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お金を儲けられるイデオロギー
世の中には色んな
主義・主張・考え方・生き方・活動・発信
などイデオロギーがあります。
(イデオロギーを伝える行為)
私はある一つの法則に
気付きました。
それは、
お金を儲けられるイデオロギーの方が
世に広まりやすい
ということです。
基本は
主義・主張・考え方・生き方・活動・発信
は一般的に、多くの人の共感や理解を受け、
程度が高いとされるもの、の
方が広まり、強くなります。
これは、常識的に多くの方が知っています。
しかし、もうひとつの側面があって、
お金儲けに繋がるかどうか
がかなり強い要素になっていると思います。
金儲けに繋がるか、繋がらないか
例えば、
とある主張Aと
主張Bがあったとします。
主張Aは唱え続けることが
お金儲けに繋がります。
主張Bは繋がらないか繋がりにくいです。
Aの方が広まりやすく、持続性が高い
傾向にあります。
なぜなら、イデオロギーを唱える側の
モチベーション維持が容易いからです。
イデオロギーを唱え続けるのは
結構気力が要るもので、
理解を得る努力、反対派、批判者などと
ぶつかる苦労、
など様々な障害があります。
インセンティブがないと
なかなか人はこれらを持続できません。
時給0円で
クレーマー対応したい人っていませんよね?
でも時給10000円なら、
嫌な人とでも多少は話せます。
(人に寄るものの)
嫌な人相手でも
笑顔で好意的な対応も出来ます。
たまに、例外的に特殊な人が
金儲けに繋がらなくとも
主義主張を続けているケースもありますが
それは全体で見れば、少数に入ります。
私は自分が
コンテンツ制作者であることもあって
お金が儲からないイデオロギーを唱え続けることが
どれほど困難かを知っています。
また、多くのコンテンツ制作者
(ブロガーなど)を見て来ても
やはりお金に繋がっていない人は
持続しにくい傾向にあります。
(私のこのブログも、奇跡みたいな確率でいま続いています。本記事の金にならない訴えも奇跡みたいな確率で書かれていますw)
逆に金が儲かっていれば
仮に嫌な思いをしても
「まいっか。儲かってるし」
で続けることが可能になります。
自問自答するようなことになっても、
仕事と割り切ってやることもできます。
でも、そうでない場合は、
どう感じるでしょう?
例えば
今の給料や労働日数・時間・密度に
満足していますか?
「給料もっと上げて欲しい。
そうでなくとも、もう少し休みが欲しい。
精神的な余裕がもう少し欲しい。
その方が仕事の精度を高めることができる」
……こういう感覚の看護師さん多いはずです。
となると
せめてそっちの方向に行く
社会にはしようよ?
ってこと。
・・・みたいな、主張が
私個人にはメリットないんです。
金が儲からないから。
(看護師さんの高い供給が保たれるのは入院した時とかにメリットはありますが(良い医療サービスを受けられる為)、それでも多くの人にとってわざわざ時間を割いてまで主張するほどのメリットではありません)
多くの人は「問題の当事者」になって初めて主張し始めます。
「金儲けに繋がる情報しか」ネットに出回らない
で、
ここからがみなさそに
考えて欲しい部分なんですが。
この傾向の結果
世の中が
どうなるのかというと、次第に
全体の傾向として
「お金に繋がるイデオロギー」
しかなくなっていきます。
顕著な例として(多分2000年代後半から)
アフィリエイトに
汚染された検索結果、があります。
悪貨は良貨を駆逐す
名目価値が同じ良貨と悪貨が同時に流通すると、やがて良貨はしまい込まれ、悪貨だけが使われるようになる。転じて、俗悪な文化がはやり良質な文化が衰退することや、悪人が跋ばっ扈こして善良な人が圧迫される状況などをたとえていう。
引用:コトバンク
インターネットでは
悪貨が良貨を駆逐する現象が起きています。
起きていますというか、目も当てられないレベルまで酷くなっています。この無秩序に一石を投じようとこの記事を書いていますが、正直胸中には虚しさしかありません。
絶望に戦いを挑んでいる
かのような心境です。
お金が回るイデオロギーの方が、続きやすく、広まりやすい
そして問題なのが
に関しては、
100%そうではありません。
①「フリーター」→「正社員になろう」【転職アフィ成約の為の情報】
②「ニート」→「働こう」【就職アフィ成約の為の情報】
③「仕事が嫌」→「我慢せず転職しよう」【転職アフィ成約の為の情報】
こんな感じですね。
これらは「多くの人に有用な情報か?」と言われたらそうでもないと思います。百歩譲って常識非常識のみで考えても①②は常識的ですが③は非常識ですよね。・・・・そんなもんどうでもいいんです。アフィ成約へ繋がる情報しか出てこないんだから。
金儲けのために
情報が捻じ曲がるってことです。
「金儲けする」
ことが嫌いなのではなく、
「金儲けの為に
情報(事実)がねじ曲がる」
ことが昔から嫌いなんです。
現実 事実 本当のことを言っていたとしても、それがお金にならないか ほぼ お金にならなければ、それは続きにくいです。反対に、例え100人のうちの1人しか引っかからないような あからさまな 詐欺であったとしても その1人が10万円の購入代金を払うならば、
詐欺師のアカウントはSNSに星の数ほどありますが、詐欺師と戦い続けるアカウントはそんなにありません。何故かというと、前者はお金儲けに繋がる(見込みがある)けど、後者はお金儲けに繋がらないからです。
極端な話、詐欺みたいな空虚な価値観でも
お金を稼ぐ仕組みさえ整っていれば、
それはイデオロギーとして確立し、
広まってしまいます。
一定以上に巨大になれば、
巨大であることが更に人を呼びよせるので、
それは盤石になります。
実体は虚構なのにね。
そういう事例は既に腐るほどあります。
世の中の流行りものも、
大体が本当にいいものっていうより
マーケティングが成功したもの
が流行っています。
昔、ビジネス(起業)の話で
(Twitterだったかブログだったか忘れたけど)
と言っていた人がいて
私はそれ見て
率直に強い不快感を覚えたんですが
(良識で考えたら、価値供給→お金、の順番なはずなので(ビジネスに種銭が必要なら銀行などから借金して作るのが本来のやり方のはず。手段を選ばず(人を騙して)種銭を作るのは、良くない、ですよねw))
まあ、すげー嫌な話だけど、
あれはある意味当たっています;
【もちろん世のなかに虚構が生み出されるので、世の中的には良くないです】
多くのコンテンツ
視聴者や読者側で(も)ある私たちは、
こうした
お金儲けとイデオロギーの関係を
頭に入れておくことが大事ではないでしょうか。
悲しいことに、(ほぼ)詐欺師と呼んで差し支えない人達のマーケティングの方が、例えば私が、
なぜかというと、
理由は二つあって、
一つ目がやはり
人間(大衆)が単純な不安や
欲求の方に流されやすいからです。
そういう(愚かな)生き物なんです。
もう一つが、今回の話なんですが
金儲け全力ゆえに
あっちの方がお金が回るからです。
私の方はぶっちゃけ
こんな記事(今あなたが読んでいる記事)書いても、ほぼお金が儲かりません(Googleのしょっぼい広告収益が雀の涙程度あるくらい)。だから、なかなかやる気が起きないんです。よって、気が向いた時しかやらない。
対して
あっちはどんどんお金が入ってくる(金儲けの仕組みに基づく行動しかしない)ので、どんどんやる気が起き、それを仕事に出来るからずっとやっていられるし、また人を雇うこともできる。そうなれば見る人も増え、相乗的に巨大になってきます。
思考のポイント
解りやすく思考のポイントを書きますね。
②個人利益には繋がらない、繋がりにくい行為
何かを主張している人がいたら、
【最初に】
①なのか②なのかを見て下さい。
白か黒かではありませんが、
濃淡の度合いくらいは
考えれば解るはずです。
①が強いほど金儲けでやってます。
②が強いほど本心から訴えています。
もちろん、お金儲けによるインセンティブ云々は解りますが(私も無料だとある程度のことまでしか話す気になれないのは解る)、そっちより【お金儲けありき】のイデオロギーが現代社会に占める割合として強くなりすぎてるんじゃないのか? という訴えかけが本記事です。