
私はHSPです。
日常生活に支障をきたす(いわゆる普通に生きることがHSP体質により困難である)ため
軽度ではないです。
いつからHSPとしての違和感(普通の人とは違う感覚)を持っていた?
→小学生の頃から
Contents
HSPとは?
HSPとは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、生まれつき五感や感情が敏感で、物事を深く考える気質を持つ人を指します。これは病気や障害ではなく、刺激に弱く疲れやすいといった特徴がある一方で、共感力が高く、繊細さや直感力を活かせる場面も多くあります
引用:AI
(刺激に弱く疲れやすい、という欠点がある時点で労働者として致命的。この強烈な欠点の前には、他の利点などあってないようなもの。加えて、利点とされる、共感力、繊細さ、なども労働者としては殆どの場合に於いて欠点です)
HSPとは、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。
引用:マドレクリニック
昔からこういう人はいたけど、最近「HSPという名前が付いた」わけです。
空気読めないのKYではなく
空気読み過ぎのKY。
空気を読み過ぎる、感度強過ぎるがゆえに
共同生活ではずっと気を張りっぱなし。
些細なことがザスザス刺さりっぱなし。
故、疲れやすい。
「考え方」「精神力」などで
制御することはほぼ不可能。
「対処法」はありますが、そのどれもが
ほぼ焼け石に水のようなもので、
根本的な問題を解決することはできません。
(軽度である場合を除く)
多分、この症例一つ取っても、普通の人ではありえない、考えられないでしょう。
この尿の件はまあ、何とかなる。尿のタイミングをずらす、他のトイレに行く、だけで対処可能なので。生きていく上で、そこまで大きな障害ではない。
でも中には、何とかならないものもたくさんあります。
一定以上のHSPは日常生活に支障をきたします。
感度が高すぎるので、余計なもの(他人の感情など)で頭の中が溢れ、適切に目の前のことが処理できないのです。
そういう傾向がある、とかではなく、もう異常なレベル(日常生活に支障が出るレベル)で。

(軽度ではない)HSPは
普通の人とは別の生き物であることを自分自身受け入れ、
普通の人と同じ前提では生きていかない。
ことが大事かと思います。

私はHSPについてブログであまり語らないのは、一般人の理解に絶望しているからです。
身体的病気で入院した
何年か前の話ですが、身体的病気により、病院に入院し、大部屋生活を大体1カ月弱送ったことがありました。
その間、HSP気質により、(病気や手術の苦しみとは別に)大部屋の生活環境で苦しみ続け、ついにストレスで身体中に赤い湿疹が出てしまい、本当は入院予定期間はもう少し長かったのですが、無理矢理前倒しして退院しました。

本記事では私が入院した病気や手術のことではなく、HSPと大部屋での生活環境に焦点を当てて書きます。
病気や手術の苦しみも、相当でしたが、HSPであることによる、大部屋ストレス(他人との共同生活ストレス)も相当でした。
※HSPは感度が高いので、恐怖や苦痛にも通常の人の何倍も反応してしまいます。私は二十歳の頃から徹底して自分の感情を切る作業をしてきましたが、それでもなお普通の人の感度には遠く及びません。
普通の人は大部屋で入院生活を送っても、ストレスで蕁麻疹が出たりしませんよね。多少ストレスに感じることがあっても、蕁麻疹までは出ません。それが、普通です。でも私は、出る。普通ではないから。普通とは明らかに異なった、HSPという特殊な性質だから。
「考え方次第」「甘えている」という感情論、精神論でどうにかなる程度を超えた【体質】【性質】、なわけです。
HSPと普通の人は、
生物レベルで別物だと、
私は昔から(10代の頃から)思っています。
別の生き物。
HSPは物心ついた時からなんですが、
正直、非常に生きづらいです。
生きづらさのフルコースみたいな人生を送ってきました。
地獄でした。
「普通に生きる」が生き地獄。
HSPが大部屋で受ける苦痛
大部屋での共同生活は、
普通の人でも(人に寄るけど大抵は)不快に思う要素がありますが、
(ネットで見る限りまあまあ愚痴はある)
HSPは普通の人の何倍ものダメージを受けます。
普通の人が毎回ジャブ喰らってるときに、
HSPは毎回ストレートパンチを喰らっているような違いがあります。

4人部屋での共同生活自体がストレス
プライベートがない。
仕切りがカーテンだけなので、
隣の人は基本見えないけど、
見えないだけで主に耳による情報は筒抜け。
向こうもこっちも。
何より、2,3メートルほど近くに他人がいる、という事実が嫌。

しかも、24時間
これが非常に大きなストレスになります。
同室者のいびきで眠れない
共同生活というストレス渦では、HSPはなかなか十分な睡眠がとりにくいでしょう。他人を意識し過ぎて眠るほど精神がリラックスしない状態になってしまう。
私は元々労働のストレスから睡眠障害を持っているので、入院時は、通常の1.5倍から倍の睡眠薬を服用して無理矢理寝てました。そうしないと、眠れないので。
(長くは続けられないどころか、薬は余剰分はもらえないので、多く飲んだ日があれば、別の日の薬が足らなくなります。この時も入院中にかなり睡眠薬を消費したため退院後、薬が飲めず眠れない日が続き、大変でした)
こうした「普通の人なら味わう必要がない大変さ」は私の(HSPの)人生の至る所に散在しています。

私は同室の方のいびきがうるさすぎて入院中1回、いや2回かな。看護士さんに頼んで部屋替えしてもらいました。部屋変えても、部屋変えた先にいびきかく人がいたり、新たに入ってきた人がいびきかく人だったりもします。
尤も、自分も寝た後の事は知らないので、自分もいびきかいてるかもしれませんが^^;
ストレスが限界に達し、蕁麻疹が出てしまう
入院生活が3週間超えたころだったと思いますが、ついにストレスが臨界点を超え、身体中に湿疹が出ました。痒くてたまらない日々が続く。3,4日しても湿疹は一向に収まる気配を見せず、医者にも話し、塗り薬や飲み薬まで本来の病気に+でもらって服用してました。でも、治りませんでした。

「恐らくこの発疹は入院生活のストレスから来ている」と私は医師に訴え、本来ならまだ1週間ちょっとは退院までに期間があったのですが、急遽退院を早め、その3日後くらいかな?に退院しました。
で、家に帰って生活し始めると、数日で身体中の湿疹は引きました。
ほぼ確実に入院生活のストレスによるものでした。

普通の人は、大部屋のストレスで蕁麻疹出たりしません。
心(性質)の問題は、度が過ぎれば、身体的問題になります。
私自身HSPゆえ20代から地獄の中を生きてきました。
20代以前もしんどかったけど20代からは労働が出てきたので、しんどさが7段階くらい跳ね上がった。
二十歳の夏に私は人間の自分(心)にさよならした。

で、それ以降精神的には崩壊しまくってたんですが、人間の身体は若い頃は特に頑丈なもので、30代までは心の病のみで身体はまあ大抵健康だったのです。ヒステリー玉とかあったけど(ちなみにヒステリー玉は今も治っていません。ただ身体的病気の苦痛がデカすぎて気にならなくなってるだけですw)
もし20代でHSPで地獄見てる人いたら伝えたいです。
30代になるとそれ+身体まで限界を迎え始める。
今限界超えてるなら、先々持たないので、早めに手を打つことを勧めます。
HSPは病院自体、恐怖の対象
大部屋での
入院生活によるストレスを抜きにしても
そもそも
病院に対する恐怖心
嫌悪感があります。
病院=怖い場所
です。

入院患者や医療従事者を否定しているわけではなく、私自身が病院恐怖症なのです。
理由は、痛み、苦しみ、拘束、そして生命の終わり、こうしたものを連想させるからです。
想像力がたくましく(苦しみを想像しやすい)、不安になりやすく、繊細で神経が過敏・敏感……HSP、そんな感じなので。

誰しも病院好きではないでしょうが、様々なことに過敏なHSPはとりわけこの傾向が強いのではないかと思います。
HSPゆえの利点もなくはないでしょうが(自分の才能を生かす仕事に就けた場合など、僅かなケースでは)、欠点の方がはるかに多く(繊細さなども99%以上の労働では欠点にしかならないため)、極めて生きづらい存在です。
HSPが入院する際に気を付けること
ぶっちゃけ、個室にしてもらうことがベストで、それ以外の大部屋だけど**で対処する、は焼け石に水です(それは普通の人が試みる対処法です)。
で、個室はそれなりに高い料金がかかります。
差額ベッド代が。
私も今回、個室料金をケチって大部屋に入りました。節約・倹約のために。

結果、次からは個室にしよう、と思うくらいしんどかった。
なので、
①普段から入院を想定し貯金をしておく
②長期入院するような病気になるべくかからないよう健康に気を付ける
が大事です。
私が普段から健康を心掛けているのは、HSPだから、という理由が大きいです。

でもこんなことを言ってしまうと不安が増大してしまうんですけどね、HSPの人
私も、今後数日入院なら個室を選択するが(以前の一泊二日入院では個室にしました)、どうしても長期入院となると、差額ベッド代が響いてくる。
こういうとき、きれいごと(道徳や倫理)って何もしてくれないです(そもそもその倫理や道徳がHSPを想定していない(HSPは社会常識上では、存在していない))。HSPなので、特別配慮で個室無料に……とか、通るワケない(それこそ、HSPみんなで声を上げて、市民権を得る段階までもっていかない限りは)。だからミクロ面では、自分が地獄を味わわない為の選択を、自分で取るしかない。

ちなみに私自身は、貯金というか、資産形成を頑張っていますが、その動機の1つ(感情的な理由の1つ)に、HSPがあります。普通の人より明らかに生きにくい存在であることを人生経験から嫌になるほど理解しているため、普通の人よりも多く備えなければならない、と思っているのです(枷おンめぇ~~( இωஇ ))。
(軽度以上の)HSPであるだけで、人生の枷が一気に増えます。そして、それを世間から理解してもらえないという枷も、あります。
出典:幽★遊★白書 act.67 化粧使い・画魔!!
ちなみに私が幽遊白書を始めてジャンプで読んだ回が画魔の次の呪氷使い、凍矢!!でした。多分。
HSPは入院、手術、ともに(程度に寄るから一概には言えないけど)普通の人の10倍のストレスがかかると言っても過言ではない。
別次元で生きてるから。
ただ、他人に向けてHSPは貯金しとけ、とは言いにくい。だって、HSPの時点で労働能力が大抵低いわけで……。まとまった額の資産形成って多くの人が簡単にできるものではないから(むしろ出来ない人の方が圧倒的多数なので。現実的とは言い難い(再現性が低い)です)。
かといって、社会保障等でHSPが特別扱いされるためには、その保障される立場を社会で勝ち取る(市民権を得る)ことを成さなければならない。その道程は長い上に険しい。HSPは最も理解されにくい部類に入る特性のひとつだと思います。

入院して思ったのは、数日の入院ならまだしも何週間、それ以上といった入院はもうしたくないなと心底思いました。lightな地獄。
私は今後、入院した時(よほど長期でなければ)個室に入れるようお金を貯めます。
他でもない、自分のために。
自分の、命のために。

HSPへの理解に絶望している
私は真性のHSP(強度のHSP)ですが、あまりHSPであることを訴えかけたり、記事にしたりしません。理由は、(世間の)理解に絶望しているからです。
社会への理解は大事だと思いますが(声を上げて行って社会に理解される、市民権を得ていくべき、その方向しか道はない、なのは頭ではワカっているけど)、現実壁が高すぎる。
HSPの社会理解は非常に困難、それに加えてマクロ恩恵は鈍足な上に最低限です。
ミクロで考えれば、ぶっちゃけ割に合わないと感じてしまう。
本記事でやっているように、余裕のある範囲で気が向いた時にだけ訴えるので、正直精一杯です。
※この市民権、とは「言いやすくなる」こと、を指します。言いにくい、と感じるものほど市民権はないです。
HSPは極めて【理解されにくい部類】に入ると思います。
普通の人からは「気持ちの問題」として片づけられてしまいがちなので。
気を強く持て。考え方を変えろ。甘えるな。
こういう返しで終わります。

数えきれないほど、こういう返しをされました。
本当に、心無い対応だった。

この心無い対応により、これまでHSPは元より多くの社会不適合者の命が失われてきました。私自身、心と体を取り返しのつかないレベルで破壊されています。そしてこの窮状を訴えた時に、社会から返される言葉はもちろん、「自己責任」です。
自分でももう、わからないくらいです。
HSPは
【生きにくさは相当高い】
けど
【世間からは理解されにくい】
絶望的な存在。
私は疾うの昔に社会理解をほぼ諦めています。
理解されないことを前提に人生に向き合っています。
今回の記事も、もの凄く気が向いたから書いているだけ。
「当事者だし、言っておいた方がいいかな」って。まあ、僅かでもHSPの理解に貢献したいなという気持ちで書いている。
なにせ、当事者だから。当事者だから、無理してでも声を上げないとダメかな? って思いで。ミクロなメリットはマジでないけど今こうして(無理して)書いてる。
せっかく、HSP+入院の経験したから。
社会不適合者、普通のことが普通に出来ない、仕事が出来ない、ギリギリ健常者、労働者として低スペックの無能(超低能)
こうしたことは、HSPの影響を受けた「結果」
……である部分が大きい、と私は自己分析しています。
(すべてではないにせよ、割合としてHSPの影響は大きいと思う)
私は普通の人(マジョリティ)と軽度以外のHSPは、もう種族が違うレベルで異なった存在だと認識してます(本当に世界の見え方や受け取り方が、別の生き物レベルで離れている。生物として、違う)。小学校の頃にはその認識がありました(幼少期から懸命に、周りに、普通に合そうとしてきた。そして成長して知恵がつき、経験が積み重なってくるに従い、「あれ? これって理解を深めれば云々という程度の代物では、そもそもないんじゃね?」という気付きを得始めました)。
最近になってHSPという言葉(名前)が出てきて、まあこれが自分に最も近いんじゃないかなってことでHSPという言葉を使ってます。飽くまで、(社会への)理解の手段としては、有用だと感じるので。

ンちょっと話が逸れましたが……
HSPに限らず、病院の大部屋は問題提起されているようです(しかし、その声は多くはない;)。
プライバシーないから。
安静にして病気やけがを治癒、って時点でまずおかしくね?と。
でも、そう思う人が残念ながら多数派ではないようです。
(´・ω・`)ショボーン
つまり、あの大部屋にストレスを感じない人が社会の多数派。
(´・ω・`)ショボーン
私自身、病院は大部屋スタンダードから
個室スタンダードに切り替えていくべきだと考えます。
それはリソース(資源を元にした供給能力)があれば可能で、
そのリソースを増やす(自動化する)のが、
文明の進化であり経済成長です。
全体のパイを増やせば、マジョリティから配慮してもらいやすくなる、という考えが私の中にあります。いつもコレ系(マクロ経済)訴えかけているのは、そういう気持ちもあります。

【HSPの記事】
【HSPの影響で過去、苦しんできた様々な経験】
【メンタル系コラム全般】
