Contents
接客業歴、8年の筆者が語る
私、くろやぎは
接客業歴がこれまでの人生
(2022年現在37歳)
で合計8年以上あります。
— くろやぎ (@semirita1000) February 5, 2022
これは、接客業の苦悩を味わってきた
接客業経験者として
その事実、そして真実を
語って良いレベルかと
思います。
(ネット情報や、
脳内だけで語ってる記事じゃないってことです)
内容的にはほぼほぼ
2018年3月アップ(実際に身内限定サイトに公開したのは、2014年)のこの記事を
分かりやすくまとめたもの、になります。
でも物語調なので読みにくいかなと
思って今回説明口調で書き直しました。
(本記事の要点はこの記事で既に全部語ってますwこの記事↑は私の苦悩の産物として産み出されたものですから)
結論から言えば、
お客様第一主義は、
拝金主義によって生まれた
奴隷思想です。
目的は企業の金儲け。
つまりはマーケティングであり、
営業戦略です。
それ以上の何ものでもありません。
(無論、部分的には色々あるでしょう。やりがいとかお客様に喜んでもらうとかサービスマンとしての云々とかね。でも、それは部分的には、です。事の本質は、私が今回語る通りです。「だから」こんなにも闇が深いンですよ。)
日本のお客様第一主義は、異常
日本。我が国の
接客業に於ける、
お客様第一主義。
これは最早、異常な代物です。
接客経験のある方は、接客業の理不尽を身をもって知っているはず。あの、店員になった途端客に絶対逆らえなくなる地獄の空気を。客にサービスしている店員はさながら、どこかの王族を招待しているかのよう。ご主人様と召使いのよう。また接客経験のない人でも、例えば携帯ショップで店員に怒鳴るクレーマーなんて、よく見ませんか? ああいうの見ると私は理不尽の地獄を見ている気分になります。心底嫌な気分になります。
お客様は神様だからといって、何でも要求していいわけではないですよね?
そもそも神様ではありません。何でもどころか、支払う金額以上のサービスを店員に要求する道理はありません(店側は支払われている金額以上のサービスをしてはいけません)。— くろやぎ (@semirita1000) January 27, 2022
店員は、ただ
客にお金を支払ってもらった
対価として
その金額分のサービスをするだけの
存在です。
客と店員は、
お金と交換にサービスを行う、
という対等な関係です。
なぜ?
それは、こうだから→クレームに毅然と対応→店側がその行動を取った従業員を守らないどころか、厳しく処罰→職を失い生活が困難に……
が、あるからでしょ?
逆にこれが無ければ、あなたはどう動けますか? って考えたら分かりますよね? お客様は神様の、裏には働かなければ死んでしまう、会社をクビになったら生活ができないという観念があるからです。この弱みにつけ込まれていいようにされてるのが、日本のサービス業界の実態です。
そして今回の記事は、
なぜ「それ」が存在するのか?
の答えとなる記事です。
そして
これはもうサービスっていうか
奴隷みたいに見えませんか?
私は見えますねェ。
バリバリそう見えますw
ただ理不尽に怒鳴られるだけでもダメなのに、手を引っ張られたり、土下座強要されたり、酷いときは叩かれたり……店員にそういうことをする客もいるんです。それはもちろん、その客が糞なんですけど……店員側、そして店側が、それを許すんですよね(←ここに日本の客商売の狂気が在るんです)。糞客がいたら、糞客対応ができれば、それは、なんてことない問題になるんです。でも、その糞客を王様のように、神様のように、扱わなければならないという・・・どうですか? この日本の接客業の狂気は。これ、十分(普通の人でも)、心が病むレベルの地獄ですよ?
そして「それ」を
おかしい、と考えちゃいけないんです。
変えようとしちゃ、いけないんです。
癒し、とか。
考え方、意識を変える、とか。
糞客が悪いのに、こっち(店員側)で
その理不尽を処理しなきゃいけないっていう
ここで生きたくないよね?レベルの地獄です。
(多くの人がこれを、仕方のないもの、そうである(べき)もの、だと捉えています)
「イカれてる」と題名に書きましたが、日本の接客業に於ける奴隷度は、私の目からすれば「イカれてるレベル」です(申し訳ないけど店員側の意識含めてイカれてます)。そしてその原因は、これから書いていく、徹底した金儲け主義である、企業の拝金主義にあります。だから、「イカれた拝金主義」なのです。
日本の接客業は
余裕で
奴隷の水準に達しています。
滝川クリステルさんがおもてなしとか言ってましたけど、
実質奴隷です。
それくらい店員やサービスマンの
心理的な地位は低いです。
例として、まさにこの記事に出てくる
クレーマー。
こいつは、私が実際にこの目で見たクレーマーや糞客の糞な部分をすべて集結させたらこんな感じになる、
ってキャラなんです。
このポエムに出てくるクレーマーは
実在していたわけです。
ではまず、私が実際に対応した、
または先輩や同僚が対応するのを間近で見ていた、実在するクレーマーを紹介していきます。
接客業の悩みの殆どは、一部のウザイ客、です。99.9%の客は良い客なんですが0.1%変なのがいます。1000人客がいたら1人くらいはヤバイ奴で、それに接客した時の絶望感ったらありません。もちろん、この確率は職種や場所によってかなり変わってきます。さっき例に出した携帯ショップはクズ客%高いです^^;(ていうか実体験を元に考えると、支払うお金で客層が変わります)
8年間の接客業で出会ったクレーマーたち
まず、ヤ〇ザですね。
私、カラオケで店員してたんですけど、
その時に来ました。
集団で。
なんか態度がキングなんですよ、あいつら。
店長がこの日ヤ〇ザ来るからずごい慎重に対応しろって言われて。バイトの私に丸投げです。一人で対応しろとw20歳の時かな。で、ヤ〇ザ一家がくるわけですよ。
ヤ〇ザの娘も来るんです。映画とかドラマに出てくる高慢なヤ〇ザのお嬢様まんまなんですよ。人を奴隷としか思ってない。年齢は17くらいでしたね。17の小娘に「おいタバコ買って来い」とか言われてw「はい、わかりました!」ってタバコ買いに行ったんですね(これ仕事じゃねーよ)。
父親の方は、横柄と怠惰の極みみたいな感じでした。その時は非常に気を付けて接客してたので、何の問題も起きなかったんですけどね。
あとウシジマくんみたいな
闇金がね。来てたんですよ。
いやあんなクールじゃなくて
すげーネチネチした陰険オッサンだったけどw
そのカラオケ店に。
呼び出されて行ったら腕を肩に回されて、捕まえられて何もしてないのになんか説教延々とされてw
あれ? オレの仕事、
キャバ嬢(ここはホストだろ)じゃなくて
カラオケのアルバイトだよね??
ってなりましたね^^;
債務者の夫婦と一緒に来てて。
あれがもう哀れ極まったね。
ここまで人は惨めな思いをさせられるのか
ってほど債務者夫婦は惨めだった。
それを座って延々と見さされる私w
闇金が、債務者の旦那の方に
ずーっと人生論を説教してるんですよ。
次はですね、
「この店ボロボロになるぞ」
って言ってきた客がいたんですね。
これは先輩の社員が対応してたんですけど。
接客中に
大したミスでもない(悪いのは客な)のに
客が怒りだして。
(先輩は私と違って
能力の高い社会適合者(正社員))
見るからに裏社会っぽかった。
これ以上俺を怒らしたら
この店、ボロボロになるぞ。
って脅すんですよ。
あれ? 威力営業妨害で逮捕出来るよねこれ?
って今なら思うけど、まぁやらないんだなw(やれよ、って思いますよね。私が店長なら訴えますけど(でも店長も雇われなンだよなぁ))店長も出てきても謝るしか出来ないので、出てこないんですよwこういうヤバイ客も全部店員に丸投げw
今挙げたのは特別ヤバい奴で、普通のクレーマーもたくさんいましたよwほとんどは、こっちに落ち度は少しあるんですが、なぜかキレてるんですよw キレるほどのことじゃなくね??っていう程度のことでキレてらっしゃるw。例えばさ、牛丼屋に行って、5分待たされてもキレないですよね? 50分待たされたら私でも怒りますけど。でもクレーマーって5分でキレるんです。心の底から。あいつら沸点が1度とかなので(理由は性格が短気過ぎる(他者をおもんぱかる知性がない)のと、人生が上手くいってなくていつもイライラしてるからでしょうw)、何でもキレるんですよね^^;
日本の接客業は、「普通の人」ですら、鬱になるくらい、奴隷度が高い。私のようなHSPだとほぼ無理ゲー(HSPは大体どの仕事も無理ゲーw)
しかし?
糞客がいるから、
接客業は大変……
なんでしょうか??
さっきも言いましたけど、
糞客に毅然と対応出来たら、
糞客はそんな問題じゃなくなりますよね?
ということは、
「それ」が許されない社会の方に
大きな、根源的な、
問題がある、とは考えませんか?
お客様は神様、を考える時、我々は理不尽なクレームをつけてくる【客】に諸悪の根源があると思い込む。
……確かに、害悪には違いない。しかし【客】は、根源ではないと私は考える。 #問題は糞みたいな客がいることではなくその糞客に毅然と対応できない社会の方ではないのかhttps://t.co/rZiX8yGuZi— くろやぎ (@semirita1000) February 3, 2022
そう、問題はクソ客ではなく、そのクソ客に毅然と対応できない、そうすることが許されない、この社会の方じゃないのか?
ってことです。
これが違うと言うのなら、【その社会】は客が気分次第で店側にいくらでも(あからさまな犯罪にならない限り)好き放題振舞えるけど、それを客の道徳心や社会性だけで律している世界……ですよね?
それ、めちゃくちゃ危うくね?
性善説前提みたいな世界じゃね?
……そしてまさにその通りで危ういからこそ、客に対して、まるで王様の機嫌を伺うかのように店員が接しなければならないという、狂った接客現場の現状がある、んじゃないですかね? お客様は神様、だなんて言葉が暴走してしまう現実が存在してしまってる、んじゃないんですかね?^^;
糞客が横柄な振る舞いをする、
というのは、ただの結果で、
原因は別に在る。
なぜ彼ら(客)はクレーマーになる(なれる)のか?
醸成された社会の空気。
お店の空気がもう、
王様扱いだから。
お客様は神様で
神様扱い、そして
王様扱いされるから。
お客様が来た=王様が来た!
みたいな扱い。
その空気は、【誰】が作っていますか?
企業側にあります。
企業は従業員に
そういう教育をしますよね?
してない企業みたことないです。
いや、あったわw
すると、当然従業員は
下僕的な立場になり、
お客様をさながら貴族のように扱う。
当然、客は自分の立場が強いと思い、
傲岸不遜に振舞うのです。
お客様は丁重にもてなすこと。
そう我々には
刷り込まれていますよね?
常識として。
これ、
おかしくないですか?
給料分以上のもてなしをする
必要って一切ないんですよ。
店員って客から
お金を貰って
その対価としてサービスを提供している関係。
対等ですよ、客と店員は。
奴隷になって奉仕することもサービスのうち? おかしくね??www 一部の高級店はそれもサービスに含まれる(くらい金払ってもらってる)でしょうけど、日本ってそこら辺のスーパーやコンビニですらお客様至上主義でしょ? そんだけのお金客からもらってます? もらってないのに奴隷対応のサービスしなきゃいけないのって、おかしくね?(私が資本家や株主だったらその奴隷マインドは超都合良いですけどねwwwww)
いいですか?()
その部分は、奴隷ですよ?
ですよね?
こう考えるのが自然なハズ。
一部の接客業のプロフェッショナルに併せたら地獄になる
ってことも、重要なので伝えます。
一部、いますよね??
人に奉仕するのが生き甲斐
接客業の申し子、
みたいな人。
でも、稀でしょ??
一部、接客業の申し子みたいな人もいる。お客様は神様の精神を心から受け入れて働ける人。生き甲斐にまで思える人。でもそういう人は、全サービスマンの精々数%程度。ほとんどの人はそうじゃない。その数%に併せてたらほとんどの人は地獄。そしてその数%だけでは、サービス業界の需要は埋まらない。
— くろやぎ (@semirita1000) January 27, 2022
【客の時は、最高ですよw
でも、自分が店員側になったら、
どうです?】
そりゃ好きで接客業やってる人ばかりが集まれるならそれでもいいでしょうが、社会通念上、我々働かないと生きていけないワケで。となると、食うため、生きるために接客業に従事する人も多いっつーか、そっち側が大多数でしょ??(ほとんどの人は、接客業自体がしたくて堪らないからしてるんじゃなく、生活の為に仕方なく選んでるだけ、でしょ? そっちが大半なのに、その人たちに奴隷奉仕の精神を求めるって、それおかしくね?) そんな一部のサービスマンであることに生きがいを感じる人間にベースを合わせられたらサクっと地獄完成っスよw
いいですか?←()
ほとんどの人は、
客に奉仕することに生きる喜びとか
感じないんです。
食うため、生活のために、
仕方なくやってるんです。
(そしてその人たちを除外したら(プロ意識の高い人しか接客業をしてはいけない、みたいなことになったら)、接客業・サービス業は供給不足で成り立ちません)
接客業命、みたいな方は、大衆店ではなく、高級店や名店に就職すればいいんじゃないでしょうか。そしたら意識高い人だけで働けますし(ここはどうか解らないけど)見合う給与も払われるはずです。
でもなぜ
そんな大多数側の接客業命
じゃない人たちまで
客に奴隷奉仕するの?
企業側(雇い主)から
そうしろと、
それ含めて仕事だと
教育されてるから、ですね?
(完成された奴隷になるために)
私に言わせれば、
それはもはや
教育ではなく
狂育です。
お客様は神様、は誰に都合が良いのか?
その上にいる株主です。
実はこの視点で物事を考えると
世の中の仕組みは
99%分かってしまうんですw
面白いくらい、解かるw
解けるw
って???
いやいやいやいやw
世の中のことって、
なんとなく、
で成り立ってないんです。
無根拠に善、なことって
ほとんどないんです。
ほとんどは、誰かが得をする為に、
成り立っています。
この事実は誰に都合が良いのか?
って考えると、自然とそれは
強者に都合よくなってることが
大半なんですね。
(これは、私がひねくれてるワケではないと思いますよw)
お客様は神様。
これも、全く同じです。
「お客様は神様」「お客様第一主義」「生活の為に奴隷に成らざるを得ない」「一部の奉仕精神に溢れたサービスマンに、他の大半の(生活の為だけに働いている)サービスマンが併せないといけない」……これぜーんぶ、上で利益を得ている企業(資本家)に都合が良いです。
お客様は神様、の正体は金儲け
はい。
金儲けです。
お客様第一主義の正体は資本家(経営者側)にとって都合の良い、金儲け主義です。そんなものに殺されないでください🥺
— くろやぎ (@semirita1000) June 4, 2021
ほぼ100%これであってると思います。
複雑怪奇ではなく単純明快。
どう考えても、
そうとしか考えられないもの。
(ていうか、
そう考えるといちばん理屈が通る)
……逆の立場で。自分が資本家側に立って考えてみて下さい。私が資本家だったら時給1000円で完璧な接客してくれるのがスタンダードな国とか、客側としても都合良いし、雇用者側としても最高に都合がいいもの。
サービス業や接客業が、お題目通り素晴らしいものなら……???なんで、店員側にあんな尊厳がないんですかね? 「サービス」の領域も、「おもてなし」の領域も、超えてます。あれは「奴隷」ですよ。
普通に生きていくだけで地獄を味わわなければならないくらいアンタが頑張ってくれたら、その分上にいる連中が楽できるからさ。
アンタが殺されかけている理由は、ただそれだけだ。
そして、
貴方がお客さんだとして
同じ料金で。
払った料金相応の接客をしてくる店と
神様みたいに扱われる店
があったら
どっち行きたいですか?
ってことです。
(本来正しいのは上の店ですw)
同じことを(利益を増やしたい)
経営者も考えるでしょうねぇ。
私は、敬語さえ
使ってくれたら(私も店員に使うので)
結構。
でも、大多数は違うよね。
御大臣になりたいよね。
つまり、
お客様は神様で接客した方が、
お客様第一主義の方が、
客が来やすい=お金が儲かる
ってことです(店員の尊厳は犠牲になりますが、それはどうでもいいですw)。
狂気そのもののような、日本の接客業の裏側にあるのは、お金儲けです。これに、もの凄い数の人が、心を病んでいます。
企業ってのは、
金儲けが目的の団体なんです。
(普通に考えたらこれは、解かることだと思います)
社会奉仕とか、経済発展とかもあるよ?
でもそれは、圧倒的2位以下の事柄で
企業の本文は金儲けだ。よって「社会貢献」や「働く意義」は利潤追求に対しプラスになる形で付随されなければならない。
金儲けが第一であり、必須。
社会奉仕や経済発展は
ただの結果です。
第一は、お金が儲かるか儲からないか。
なので、
いかに金を儲けるか?
を考えた時に。
営業戦略の一つとして。
この
お客様は神様や
お客様第一主義、
が出てくるわけです。
難しく考えないで、
普通に考えたら、
お客様第一主義は、
企業のマーケティング。
営業戦略です。
そしてこれは
従業員を教育するだけで
達成可能なため
つまり、社員の精神を
操作するだけで可能なため
(難しい戦略とか、資源投資とか
開発投資とかイラナイ超お手軽手法)
どの企業もそれを行うわけで……。
そうすると
お客様第一主義でない企業は
それだけで他社から出遅れるワケです。
骨の髄まで染みついてしまうほど恐ろしい、お客様第一主義。最初は他社との差別化を図るために行ったこのお客様を王様にする計画だが、サービスマンに感情労働を強いるだけで実現可能であるため、非常に容易い戦略だった。当然負けじと他の企業も取り入れてくる。そのうちお客様第一主義を標榜していない企業がマイノリティーとなり、今じゃお客様第一主義じゃないと、サービス業のスタートラインにすら立てない有様だ。
人情味あふれたタメ口接客の
下町の八百屋のおばちゃんが
自分を王様のように扱ってくれる
教育された奴隷型大企業チェーン店の店員に
かなしいかな、
負けちゃうわけです。
その「負け」を選んでるのは、
我々消費者でもあるんですよ。
私は大型チェーン店の店員に、痒い所に手が届くサービスなんてものを求めない。それを求めたいなら、多少値段が高くても人間関係が面倒でも、地元の個人経営店を生き残らせておくべきだった。それをせずに【安さとテンプレサービス】を選択したのは私なんだから……。
— くろやぎ (@semirita1000) January 24, 2022
もちろん悪い順で言えば
1.デフレ不況
2.金のために何でもやる(大)企業のマーケティング
3.我々の心
の順なんだけど
「距離の近い接客、鬱陶しいな」
「店員なんて、奴隷みたいに従順な方が良いな」
っていう我々の願望が
資本家に利用され
それは
一見イイことのように見えるけど……
結果として
従業員で働いた時には
死にたくなるような
奴隷状態というwwwwwww
客がどれだけ
モンスタークレーマーになろうが、
経営者は痛くも痒くもない。
なぜなら、この営業戦略のツケは、
すべて末端のサービスマンが払ってくれているからだ。
営業戦略、
お客様第一主義。
末端の人間に
奴隷のような感情労働を強制し
利益獲得を図る。
その弊害として生まれた
モンスタークレーマーの尻拭いも、
末端にさせる。
責任のない末端に、
責任を。
昔、買って読んだ本。2004年の本で、私が読んだのももう、15年くらい前かな? 私は、二十歳過ぎの時点で日本のお客様は神様的な接客業に強い疑問を感じていました。この本は実際の販売員さんが書いており、数々の暴言クレームから、脅迫、土下座強要、最後は客に暴力まで振るわれて(責任のないことで思い切り殴られ、警察沙汰にもせずその場で収めて)います。そして、この著者が行き着いた答えは、お客様は神様だけど、我々店員は奴隷ではなく、その神様に使える天使だ、ということ……。ダメだぁ、その解釈( இωஇ )
15年くらい前に読んだ本。著者が家電量販店の販売員。数多くの理不尽なクレームを経験してきた著者は最終的に、「お客様は神様」だが、我々店員は「奴隷」ではなく、その神様をお助けする「天使」なんだ、という答えに辿り着いている。#その答え間違ってるやで pic.twitter.com/HvipcJeM0G
— くろやぎ (@semirita1000) January 31, 2022
「奴隷」→「天使」は言い方をマイルドにして、聞こえが良くしただけのもので、本質的な意味は何も変わってない。天使は神の使い、つまり神の奴隷。完全な主従関係(王様と下僕)にある。
金儲け戦略だと認めたくない労働者と、その心理を利用したい資本家
利潤追求という醜い素顔を社員から隠蔽するため、そしてその隠蔽によってさらなる利益を生み出すため、企業は社員に仮面を被せる。社員もその方が都合が良いため、自ら望んで被り始める
率直に、お客様第一主義や
お客様は神様の概念は、
企業の営業戦略です。
お金儲けです(資本家のね)。
なんですが、人は自分のことを奴隷だと認めたくありません。精神衛生上良くないから(まさに上の本の販売員さんの脳内変換がそうじゃないですかね?)。なので、「お客様の為」「世の中の為」「成長の為」とかいう理由をつけて奴隷である事実を誤魔化します。
そして、
資本家も同様のことをします。
資本家も労働者(今回の場合はサービスマン)が自分を奴隷だと思って働くより、奴隷ではないと思いつつ実際は奴隷と同じ働きをしてくれた方が、都合が良いのです(金儲けのためにね)。なので、「お客様の為」「世の中の為」「成長の為」とかいう理由をつけて奴隷である事実を誤魔化します。
この狂気の利害は、一見一致しているように見えますが、実際は店員側ばかりが損をし、資本家(株主)ばかりが得をします。
私の思考がひねくれている? ねじ曲がっている? それなら、さっきも言いましたが、なぜサービスマンに尊厳がないんでしょうね?^^; そんな素晴らしい社会の目的のために働いているなら当然、サービスマン自身にも尊厳が用意されていて然るべきですよねぇ??^u^;
本来、接客業というものは、こう↑であるべきですよね? 【このラインを超えたら客じゃない】っていう線引きがないと、店員(従業員)側は、どこまでも奴隷対応しなくちゃいけなくなります(100円でお客様=神様待遇=従業員に奴隷をさせることも可能!)。こうした線引きがあってこそ、店員は最高のパフォーマンスを発揮できる、のではないでしょうか。私が社長なら、店員が人間として働ける企業を作りたいです。
度を超えたクレームに対しては、店側が客に毅然と対応して環境を変えていく、というやり方が本来正しいのですが、現代日本で正しいとされることは、店員がプロ意識で我慢する、客の機嫌を損ねず上手く対処する、最終的にはストレス発散や癒しで感情を誤魔化す、と問題の根源から目を背けるやり方ばかり https://t.co/3kk3Ngy8un
— くろやぎ (@semirita1000) January 30, 2022
クレーム、問題行動に。
「お客様だから」「仕事だから」
「サービス業だから」「接客業だから」
「生活が懸かっているから」
……そういう「仕方ない」で納得するのは、
間違っていませんか?
理不尽なことには、店員が、店が、会社が、
毅然と対処することこそ
正しくないですか?
(日本人は本当に、こういったことには、無思考・脳筋で蓋をして、とにかく耐えたり、誤魔化したりして終わらせます。私はぶっちゃけ日本人の狂気の最高峰が、ここにあると思っているほどです)
お客様のため?
(私は支払われた対価分のサービスをすれば十分だと思っているので、そんなお素晴らしい奉仕精神自体ないですが、まあ、仮にその奉仕精神で考えるとしても……?)
その奴隷奉仕、
本当にお客様のためになってますか??
その、支払われた金額を遥かに超えて
お客様を王様にしてあげる対応。
……そのお客様は大抵、
ほとんどが勝ち組ではないでしょう。
ということは???
そのお客様自身や、お客様の近しい人もまた、
店員側になるんです。結構な確率で。
その時に地獄を見る(奴隷をやらなきゃいけなくなる)
のは、当のお客様じゃないんですか?
さてさて、
この庶民同士が
互いに首を絞め合っているシステムで、
唯一笑っていられる人がいます。
それは、誰でしょうか?
金をどれだけ儲けられるか。
企業というものは、結局は、
ただそれだけのものでしかない。
だがあからさまにそう言えば、
社員全体の士気は低下してしまう。
だから美辞麗句で取り繕う。
お客様のため、
自分自身の成長のため、
ってな。
お客様のため、社会貢献のため、そうやって思い込んでいかなければ、不条理に耐えている、という自分が惨めすぎて精神が参ってしまうんだ。そこで人間の脳は不条理に耐えている自分をなんとかして、正当化しようとする。それがお客様主義という名の金儲け主義を押しつけられた、哀れな弱者たちが行き着いた社会適合の正体だ。
↓当記事読者にお勧め
↓当記事読者にお勧め
↓当記事読者にお勧め
自分が働いている時は、自分が奴隷。
働いていない時は、他の誰かが奴隷
まるで、
交代制の奴隷国家だね。
ただし金持ちはずっと
奴隷側にならないで済む。
気づけよ。
このシステムで、
誰が笑ってるのかを。