主義を実現した国はない)
×資本主義vs社会主義
実際は……
○自由経済vs計画経済(社会主義)
↑2つとも資本主義
①産業革命・銀行制度により資本主義が出来る(市民革命により封建制度が終わる)
②資本主義(正確には市場)の問題点(格差・不況)を指摘し、社会主義が出来る
※共産主義は社会主義の発展形(理想形)としてある
資本主義の起こりは、
18世紀後半のイギリス産業革命より工場制手工業として開始される。
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生産設備を抱える人(資本家)が生まれ、
そうでない人は(彼らに労働力を売る)労働者となった。
※日本では明治維新以降、資本主義が勃興した。
市場主義
(商業社会、商業主義、商品経済、自由主義、自由経済)
【社会体系】
権力者:個人(市場)
市場経済
(個人が利潤を追求する経済モデル)
私有財産制(財産権)
契約自由の原則
自由に契約(商売含むあらゆる契約)が行える=自由市場
この三つのうち、③の「民間銀行による決済手段の創造」(信用創造)ことが、資本主義の定義の中でも特に重要であり、私有財産制度と契約の自由だけでは資本主義とは言えず、無から貨幣を創造する民間銀行という機関が存在することが資本主義の必須の要件だという。
引用:ヨーゼフ・シュンペーター
【発祥】
※上記の資本主義と同じ
【問題点】
貧富の格差
持てる者(資本家)と持たざる者(労働者)による経済的不平等
資本家は剰余価値を再投資(資本蓄積)するため、格差は延々開いていく
不況による失業
市場の状況によって、人々の生活が左右される
マネーゲーム
富は副次的効果でしかもたらされない
(主目的は金儲け)
市場原理が強まるほど、マネーゲームの要素が強くなっていく

数字だけを追いかけるようになり、経世済民とかけ離れていく



社会主義
【社会体系】
権力者:国家
計画経済
【発祥】
社会主義の起こりは、資本主義(正確には市場主義)の問題点「貧富の格差」を是正しようとする試みから。
カール・マルクスが代表的な論者
※マルクスが目指していた社会は、共産主義社会
【問題点】
国家の暴走
管理者である国家(の運営を担う人々)の暴走
例:中国やソ連の共産党が支配者となった。
市場主義の格差問題を受けて起こったイデオロギーなのに、その管理者が格差の根源となってしまう。
市場競争(利益動機)がないため、
生産性向上(経済成長)が市場経済より劣る
共産主義
【社会体系】
権力者:なし
空想上の社会
生産された富が、
共同体内の全員に均等に分配される
完全な平等主義社会
【発祥】
存在してない
【問題点】
実現困難
管理者(国家or資本家)の存在を否定しつつ
管理されなければならないので
自家撞着している
(皮肉にも「自由」のように。「自由」も他者への自由、で自家撞着している)
真・女神転生3の氷川が説いた、
シジマのコトワリ
「すべてが静寂の下に管理される社会」
が共産主義なんでしょう。
氷川の悲しいアンチテーゼなのかもしれない……。
欲にまみれた市場主義を否定するあまり、逆方向に尖り過ぎた、ということでしょうか。


共産主義者から見た資本主義社会
(まぁ大きく間違ってはないよね( இωஇ )
三大主義に対しての私の意見
ようは
市場原理の問題に
対処すれば良いワケですよね?
(市場主義は欠点さえ抑えられれば、ベースとしてはもっともよく出来ている。市場は欲望を表しており、人間は欲望の生き物だから)
別に
共産主義とかいう無理ゲーに
チャレンジする必要自体ないです。
なら
ケインズが試みた
修正資本主義をモデルにした社会がベストかと
(正確に言えば、修正市場主義?)
国家による改善(介入)方法
①不況→国家が需要を創出する
②貧富の格差→国家による「富を持ち過ぎている者(稼ぎ過ぎている者)」への徴税(基本、法人税の累進課税)

これで大抵の市場原理の問題点は解決していると考えます。
これをやりつつ、人間の欲求を本拠とした
市場経済の恩恵を享受するだけで、
人類は今より遥かに理想郷になれると考えます。

実行・実現するのが難しいんですけどね。
※近年、マルクス(が市場原理を否定している箇所=資本家の搾取)が見直され始めた主な理由は、70.80年代以降台頭してきた新自由主義、グローバル化で資本家側の富の占有率が上がり、労働者(中間層以下)が貧困化し、屠所の羊に成り得てきたからです。
マルクスが資本主義(正確には市場主義)を問題視していた(産業革命直後の)世界に、また戻ってきている、ということ。
歴史は繰り返す……。
マルクスと唯物史観
マルクスは信用創造の視点こそないものの、
社会の本質は生産(資源を元にした供給)にあり、それ以外の事(政治、法律など)は、それ(生産)を元に成り立っており、生産の成熟度(文明の発展)により、変化して行く
……と、社会の本質が見えていた。

土台=生産
上部構造=政治、法律など
(信用創造は別に魔法でも何でもなく、単に銀行との数字のオペレーション。実質的な効果は「その時点での供給能力をフル稼働できますよ」ということなので、物事の本質は、供給=生産にあるわけです)
生産力が発展すると、ある段階で古い生産関係は発展の桎梏(しっこく)に変わる。そのとき社会革命の時期が始まり、上部構造が変革される。
唯物史観のここ……
私にはこれが、
とこう読めました。

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本宮ひろ志さんの戦前の昭和を描いた作品『国が燃える』でも地主・小作人制度下で、小作人側に付く活動家が「価値の根源は生産だ!」という感じの訴えを叫んでいる台詞があったと思います。
「資本主義」「産業革命」「信用創造」、とこれらはざっくり言うとごっさ生産力上がりましたね? というだけの話で、我々の住む世界の価値の根源が生産(供給)にあることは、古来より不変なのです。( இωஇ )
私の考えとしては今も2019年時とほぼ同じで、
ベースは、市場原理で良い。
市場原理の欠点を、国家が介入することで補う。
です。



イデオロギーはバランスが大事
私はこれまで様々考察してきた結果、
とにかく「何か」が特化して権力を持つと
世の中全体としてはよろしくない形になると見ます。
・産業革命後の経済的自由主義=資本家(商人)に権力が集中→それ以外が地獄→プロレタリア革命
・現代(現実はほぼマネー主義)=現代はマネーを持つ者(ほぼ資本家)に権力が集中→それ以外が地獄
(革命は抑えつけられた者たちの我慢が限界に達した時に(主に時のリーダーに導かれ)起こります。だから、人に革命を起こさせるほど人を追い込むな、痛めつけんな、蔑ろにすんな、やりすぎんな、ってことです)

双方のバランスが大事で、
どちらかに力が寄ったら、それを修正する動きが大事です
【当記事作成にあたり、参考にした資料】
(イデオロギー全般)
(資本主義)
資本主義勃興から現在に至るまでの流れが簡単に説明されています。
②産業革命で資本家と労働者の関係が生まれたが、両者は利害が相容れない存在であり、また資本家から受けた指示に対する諾否の自由が無い労働者側を保護する決まりはなかったため、無制限の搾取が行われ、多くの労働者が命を落とした
③劣悪な労働環境に不満を爆発させた労働者らは、労働組合を結成するなどし、世界各国で社会運動が起き始める。この社会運動が後に、マルクスの共産主義思想(その途上としての社会主義思想)に繋がる
④市場原理(自由競争)のもと、大資本は独占資本となり、銀行や政府と結びつき、帝国主義が開始される
帝国主義:資本家+銀行+政府(軍事力)が一体となって、他国の市場(資源・供給)を奪い取る行為(植民地化)。
※官民癒着・ロビイングが規制なしで、今よりも露骨に行われていた、という事
⑤帝国主義同士の覇権争い(或いは植民地化を防ぐ抵抗)が、第一次世界大戦に発展する
⑥ケインズの「市場原理の問題点(不況)を解決するのに共産主義やらなくても、不況時に政府が財政出動して有効需要創出すればよくね?」という考えからニューディール政策が行われる
⑦1980年代、アメリカのレーガン・イギリスのサッチャーのもと、新自由主義思想(緊縮財政・グローバリズム)が台頭し始める
産業革命
=機械化で供給能力ごっさ高まった
(木綿工業、蒸気機関、製鉄業etc…)
資料を見る限り様々な論説、見解が入り乱れているように見える。
有名なイギリスの産業革命(1760年代)のほか、これに続けてベルギー産業革命(1830年代)フランス産業革命(1830年代)アメリカ産業革命(1830年代)ドイツ産業革命(1840年代)日本産業革命:明治維新(1868年)と世界各国で生産の機械化(自動化)が進んだ。
独占資本(カルテル、トラスト、コンツェルン)
(社会主義)
社会主義市場経済
中華人民共和国が1992年より取っている経済体制
国家先導型資本主義、と私は呼んでます。
※中華人民共和国は、結成当初(1949年)から今のような共産党の独裁国家だったのではない、と書かれている。1952年朝鮮戦争(vsアメリカ)を機に、毛沢東が独裁国家へと方針を転換した。
中華人民共和国は現在、帝国主義的な側面も見られる。帝国主義=強国が政治(軍事力)&資本で他国(弱国)を植民地にしていくこと。太陽が沈まない国を目指して。
(共産主義)
マルクスが想見した世の中の実現は難しい。
私は文明の進化に
活路を見出すしかないと考えています。

